ホーム>でぶぶの考察シリーズ|阪神優勝(2023年10月2日更新)


岡田阪神優勝雑感と選手名鑑更新できず



阪神優勝しちゃいましたね!実は例年ほど試合を見れていません。昨年後半から仕事と家庭の事情でちょっと忙しくてですね・・・。2014年から作っていた阪神タイガース選手名鑑(2022年決定版)もついに途切れてしまいました。「2023年決定版の選手名鑑」は作りたいと思っているのですが、作れるかどうか・・・あれ見た目はショボいですけど作るのなかなか時間がかかるんですよね・・・。


個人的には、岡田監督再登板にはどちらかと言うと否定的でした。「もうジジイやんけ」「閉塞感がある」「中継ぎ酷使」「前回政権時の悲惨なドラフト(別に岡田のせいではないのだが・・・)」「オリックス監督時のチーム崩壊」などのイメージもあって否定的でした。(予祝とか色紙とか)わけのわからないことをやり出すまでは矢野監督に続投してほしかったのですが、まあさすがに「キャンプでの退任宣言」「色紙事件をはじめとするスピリチュアル路線」で萎えましたね。矢野監督の後任については外部監督でもよいと思ったのですが、それが無理なら「平田さんでも仕方ないかなぁ」と思っておりました。「岡田監督就任」の噂が出だした時は「マジかっっ!今さら岡田はんけぇっっ!平田か今岡でええやんけっっ!」となっておりました。


結果、周知のとおり岡田監督就任と相成り見事優勝しました。もともと岡田監督の戦術能力は評価しておりましたが、以前に比べマイルドになっていた印象です。ちょっと老害気味(←私の勝手な印象です)に見えた岡田監督が今のチームや野球と合うのか心配だったのですが、そこまで波乱も起きずチームは最後まで走りぬきましたね(オリックス時代のあの崩壊模様は何だったのでしょうか?)。投手運用に関しては前政権時代に比べてかなり変わった印象です。酷使らしい酷使もなく先発もリリーフも上手く使いまわしたなぁという感じ。野手運用に関しては前政権時と似た印象で、ある程度の打順とポジション固定が大きくプラスに働きました(時々頑固すぎやろっ!と思いましたが・・・)。助っ人外国人ノイジーの起用法以外は特に文句はありません(笑)






でぶぶの「岡田阪神」に対する雑感と来季の展望



※10月2日現在のテキトーな雑感です。2023年ペナントレースは後1試合残っています。


投手

先発も後ろも余裕を持って運用


■先発については、村上と大竹のブレイクは予想外でしたね。彼ら2人のブレイクによって随分と余裕を持ったローテ運用が可能となりました。青柳、西の本来の先発1番手、2番手が不調だったのにローテが崩壊しなかったのは間違いなく彼らのおかげです。


■中継ぎ陣の酷使についてはかなり心配していたのですが、質ではJFKに劣るも量の豊富さ(プラスそれなりの質)を誇るリリーフ陣で余裕を持ってシーズンを乗り切りました。去年神がかっていた湯浅と浜地は誤算でしたが、いつもの面々(岩崎・岩貞)に加え、阪神お得意の再生型中継ぎ・加治屋、それなりの外国人2人(ケラー、ブルワー)、復活の島本と及川、一皮むけた石井、一時神がかり的だった桐敷などいっぱいいて助かりました(笑)特にサウスポーの充実度が凄かったですね。これほどリリーフ左腕が充実しているのは見たことなかったです。




捕手

正捕手坂本!(笑)


■岡田監督がシーズン前から「正捕手梅野」を宣言していたので、まさか記念すべき優勝イヤーの正捕手として名を残すのが坂本(8年目30歳)になるとは思いませんでした。もちろん梅野(10年目32歳)の不調や怪我が正捕手坂本を生んだのですが、以前から一部阪神ファンの間でささやかれていた坂本のリード力が大いに冴えわたったのも事実です。まさか「矢野の愛人」と言われた坂本が、梅野LOVEの岡田監督のもとでキャリアハイの成績を残すとは・・・人のめぐり合いというのは不思議なものですね。

