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ダレル・メイ 〜阪神タイガース最凶外国人列伝〜

ダレル・メイ投手 年度別成績(日本プロ野球)
左投げ左打ち
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
98 阪神 21 21 129.2 94 55 3.47
99 阪神 18 18 112.1 113 38 4.25
00 巨人 24 24 12 155.1 165 40 2.95
01 巨人 26 26 10 159.0 168 45 4.13
合計 89 89 32 31 556.1 540 178 3.67


推定年棒・・・98年 3200万円
       99年 3200万円
       00年 1億5000万円(巨人)
       01年 2億5000万円(巨人)


最凶外国人列伝的選手評価・・・C

暴力行為、中傷ビラ、和田への危険球など阪神ファンである管理人かあすれば「うぬぬ!」となる言動も多いが、先発ローテーション投手としてかなりの能力があったのは間違いない。最凶外国人列伝的評価は阪神時代のみを対象とするためにC評価だが、巨人時代を含めればB評価だろう(巨人時代に年棒分働いたかと言われれば微妙な気もするが・・・)。

ダレル・メイ投手 でぶぶによる超てきとう考察

小気味良い投球の先発左腕。阪神ファンからすればダークなイメージの投手

98年のシーズン中に来日し先発として安定したピッチングを見せる。この年は勝ち負けこそ4勝9敗だが、防御率は3.47と悪くなく勝ち星が少ないのは暗黒時代阪神の打線のせいと言ってよい。翌年も開幕から中4日、中5日での登板に耐えるなど先発ローテーションの中心として活躍する、球数制限(90球の球数制限)があったり防御率も4点台だったりしたが99年の阪神前半戦進撃を支えた先発が藪とメイだったのは間違いない。

メイのストレートは特筆すべき速さはないが140キロ前後で小気味よく投げ込む。逃げる系の変化球も何種類か操り、技巧派タイプかと思いきや、奪三振が多く意外と本格派だった。当時のメイであれば左の先発投手としてどの球団でも(エース格は無理にしろ)先発ローテーション入りはできたと思う。

しかし、メイはいろいろとやらかす。元々99年より就任したノムさんとは相性が良くなさそうだったが、「野村監督中傷ビラばらまき事件」や「歯の治療と言いながら彼女と旅行に行ってたよ事件」などをおこし99年限りで自由契約に。その後は宿敵巨人と高年棒で契約し、阪神・和田への危険球で「狙った」と発言するなど阪神ファンからすれば「悪役的ポジション」を確立していく。阪神時代と違って巨人時代は打線の援護もあったため2年連続二桁勝利をあげた。また、元来メジャー志望が強かったためか、2001年オフに巨人を退団している。

阪神ファンである管理人からすれば自己主張の強い嵐のような男であった。うまく手綱を握れる指揮官がいれば阪神でももっと活躍できたのだろうが・・・(星野さんくらいだったら上手くやったかもしれないが、ノムさんじゃあ無理だよな・・やっぱり)。


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メイ投手 メジャーリーグの成績

ダレル・メイ投手 年度別成績(アメリカメジャーリーグ)
@アトランタ・ブレーブス
Aピッツバーグ・パイレーツ
Bエンゼルス
Cカンザスシティ・ロイヤルズ
Dサンディエゴ・パドレス
Eニューヨーク・ヤンキース
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
95 @ 4.0 11.25
96 AB 10 11.1 9.53
97 B 29 51.2 42 25 5.23
02 C 30 21 10 131.1 95 50 5.35
03 C 35 32 10 210.0 115 53 3.77
04 C 31 31 19 186.0 120 55 5.61
05 DE 24 66.1 35 23 6.78
合計 161 26 43 660.2 414 212 5.16

巨人からメジャー復帰後3年間先発ローテーション投手として活躍!しかし防御率もかなり酷く、状態がよくないチームなので先発ローテーションに入ってしかも外れなかったというのが実情か・・・、特に2004年の9勝19敗はすごいの一言。



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