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前田忠節 〜阪神タイガース補強選手列伝〜

前田忠節内野手のデータ
遊撃手・二塁手
  右投げ右打ち 1999年ドラフト3位
<経歴>
東洋大学
大阪近鉄バファローズ(2000〜2004)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2005)
阪神タイガース(2005〜2009)

前田忠節選手のプロ野球通算成績
年度 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
通算 426 598 100 27 31 89 194 245


★阪神入団の経緯・・・トレード
           ※沖原とのトレード


★前田選手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「これは沖原に出番を与えるためのトレードやな・・・今の阪神、沖原クラスでも試合に出れない状況やから前田は出場機会ないやろうなぁ」




阪神にやって来る前の前田選手

阪神に来る直前3年間の前田内野手の成績
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
03 近鉄 95 80 15 221 274
04 近鉄 30 26 182 280
05 楽天 15 18 118 111

PL学園→東洋大学→プロという流れでポジションは遊撃・・・今岡と経歴その他が被りまくりの選手。ドラフト時には阪神も指名を検討していたらしいが諸事情(逆指名で遊撃の的場を獲得したためだと思われる)により近鉄が3位指名。守備力に関してはまぎれもなく即戦力で(今岡よりよほど上手)、1年目から100試合に起用されるなど活躍。それ以降も常に1軍戦力ではあったがしょぼすぎる打撃がレギュラーへの道を閉ざしてしまった(涙)準レギュラー、守備固めとして1軍にはいるものの同タイプの後輩・阿部(真宏)に打撃力の差でポジションを奪われてしまった印象。

分配ドラフトでは楽天に移籍したが、2005年シーズン中に沖原とのトレードで阪神に移籍。

トレード時の印象だが、阪神としては前田が欲しかったというよりは、「鳥谷、藤本、関本という二遊間の厚い選手層によって出番を失っていた沖原を救済するためのトレード」という印象を受けた。沖原が楽天に行ったら、同タイプ、同ポジションで打撃力の劣る前田は出番が無くなるだろうなぁ〜ということで前田がトレード相手になったのだと思う(涙)




阪神にやって来た後の前田選手

前田忠節内野手 年度別成績(阪神時代)
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
05 阪神 ーー ーー
06 阪神 ーー ーー
07 阪神 ーー ーー
08 阪神 000 000
09 阪神 1軍出場なし


高い守備力を誇るいぶし銀遊撃手で、2軍で待機して鳥谷が怪我等で離脱した場合には緊急出動する予定だったが、鳥谷が鉄人すぎて在籍5年で緊急出動機会はゼロ(号泣)


★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・E


沖原放出ありきのトレードだったと思われる上(沖原に出場機会を!という親心トレード)、沖原より打撃力が数段劣る前田の立場は厳しいと感じていた。前田がトレードされてきた2005年というと鳥谷が2年目で守備の安定感はまだまだの時期、守備力という面では前田に一日の長があったと思われる。しかし、どう考えても沖原、藤本より数段下の打撃力(1軍では2割前後がやっと、長打力なし)では鳥谷を外してまで起用するメリットがなく2軍へ(涙)

鳥谷が離脱でもすれば守備力の高い前田の出番もあったのだろうが、鳥谷が金本以上の鉄人ぶりを発揮し出したため前田の1軍はどんどん遠のいていく。2軍でも打率2割5分がやっとの打撃力では、当時の二遊間の守備固めが不要な阪神においては1軍は厳しかったであろう。

前田の印象だが、打席での威圧感や存在感はほとんどなく、タイプとしては2番タイプ(タイプ的には2番だと思うのだが、あまりの打撃力のなさに準レギュラーだった近鉄時代も的山と二人で恐怖の8番、9番を形成していたような気が・・・涙)。守備は華麗ではないが堅実な職人タイプ。遊撃、二塁を守れるので二遊間に守備固めが必要なチームであれば準レギュラー、守備固めとして通年1軍ベンチで過ごせるというイメージがある。