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2003年ドラフト自由枠 鳥谷敬 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

鳥谷敬選手 年度別成績
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
04 阪神 101 261 59 17 21 66 251 320
05 阪神 146 646 159 52 53 115 278 343
06 阪神 146 609 157 15 58 60 111 289 362
07 阪神 144 642 154 10 43 63 106 273 350
08 阪神 144 605 147 13 80 68 85 281 365
09 阪神 144 617 155 20 75 65 83 288 368
10 阪神 144 651 173 19 104 66 93 13 301 373
11 阪神 144 590 150 51 78 72 16 300 395
12 阪神 144 624 135 59 94 91 15 262 373
13 阪神 144 643 150 10 65 104 65 15 282 402
通算   1401 5888 1439 112 604 672 887 89 282 368


ドラフト的選手評価・・・A

A評価だが引退時にはS評価になっていると思う。単年のインパクトはそこまでない積み重ねタイプだが、その積み重ね方が尋常でない。

超てきとう考察

金本以上の鉄人。積み重ねた数字から凄みを感じる選手

阪神という球団は逆指名や自由獲得枠などの活用が下手なイメージがあった。人気球団なのでスタートラインでは他球団より有利なはずだが、中途半端な選手を獲得してしまうのだ(低迷期が長かったため有力選手に見放されていたとも言えるかもしれないが・・・)。そんな中で鳥谷の獲得成功はある意味衝撃的だった(獲得できるわけがないと思っていた)。六大学の正真正銘のスター選手で阪神以外の複数球団も獲得を狙っていた(巨人も狙っていたらしい)。そんな選手が阪神入団を自ら希望してくれるとは・・・。「選手生命を伸ばすため土のグランドが良かった(東京ドームの人工芝は嫌ということか?)」「遊撃でプレイしたかった(当時巨人には遊撃で二岡が君臨していた)」「阪神が暗黒期を脱していた」「どんでん早稲田ルート!?」などといろいろな要因が考えられるが、「阪神ファンだから阪神に入団した」というわけではないらしい。

1年目こそ試合に使ってもらっていた感が強かったが2年目になると実力で遊撃を確保。優勝時の正遊撃手藤本を打率、パワー、守備、送球、体の強さ、将来性など全てで圧倒し甲子園のショートは鳥谷のものになった。管理人は同じ六大学の高橋由伸クラスの打撃を期待していたので打撃に関しては少し物足りなさを感じていたし、同じような思いの阪神ファンも多かったと思う。だが今となれば負担の多い遊撃でフルイニング出場していたことを考えると鳥谷の打撃成績でも十分すぎるほどだったと思う。淡々と安定した成績を毎年毎年積み重ねていく鳥谷にだんだんと凄みを感じるようになっていき、今では彼の打撃に文句を言う阪神ファンはほとんどいない。

鳥谷の早稲田時代の打線は1番・田中(ヤクルト)、2番・青木(ヤクルト)、3番・鳥谷(阪神)、4番・比嘉(広島)、5番・武内(ヤクルト)、6番・由田(オリックス)と多くのプロ野球選手を輩出したことで有名だ。一般的には彼らの中で最大の成功者は青木とされてきた。でももし管理人が阪神球団首脳でドラフト時に(プロ入り後の成長度も踏まえた上で)「青木か鳥谷好きなほうを獲得できる」となればやはり鳥谷を獲得するだろう(青木がメジャー挑戦しないとしてもだ)。確かにヒットメーカーとしては青木のほうが優れているが、走攻守の総合力やチームへの貢献度で考えれば鳥谷のほうが上であろう(阪神ファンのひいき目もあるかもしれないが・・・)。

管理人が感じた鳥谷の打撃
打撃そのものに圧倒的なスケール感はない。阪神では近年3番を打つことが多いが他球団のクリーンナップの打者と比べれば破壊力は劣る。ただ、鳥谷が打席にたつと相手投手が簡単に四球を出したりと謎の磁場が発生しているように感じる。打者としてそこまで怖さがあるとは思えないのに(ホームランを打たれる可能性が低いため)四球が非常に多いのはなぜなのか?「選球眼が良い」だけでは片づけられないような気がするほどの四球の多さだ。何かの記事でセリーグの投手が「鳥谷さんが打席で何を考えているのか分からない・狙い球がわからない。だから一番嫌な打者だ」という趣旨の発言をしていた。打席で(打席以外でも)無表情、無反応な鳥谷は相手投手に不安感を与えていたのだ!

管理人が感じた鳥谷の守備
宮本が引退し、井端に往年の輝きがない現在ではセリーグ一だと思う(パリーグ事情に詳しくないためはっきりしたことは言えないが、セ・パあわせても一番かもしれない)。華麗さを感じるプレイは少ないが、「鉄壁」という言葉が似合う選手だと思う。広大な守備範囲、球際に強い守備、強肩を活かした速い上に正確な送球、ほとんど発生しないミス(土のグランド甲子園でありながらエラー数は大概一ケタ)は素晴らしい。かつての阪神の遊撃手たちの守備は何だったんだと思ってしまう(管理人がリアルタイムで見たのは今岡、田中秀太、沖原、藤本、吉田剛、関本など)。他球団ファンから「守備範囲が狭いからエラーが少ないんだ」と言われたりもするが、管理人の目には鳥谷の守備範囲は狭いどころかかなり広いと思うのだが・・・贔屓目なんだろうか?

異常なまでの鉄人力
「鉄人」と言えば一般的には金本を指すが、金本以上にこの言葉が相応しいのは鳥谷だと思う。上位打線を打ち、負担の多い遊撃手であるにも関わらずケガをしない(もしくはしても気にしていない)。プロ入り2年目から全試合出場・・・異常だ。試合数だけでなくフルイニング出場している年も多い。本人の節制と努力の賜物なのだろうがそれにしても異常だ。40歳でも普通に遊撃を守っていそうで恐ろしい。

むっつり力
鳥谷はむっつりしている。ほとんど表情が変わらない(西岡と戯れているときはたまに笑顔になっているが・・)。面白味のない男にも見えるが実はいろいと面白いエピソードも多い。「筋肉ファンタジー」「海老蔵瞬殺事件」「金本介護のため新たな概念ショフト誕生」「無敵の夜の三冠王」「筋トレ=歯磨き」「団長もしくは大沢たかお」「トリが来てくれたら嬉しい。でも新井さんは・・・by能見」「2割8分リミッター装着」「猛歩賞を度々達成(猛打賞の四球版)」等等。鳥谷はむっつりに見えて実は素敵な漢(おとこ)だったのだ!あの鉄仮面の下には熱き漢の血が流れているのだ!

メジャー志望もあるようだが、できれば阪神で2000本を達成して引退してほしい、個人的には「40歳で遊撃手フルイニング出場しそのまま引退」のような最期がカッコイイと思うのだが・・。ホントにやりそうで怖い。