■とは言っても梅野も実力者です。梅野の体調が万全なのであれば、来季は梅野半分、坂本半分くらいの起用がよいのではないでしょうか。坂本は好捕手ですが身体能力が高いわけではないし、打撃能力もはっきり言って低いです(今年は頑張っていると思いますが、今年くらいの打撃が上限だと思います)。やっぱり坂本が1年間正捕手として回転する姿がどうにも想像できないんですね。また、梅野も同様でセリーグ屈指の捕手だった18年から20年あたりの力が戻るとも考えにくく(加齢や怪我の蓄積などが衰えの原因でしょうから、あの時の素晴らしい攻守を取り戻すのは難しいと思います)、不動の正捕手として固定するほどの力(18年から20年あたりに見せた能力)は残っていないと見ます。双方とも「不動の正捕手」というイメージが湧きづらく、やはり来季は併用がいいと思うんですけどね。

■第3捕手の長坂(7年目29歳)は第3捕手のままでした。第3捕手としては特に不足はないので来季も第3捕手だと思います(逆にレギュラーをとるイメージは湧いてこないです)。栄枝(3年目25歳)は若手ですけど来季で大卒4年目ですからそろそろインパクトを残さないと、未来の正捕手ではなく長坂の後継者(後継の控え捕手)となってしまいます。未来の正捕手候補と言うことであれば一番手は中川(2年目19歳)でしょうか(すでに2軍では主力レベルと言えます)。中川より2歳年上の藤田(4年目22歳)はなかなか厳しい立ち位置です。また、育成上がりの打撃型捕手片山(5年目29歳)は2軍で独自の立ち位置を築いています。正直片山が今後1軍に定着するとは思えないのですが、2軍でどこまで生き延びるのかにも注目しています(今年であっさりクビになるかもしれないし、後5年生き延びるかもしれない、そんな感じの不思議な立ち位置ですかね)。




内野

ほぼ固定。グッバイ糸原(泣)


■まずは一塁です。大山(7年目29歳)で1年間固定しましたね。大山は三塁もレフトも守れる選手ですから(三塁は佐藤より、レフトはノイジーより上手い気がする 泣)一塁で固定はもったいないかなぁとも思いましたが、一塁に守備の良い選手(球際に強い選手)を置くのが岡田野球ですし、大山が一塁で固定されたことにより内野全体が締まった印象もありましたから多分正解なのでしょう。大山は年齢的にもこれから数年が全盛期ですから代替え選手を用意する必要はありません(大山の怪我などの緊急時は原口や糸原が務めるでしょうし、いざとなったら外国人選手を補強しやすいポジションです)。大山がFAで移籍しない限りは今後数年は安泰のポジションですね(多分移籍しないと思う)。


■次は二塁です。中野きゅん(3年目27歳)が一人で守り切りました。打撃・守備・走塁が高いレベルで安定しており、しかも体も丈夫・・・申し分ありません。一塁の大山と一緒で今後数年は安泰のポジションです(大山と違ってFA移籍の心配もないしね)。心配なのは勤続疲労や怪我による衰えのみですかね。同じ属性(大卒社会人出身)で広島3連覇の主力遊撃手・田中広輔の急激な衰えを見るに少し心配です。無理にフルイニング出場させなくてもええんちゃうか、と思いますね。次代の二塁手はどうでしょうか?中野が今のところ万全ですから当分は問題ないのですが、2軍で一番二塁を守ったのは遠藤(4年目22歳)です。今までひどかった打撃(長打力がないのに2軍でも2割台前半がやっとだった)がかなり上向き成長中ではあります。ただし、長打力・守備・走塁に特徴があるタイプではないので次代のレギュラー二塁手候補かと言われると少し疑問ですね(遠藤は2軍で常に3割以上打てるようになる等打ちまくるしかないと思います)。


