ホーム>阪神タイガース選手名鑑外野手編 2023年決定版(2023年12月30日作成)





阪神タイガース選手名鑑2023年決定版 外野編


阪神ファンの管理人でぶぶが作成する阪神タイガースの2023年度選手名鑑です。シーズン前の名鑑ではなく、シーズンの活躍を踏まえた上でシーズン後に作成しております。実況パワフルプロ野球の決定版のようなイメージで作成しております。昔ほどの勢いで作れません、ネタ切れです。なお、「今季」は2022年、「昨季」は2021年、「来季」は2023年を指します。


管理人でぶぶは毎試合甲子園に行くような熱心な阪神ファンではなく、テレビ観戦が主な「なんちゃって阪神ファン」なので考察内容はテキトー且つ無礼かもしれません、贔屓選手について無礼な内容が書かれていてもあまり怒らないでください。





阪神選手名鑑 外野手編



森下翔太

背番号1 23歳 右投げ右打ち 推定年俸1600万円
<守備位置>ライト
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 94 377 79 10 41 29 70 237 316
2軍 27 115 36 20 11 15 364 435
<てきとう考察>
■大卒1年目外野手。3番ライト。「1年目森下がこれくらいやってくれたらなぁ」と思っていた成績(大山の1年目の成績を超えてくれたら十分だと思っていた)を上回り後半戦はライトのレギュラーをほぼ確保した。打率が2割5分を大きく下回るなど課題も多いが「チャンス・大舞台に強い」「強く振れる(フルスイングできる)」「選球眼が意外と良い」などから数字以上の存在感があった。外野の守備も無難にこなし、平均以上の足・肩があることから今後の阪神外野陣を支えていく選手になる可能性が高い。怪我さえなければ24年は「打率270・ホームラン15本・出塁率350」くらいは期待できるのではないかと見ている。



近本光司

背番号5 29歳 右投げ左打ち 推定年俸1億7000万円
<守備位置>センター(肩以外はリーグ屈指のセンター)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 129 585 143 54 67 71 28 285 379
<てきとう考察>
■1番センター。大山と並ぶ阪神打線の核心。故障による離脱がなければ文句なしにチーム随一の貢献度だった(140試合出ていたらMVPをとったと思う)。打撃はチャンスメーカーとしても得点源としても機能、塁に出れば盗塁もできるなど言うことなし(打率3割超えなどもう少し数字の見栄えがよくなれば言うことないが・・・)。守備に関してもほとんど言うことなしで守備範囲の広さ、球際の強さ、状況判断力など肩以外の全てのレベルが高い。走塁も2年連続で盗塁王を獲得。数字面(28盗塁は盗塁王の数字としてはちょっと寂しい)も技術面も赤星には及ばないものの現在のセリーグに近本より上の走者がいない以上そこに文句をつけても仕方あるまい。海外流出・FA流出の心配がほぼなく心配なのは怪我だけ。



シェルドン・ノイジー

背番号7 29歳 右投げ右打ち 推定年俸1億8200万円
<守備位置>レフト(範囲×・強肩〇)・三塁(多分本職)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 133 516 114 56 36 85 240 295
<てきとう考察>
■新外国人。かなり評価の難しい選手。シーズン中の成績低迷でクビ濃厚だったが日本シリーズの活躍(特に7戦目の宮城からのホームランは千金の価値があった)で逆転残留が決定。もともとマートンのような中距離アベレージタイプと期待されていたが日本のストライクゾーンに対応できていない感じで、ホームランどころか打率も低迷、はっきり言って「500打席以上もらって打率240、ホームラン9本」は助っ人外国人としては「クビ確定」の数字だと思う。そもそもシーズン中に上がり目のなさそうだったノイジーに500打席以上与えた岡田監督の判断は今でも疑問だ(岡田采配で今シーズン一番納得できなかった部分である)。それでも岡田監督に重用されたのは「真面目な姿勢」「助っ人外国人にしては守れる」「強肩による進塁抑止力」「他にレフトで起用したい選手がいない(この点は異論があるが・・・)」などであろうか。なお、ゴールデングラブ賞でもかなりの票数が入っていたがあれは流石にどうかと思う。確かに強肩による刺殺力は見事で、その点に限定すれば一流だが、走力が無くもともと内野手で外野経験も少ないことから守備範囲はかなり狭い。総合的な守備力は、助っ人外国人外野手の中は上手いほうだろうが、プロ野球の外野手としては贔屓目に見ても「平均いくかどうか(て言うか平均以下)」くらいだと思う。まあ色々と書いたが日本シリーズの活躍や3Aの実績はあるし真面目な性格でもあるので、今季のように固定せずレフトのレギュラー候補の一人として扱うのであれば特に不満はない(大山や佐藤がシーズン絶望のような大怪我を負った場合には一塁・三塁でも起用できると思うし)。



