ホーム>阪神タイガース補強選手列伝>水田圭介

水田圭介 〜阪神タイガース補強選手列伝〜

水田圭介選手のデータ
内野手(遊撃・二塁・三塁)  右投げ右打ち 2000年ドラフト7位
<経歴>
プリンスホテル
西武ライオンズ(2001〜2009)
阪神タイガース(2009〜2010)
中日ドラゴンズ(2011)
東京ヤクルトスワローズ(2012〜2013)

水田圭介内野手のプロ野球通算成績
年度 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
通算 151 113 10 23 103 162


★阪神入団の経緯・・・トレード
           ※シーズン中に藤田太陽とトレード


★水田選手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「太陽新天地で頑張れよ!・・・水田選手というと内野の便利屋的な選手やったかな?」




阪神にやって来る前の水田選手

阪神に来る直前3年間の水田内野手の成績
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
07 西武 19 13 200 333
08 西武 17 ーー 1.000
09 西武 12 182 250

西武に数多の選手を輩出したプリンスホテル出身。大阪桐蔭時代は高校通算55本塁打のスラッガーだったが、プロでは守備力に優れ内野の複数ポジションを守れる小兵内野手というイメージ。西武では打席では全く結果を残していなかったものの毎年20試合前後に起用されるという微妙な立場だった。阪神・太陽とのトレードが決まった後の1軍の試合終了後(シーズン中のトレードだった)にチームメイトから胴上げされている映像が印象的で、「愛されている選手なんだなぁ」と感じた。

水田のトレード相手の太陽は完全に2軍の帝王化しており、2軍でどれだけ成績を残そうが首脳陣には信用されない状況。ゆえに太陽にとってはいいトレードだったと思う。「太陽もったいない」と言うよりは「太陽、西武の1軍で頑張れ!」という風に快い気分で送り出した阪神ファンが多かったのではないだろうか(西武で中継ぎとして太陽が頑張っているニュースを聞くと嬉しかった)。水田に関しては、西武の内野の控え選手という印象しかなかった。




阪神にやって来た後の水田選手

水田圭介内野手 年度別成績(阪神時代)
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
09 阪神 12 000 000
10 阪神 1軍出場なし


翌年にまたトレードされる(涙) トレード相手の太陽と新井良太が活躍(涙)


★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・E


当時の阪神の鳥谷・平野の二遊間(おまけで藤本)の牙城は高く、彼らからレギュラーを奪うというようなことは誰も期待していなかった。堅実な守備力とそこそこの走力に加え内野全ポジションを守れる水田は「離脱者続出時の応急処置用」「内野の保険」のような立場だったと思う。

移籍1年目こそ12試合に出場したが、2年目の2010年には遊撃・鳥谷、二塁・平野、三塁・新井がそろって超好成績を残したため内野の保険は必要なかった。また、大和、上本、坂という若手内野手たちが1軍で出番をつかむようになり水田の必要性が薄まったこともあり、オフに中日・新井良太とトレード。阪神にいても以後1軍で出番があるとは思えなかったので水田にとってはよいトレードだったと思う(阪神にとっても新井良太を獲得できた好トレードだった)。

中日は1年で戦力外になるも、その後ヤクルトで2年間プレー(6番セカンドで水田が先発しているのを見て「おおっ水田!!」と興奮したのを覚えている)。プロで残した成績は全然良くなかったが(特に打撃成績)、内野全ポジションを高いレベルでこなせるという特色によって13年間4球団という長期間複数球団でプレイできたのだろう。守備力はやっぱり大事だ。