阪神タイガースドラフト考察2002年ドラフト>久保田智之

2002年ドラフト5位 久保田智之 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

久保田智之選手 年度別成績
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
03 阪神 26 10 89.1 100 27 3.12
04 阪神 28 69.0 69 19 4.04
05 阪神 68 27 80.2 97 15 2.12
06 阪神 47 16 50.0 57 19 3.96
07 阪神 90 108.0 101 32 1.75
08 阪神 69 85.1 75 34 3.16
09 阪神 2.1 15.43
10 阪神 71 81.2 68 17 3.20
11 阪神 23 21.2 26 5.40
12 阪神 3.0 6.00
13 阪神 17 21.0 14 13 5.57
通算 444 17 41 34 47 612.0 612 188 3.16


ドラフト的選手評価・・・B

B評価だがAに近いB。継続的に成績をキープできていない点が引っ掛かった。まだ現役なので、後一押しがあればA評価になると思う。

超てきとう考察

マウンドで雰囲気がある剛球投手。

(理由は謎だが)ドラフト前に阪神入団を希望してくれた有り難いお人。アマチュア時代けっこう有名な投手だったと思うが、彼を5位で獲得できたのは彼の意志もあったのだろうと思う。1年目から起用され、福原以来久しぶりに球が速い新人が出てきたと阪神ファンを喜ばせた。先発・中継ぎとして実力を示し上々のルーキーイヤーを送り、今後は剛球先発投手として育成されるのだろうと思われた。

2年目には監督が組長からどんでんに変わり、久保田はシーズン中から後ろに転向させられる。これが成功だったかどうかについては何とも言えない。当時は先発としてもある程度の結果を残していたので、先発で育成していればもしかしたら不動のローテーション投手になったかもしれない。ただ、タイプ的には抑え、中継ぎのほうがしっくりするのは確かだ。ふてぶてしい風貌、テレビ画面で見るとお仁王様に見える後姿。投げる球も150キロを超えるストレートと速いスライダー、フォーク(縦のスライダーか?)で緩い変化球はなかったと思う。やはり試合の終盤に相手打線の前に立ちはだかるのが似合っている。

岡田阪神はJFKという最強のリリーフ陣を中心にリリーフ偏重型の野球を展開する。この中で久保田が負った役割は極めて重要だった。連投が利き、複数イニングを投げれる久保田は「リリーフ型野球」の無理をする部分を背負わされた感がある。そしてチームへの貢献度ほど球団やファンからの評価は高くなかったのではないだろうか。それはJFKの残りの2人藤川とウィリアムスが凄まじすぎたからだ、藤川を球史に残るようなストレートを投げていたし、ウィリアムスは左のサイドスローから150キロ台の半ばストレートとお化けスライダーを投げていた(しかも映画俳優っぽいイケメン)。この2人と比べられたらたまったものではない。久保田が無理する部分を引き受けたからこの2人がより輝けたとも思うのだが・・・(藤川もウィリアムスもけっこう投げされられていたが、久保田に比べたらマシ)。

年間登板数90試合などのお化け記録を作ったりしていたが、2009年あたりから久保田は力をなくしていく。2010年に一時期復活したが、その後は往年の球威は戻ってきていない。あれだけ毎年投げていれば当然かもしれないが・・・。ある意味岡田政権を保持するための人柱になったようにも見える(藤川やウィリアムスもそうかもしれない。岡田政権は中継ぎ投手陣の奮闘で持っていた感がある)。

最後に1年でもよいので復活してあの豪快なピッチングを見せつけてほしいと思う。