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ホーム>でぶぶの読んだ本考察|2017年1月に読んだ本(2017年1月3日更新)

でぶぶの読んだ本考察|2017年1月に!読破!した本


「でぶぶの読んだ本考察」は本サイト管理人でぶぶの小学生の読書感想文以下のテキトーな考察です!独断と偏見で読んだ本を評価(10点満点)までしちゃうよ!ちょっと辛口かもしれません・・・

※「ネタバレ」があるかもです!「ネタバレ」が絶対に嫌な方はこれ以上読み進めないように!



書名・Good old boys(グッド オールド ボーイズ)
作者。・本多孝好
出版社・集英社
評価・6点

珍しくハードカバーで購入(私は基本的に文庫派だが本多さんはハードカバーで買おうかなぁと思う数少ない作家なのだ!)。新幹線の東京ー大阪間でちょうど読み終わりました。サッカーにまつわるお話です。と言ってもJリーグやワールドカップなどの華やかな世界の話ではなく、弱小少年サッカーチームの子どもたちとその父親たちの群像劇です。普段はあんまりスポーツものって読まないんですよね、月並みな理由を言うなら「スポーツ自体筋書きのないドラマなんやからスポーツ中継見たらええやん!」というところでしょうか。この本は作家が本多さんだから買いました(スポーツのお話だったのでちょっと買うか迷ったのですが、新幹線の中で読むのに他に適当な本がなかったというのもありますが・・)内容はそこまで期待していなかったのですが(失礼!)普通によいお話でした。やはり本多さんは上手いですね。ただし、凄い大傑作とか長く記憶に残る名作とか誰にでも進めてみたい本とまではいきません。失礼ながら本多さんの文章も初期の切れ味が少し衰えているように感じます(それでも次も買うと思いますが・・)。



書名・東京最後の異界 鶯谷
作者・本橋信宏
出版社・宝島社文庫
評価・4点

ちょっと文芸書とか硬派なルポルタージュっぽく見た目も中身もしていますが、実質風俗ルポです。この作家さんは他にも「やってみたらこうだった」のような風俗ルポを書いていますが、それらとほとんど一緒に感じましたが、一般客層にも売るためにこういう体裁にしてみたんですかね・・・(それは成功してます!私は日暮里駅のリブロで面陳されているのを購入しました!しかも1面じゃなくて4面くらいの面陳です!)気分を出すため鶯谷駅前のドトールの窓際の席で駅から吐き出される風俗嬢(デリヘル嬢)たちを眺めながら読みましたが、感想は可もなく不可もなくというところです。でも「オッパァー!」は萌えました(笑)



書名・トワイライトシャッフル
作者・乙川優三郎
出版社・新潮社文庫
評価・8点

この作家さん全然読んだことなかったのですが(そこそこ有名な作家さんですが・・・)、この小説はいいですね。帯に「珠玉としかいいようのない13篇」と煽り文句があって、「何て陳腐な煽り文句だろう」と思いましたが、読んでみると「何てぴったりな煽り文句だったんだ」となりました。他の作品もこの水準であれば私は乙川さんのファンになると思います。近いうちに別の作品を手に取ってみるつもりです。ちなみにこの本を買ったら何故かレジの人がレトルトカレーを一つくれました(※普通の本屋さんでした!)。



書名・感情8号線
作者・畑野智美
出版社・祥伝社文庫
評価・7点

これは結構いいと思います。この作家さんだと「国道沿いのファミレス」と並んで好きですね。内容は東京の環状8号線沿いに住む若い女性たちを描く群像劇です。



書名・ふたつ星のタイムマシン
作者・畑野智美
出版社・集英社文庫
評価・5点

上記「感情8号線」が予想外に良かったので続けて購入。感想は・・・う〜ん普通!藤子F不二雄のSF短編集を彷彿させるような「少し不思議な物語」が7篇収録されている。嫌いじゃないけどちょっとインパクト不足かな。



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書名・バカが多いのには理由がある
作者・橘玲
出版社・集英社文庫
評価・5点

作家なのか評論家なのかコラムニストなのか投資家なのかただの胡散臭い人なのかよく分からない橘さん。この本は社会評論集のようなコラムのような雑文のようなそんか感じのよく分からん本です。すごく簡単に言うと「ちょっと目のつけどころを変えて社会を見ると意外な事実が浮かび上がるよ」というような感じの本です。ちなみに前作の「不愉快なことには理由がある」も持っていますが本書と同じようなイメージの本です(読むなら前作から順番にがよいでしょう)。橘さんの本で好きなのは「臆病者のための裁判入門」や「臆病者のための株入門」などの新書と「マネーロンダリング」や「永遠の旅行者」などの小説あたりです(ベストセラーになった「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」はイマイチピンときませんでしたね)。



書名・善き書店員
作者・木村俊介
出版社・ミシマ社
評価・5点

普通の書店員さん(もしかしたら書店業界ではそこそこ知名度がある方かもしれないが)たちのインタビュー集という非常に珍しい本。一人のインタビューが40ページ程とボリューム抜群でそれぞれの本や本を売ることへの思いが丁寧に書かれています。私自身かつて書店でアルバイトをしていたこともあり非常に懐かしく(興味深く)読ませてもらいました。ただし「いい本」だと思いますが、かなり読者を選ぶでしょうからそこまで売れなかったんじゃないかと思います(発売は2013年で私はブックオフで今年に入ってから手に入れました)。



書名・夜を乗り越える
作者・又吉直樹
出版社・小学館よしもと新書
評価・4点

私、まだ火花読んでないんです。ブックオフの100円コーナーで見つけたこちらを先に読んでしまいました。この本は小説じゃなくてエッセイ的な内容です。又吉さんの半生(というより幼小から現在に至るまでの本との関わり)や読書や作家(太宰とか芥川とか)に対する思いなどが書かれています。私は芸人さんのことをほとんど知らないので(テレビをほぼ見ないのです)又吉さんのことも顔くらいしか知りませんでしたが(ロン毛で不健康そうで微妙にイケメンというイメージ)、この本を読んで(本人はアホだとおっしゃられていますが)非常に賢い人だと感じました。またYouTubeで又吉さんの漫才を探してみます。そして火花も文庫になったら買います。



書名・ゴールデンゴールド1巻(マンガ)
作者・堀尾省太
出版社・講談社
評価・6点

マンガ。瀬戸内海の島に住む中学生の少女の前に謎の福の神が現れて・・・てな感じの意味不明なストーリー。「すごく面白い」ってわけじゃないけど、絵もなかなか上手いし、ストーリーも続きが気になる(どういう着地点にするんだ?って感じで)。堀尾さんて全然知らない漫画家だけどこの人実力あると思います、今後要注目です。ちなみになぜそんな知らない漫画家さんの本を買ったかって言うと「このマンガがすごいランキング(よく知らなかったけど毎年やってるみたいですね・・・)」に入っていて本屋で展開されていたからです。他にランキング入りしていた「僕たちがやりました」「ファイアパンチ」「パンティストッキングのような空の下」も読みましたが、個人的好みから言えばこれが一番ですね。



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