■遊撃です。小幡(5年目23歳)木浪(5年目29際)のドラフト同期組(年齢は6歳違いですが)の争いで幕を開け、個人的には若い分小幡がわずかにレギュラー争いをリードしているかと思ったのですが、木浪が打撃力でレギュラーを奪い取りました。木浪も通年の成績で言えば見た目の数字は普通なのですが、打線が苦しい時期に奮闘し、8番打者という役割を1年を通してそれなりのレベルで全うした感じです。なので、打撃は数字以上の存在感があったと思います。ただ、打撃・守備・走塁ともプロ野球のレギュラー遊撃手としてずば抜けたものはなく中野のように「怪我さえなければ数年はポジション安泰」ということはないかと。身体能力は、若い小幡が上回っており、守備・走塁の潜在能力は間違いなく小幡が上でしょう(守備の安定感については、今は木浪が上かもしれませんが・・・)。小幡の打撃が悪いわけではないので、来年木浪の打撃が少しでも落ちれば小幡がレギュラーを奪うかもしれません。


■2軍では主に高寺(3年目21歳)戸井(1年目18歳)山本(8年目30歳)が遊撃を務めました。高寺は二遊間の選手としては打撃センス抜群と言えますが、遊撃守備がかなり粗い上に「右投げ左打ち単打タイプ」という属性が小幡とかぶり、小幡と年齢差もないため1軍では遊撃より二塁で勝負したほうがよいように思います(中野とは年齢差があるので中野の後継者を狙う方が現実的かと)。戸井は高卒1年目で打撃も守備も2軍ですさまじい粗さを発揮しておりますが、右打ちの長距離砲ということで次代の遊撃手としては高寺よりは可能性があるように思います(能力がどうこうと言うよりは阪神の二遊間に少ないタイプゆえです)。山本はご存じの通り矢野政権下では控え内野手として1軍で結構重宝されました。1軍でもそつなくこなせる能力はあると思うので、木浪と小幡が同時離脱した場合などには山本が1軍の遊撃を守っていると思います(第3捕手のような立場ですかね)。山本を今年のクビ候補にあげる人も結構いるのですが、チーム構成的には簡単にクビにできないのではないでしょうか。


■三塁です。我らがサトテル(佐藤。3年目24歳)で1年間固定しました。三塁の守備ではかなりのエラーを記録しましたし、強肩・俊足でもあるので本来はライトで使いたい気もします。ただ「三塁に日本人の生え抜き長距離砲はロマンありすぎ」「代わりの三塁手が糸原・渡辺って小粒ぎねぇか」などの理由から来季以降も佐藤固定でよいかと思います。佐藤の場合、守備も打撃も伸びしろがかなりあると思いますので、来年は「打率270ホームラン30本」くらい、再来年は「打率280ホームラン35本」くらいの成績を残してほしいですね。三塁手でメジャーから複数オファーがくるような選手になってほしいです。


■その他の内野手です。昨年までのレギュラー二塁手糸原(7年31歳)にとっては厳しいシーズンでしたね。今でもレギュラーで出れば木浪以上の打撃成績を残せるんじゃないかと思いますが、ポジションがないですよね。中野が二塁にコンバートされた今二塁手としての復権はありえないですし、三塁の佐藤からレギュラーを奪うのもほぼ不可能です。阪神においては「大山・佐藤離脱時のスタメン」「左の代打」として生きていくしかないでしょうね。ただ、チームによってはレギュラーとして出場できると思うので(糸原が望むのであれば)トレードに出すのもありでしょう。熊谷(6年目28歳)植田(9年目27歳)に関しては今後も代走・守備固め要員でしょうね。やはり打撃力が弱すぎて今後レギュラー候補となるのは厳しいでしょう(2人とも代走要員としてはかなりの実力者だと思いますが)。北條(11年目29際)は厳しいよね・・・好きな選手なんですけど・・・いまだに渡辺使うなら北條でいいやん、とか思うのですけど守備走塁は最早アレだし打撃も年々劣化気味なので冷静に考えれば戦力外もありうるかと・・・悲しいですよね(泣)日本ハムからきた渡辺(10年目28歳)は「直球破壊王子」と呼ばれていた時の力はもうないですね。ポジションは二塁か三塁なのでしょうけど、糸原と同レベルの二塁守備力では中野に挑戦することもできないし、三塁守備も特段上手くないですから守備型三塁手としても使えないし、代打の切り札として使うほどの勝負強さは感じないし、全く力がないわけではないけど色々と立ち位置が難しい選手だと思います(佐藤離脱時にスタメンで使うなら、総合的に見て糸原のほうが良いかと思いますしね)。渡辺と同じく日本ハムからきた高浜弟(9年目27歳)は渡辺以上に厳しいですよね、まずポジションが一塁手というのが厳しい、それでも21年に日本ハムで準レギュラーを務めた時程度の打撃力が復活すれば大山の控えくらいは務まるのですが、2軍でも打撃がボロボロです(一体何があったのでしょうか?)。今年で戦力外になっても驚きません。原口(14年目31歳)は代々の切り札(プラス超緊急事態の一塁と捕手の控え)でよいかと思います(もうちょっと打ってほしいけど・・・)。






外野

近本は万全。まさかのノイジー規定打席到達(笑)


■まずセンターの近本(5年目29歳)は言うことなしですね。個人的には見た目の数字(打率とかホームラン数とか)をもっとインパクトのある数字にしてくれたら言うことなしですが、阪神打線における存在感は大山と双璧です。肩力はイマイチですがそれ以外のセンター守備はセリーグ屈指かと。怪我さえなければ今後数年はセンターは安泰です(今年はけっこう死球をくらって傷んでいたので心配ですが)。


■レフトは助っ人外国人ノイジー(29歳)が超微妙な成績にも関わらずまさかの余裕の規定打席到達(泣)確実性の低い中距離砲で守備も「助っ人外国人にしてはマシかな」というレベル(ただし強肩は一流です)。この打撃レベルの外国人をここまで固定して起用した意図がよく理解できません(今シーズンの岡田采配で一番不可解だった点です)。これだけの打席を与えれば現役ドラフトで放出した陽川でも似たような成績を残せそうですし、小野寺・井上ら若手をもっと起用しても良かったのではと思ってしまいます(高山にチャンスを与えても良かったかと)。これ以上成績が伸びるとも思えないので、個人的には来季は契約しなくてもよいとは思いますが、岡田監督が個人的に気に入っていたりしてたらどうなるでしょうか・・・。


■ライトで最終的に固定されたのはドラ1ルーキー森下(1年目22歳)でした。かなりの低打率ですが、1年目から2桁本塁打は見事だと思いますし、選球眼も向上の余地がありそうです。守備・走塁がそれなりのレベルにあり、肩もまあまあ強いなど甲子園のライトを無難に守れそうな点は高評価です。不動のレギュラーに育て上げないとならない選手かと思います。


■森下と1軍で外野ポジションを争った選手に目を向けると、まずは井上(4年目22歳)でしたね。阪神ファン期待の高卒長距離砲ですがイマイチぱっとしません。今季は1軍でスタメンのチャンスをそれなりにもらいましたが、残した成績以上に期待感が低い感じです。まず、ストレートをバシッととらえてスタンドに放り込めそうな雰囲気がない。また、あからさまな三振が多すぎる。2軍でもホームランは放っているものの打率はずっと2割台前半。来季は同学年の大卒選手がプロ入りしますが、そろそろ1軍に定着しないと2軍の帝王コースです。


■阪神ファン期待の左のスラッガー前川(2年目20歳)は1軍で爪痕を残しました。打撃技術は高卒2年目とは思えず十分に1軍レベルです。前川の場合は能力というよりは「1軍で試合に出れるコンディションを維持できるか」というあたり次第かと・・・。ただ、守備・走塁が期待できず、長距離砲とも言えない感じ(せいぜい中距離砲でしょう)からして、1軍でレギュラーとなるには相当打たないと厳しいでしょう。もう一人の新外国人・ミエセス(28歳)はもともと「ノイジーがこけた場合用」という感じの立ち位置だったと思いましたが、1軍でもそれなりに起用されました(成績は年俸7000万円の外人としてはダメダメですが)。ノイジーに比べるとパワーや伸びしろ(「夢」とも言う)はあるので、宝くじ感覚で来季も残すかもしれません。ただし、守備・走塁はノイジー以下ですからかなりの長打力を発揮しない限りレギュラー起用する価値はないかと思いますね。


■22年は21盗塁を決めプチブレイクした島田(6年目27歳)でしたが、今年の打撃成績はウンコです(こんなに打てない選手ではない、とは思うのですが 泣)。かなり起用されたと思うのですが、この打撃ではスタメン起用する価値はないかと思いますね・・・。近本の代わりにセンターを守れる(なお、守備力はかなり落ちる)貴重な選手だけにもっと奮起してほしいですね。


■ノイジーとの対比で阪神ファンの間で物議を醸した小野寺(4年目25歳)です。数字は残していたので「数字が落ちるまではノイジーの代わりに使ったれよ」と私も思いましたね。ただ、今後小野寺がレギュラー級の選手になるかと問われれば疑問です。貴重な右の中距離タイプの外野手ですが、守備・走塁は甘めに見ても平均レベルくらい。1軍で2桁本塁打を打てるほどの力がありそうかと問われれば、そこまでの力は感じません。個人的には1軍の「渋めの控え外野手あたり」が小野寺の到達点ではないかと思っております(控えにまわった時代の平塚とかみたいな感じ)。「普段は代打待機だけど、主力が怪我した時にスタメンで出場。時にはクリーナップを打つことも。引退までに1度は規定打席に到達するかも」というような選手になるのではないかと。


高山(8年目30歳)はノイジーがあの状態でしたし、1度くらい数試合スタメンのチャンスをあげてもよかったは思いますね(2軍で打ってる時期もありましたし)。でもこれでかなり厳しくなりましたね、戦力外か現役トラフトかトレードか形は分かりませんが来季は阪神にいない可能性がかなり高いです。北條と並んで好きな選手だったのでかなり悲しいですけど、阪神ではもう厳しそうですしね・・・。同期の板山(8年目30歳)も厳しいですね・・・今季は岡田監督の目にとまり開幕直後は1軍にいましたが、やはり打撃が1軍スタメンレベルではないです。ユーティリティープレーヤーとしてもあくまで2軍レベルでのユーティリティーだと思うんですね。戦力外の可能性もありますが、複数ポジションを守れる点がどう評価されるかでしょうね(複数ポジションを守れる選手は長いシーズンを戦う上では重要ですからね)。


■社会人から入団して2年目の豊田(2年目26歳)は、大卒社会人入団2年目にも関わらず1軍出場ゼロは厳しいですね・・・。確かに2軍でもインパクトのある成績は残せていませんが、近本以外の外野がボロボロの時期も長かったので、その時期にお試し起用くらいしてもよかったとは思います。大卒育成の野口(1年目23歳)は、ほとんど期待していなかったのですが、2軍で3割6ホームランとなかなかの好成績を残しました(同じ大卒育成外野手の小野寺の1年目の成績をはるかに上回ります)。右打ちですし来季は1軍枠争いに加われるかもしれませんね。高卒入団1年目の井坪(1年目18歳)は最終的には2割5分を下回りましたが、序盤は高打率をキープし阪神ファンにインパクトを残しました。あの変わった打撃フォームがどこまで通用するのか?という疑問もありますが、将来のレギュラー候補として期待大です。いきなり1軍定着という選手ではないと思いますので、来季は2軍で「規定打席+3割前後の打撃成績」を期待したいですね。




全体

来季の阪神の布陣は?


■捕手は梅野と坂本の争い(併用するんじゃないかと思います)。一塁大山、二塁中野、三塁佐藤は恐らく固定でしょう。ドラフトで即戦力の遊撃手でも指名しない限り遊撃は今季と同じく木浪と小幡の争いかと思います。センター近本は鉄板、ライトは鉄板とまでは言えませんがある程度森下でいくのではないでしょうか。問題はレフトですね。さすがにノイジーの契約更新はないと思うので、現有戦力で言えばミエセス、小野寺、前川、井上ら(※井上は願望込み)の争いかと(現状の島田ではレギュラーとして考えるのはちょっと厳しいですよね。野口や井坪が参戦してくれれば嬉しいですけどまだ早い気がします)。ただ、どの選手も決め手に欠けるところもありますから、新外国人の獲得やドラフトでの即戦力外野手の補強もありかと思います(森下もこける可能性もありますしね)。まあ野手は全体的にベテランらしいベテランもおらず(あえて言うなら梅野くらい)、年齢的に充実期にかかる選手も多いですから今後数年間は優勝争いをするのではないかと思います。