高山俊

背番号9 30歳 右投げ左打ち 推定年俸2100万円
<守備位置>外野(皆のイメージほど下手ではない)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 92 304 65 37 34 38 339
<てきとう考察>
■23年限りで戦力外。就任直後の岡田監督には名指しで期待されていたが、シーズンが近づくにつれ岡田監督はどんどんトーンダウン(泣)。開幕1軍を逃すどころか1軍昇格なしでクビになってしまった(泣)ただ、1軍で外野手壊滅状態な時期もあったし、助っ人外国人のノイジーやミエセスも大した成績ではなかったのでシーズン中盤には1軍で起用するべきだったと思っている(2軍でかなり調子の良い時期もあったし・・・)。それでも「1軍昇格なしという事実」は今シーズン開幕前の時点で岡田監督に完全に見切られていたのだろう(いったん見切ったら岡田はん頑固やからなぁ・・・)。プロ1年目が終わった時点で今後主軸打者として通算ヒット1500本くらい(1500は無理でも1000は軽いやろ、と思ってた)は打てる選手になると思っていたのに、まさかヒット330本で30歳でクビになるとは「ショック」の一言である。正直なことを言えば、今季の阪神をクビになった選手の中で今後を一番注目している選手である(11球団のどこかと契約して1軍でもう1度規定打席に到達してほしい。無理なら2軍球団で格の違う活躍をしてほしい)。理性ではちゃんと理解しているのだが、心情的には高山と北條がこの年齢でクビになるのはとても悲しいのだ。

追記:2軍新球団である新潟への入団が発表された。



井上広大

背番号32 22歳 右投げ右打ち 推定年俸720万円
<守備位置>外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 13 37 18 229 270
2軍 94 376 79 11 48 27 108 234 303
<てきとう考察>
■高卒4年目外野手。今季は外野レギュラーを十分に狙える立ち位置からスタートしたが結局外野レギュラーどころか1軍枠すらつかめなかった。シーズン序盤はそれなりにチャンスを与えられておりヒットを打った試合もあったが首脳陣の期待に応えるような活躍はできなかった(長距離砲として期待されていたと思うが打席であまり長打の怖さがなかった。数字は悪くても森下にはそれがあったと思う)。2軍でも期待以下の活躍しかできず中盤以降は1軍昇格すらなしという結果になった。守備走塁がそこまで期待できるタイプではないので打つしかないが、2年目あたりから打撃の数字が伸び悩んでおりかなり厳しい(井上の立ち位置であれば2軍なら打率280以上、ホームラン20本以上くらいの圧倒的な打撃成績を残さないといけないだろう)。地元履正社高校出身のドラフト2位の長距離砲だけに大いに期待しているのだが、今季のチャンスを掴み切れなかったことから来季は崖っぷちとも言える(シーズン前にはそれなりに高かった序列が小野寺・前川・野口より下になったと思う)。



井坪陽生

背番号40 18歳 右投げ右打ち 推定年俸600万円
<守備位置>外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 92 242 56 34 11 43 248 293
<てきとう考察>
■高卒1年目外野手(22年ドラフト3位)。22年ドラフト会議では(世間的には)無名だったにもかかわらず3位で指名され「誰じゃっ!?」となったが、シーズンが開幕すると高卒1年目らしからぬ打撃で2軍の打率ランキングを席巻。後半には息切れし最終的な打率は2割5分を切ったが、恐らく疲労蓄積が最大の要因だろうから1年目にしては上出来だと思う。日本人打者では珍しい特殊な打撃フォーム(若い時の西武中島にちょっと似てる)で「あれでよう打てるなぁ」という感じ。打撃に関しては一種の天才なのかもしれない。来季1軍とかそういう立ち位置の選手ではなく来季は「2軍で300打席以上立って打率3割以上」あたりが目標か(それができれば近未来に1軍で外野のレギュラーを獲得できる選手だと思う)。なお、あの打撃フォームを1軍で見たいのでフォーム修正はしないでほしい。



島田海吏

背番号53 27歳 右投げ左打ち 推定年俸3000万円
<守備位置>外野(イメージほど上手くない)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 101 121 16 26 145 217
2軍 25 167 375
<てきとう考察>
■控え外野手。22年には1軍で300打席以上に立ち打率264、21盗塁を記録するなど「外野手4番手」「近本欠場時には代わり務めれる」など準レギュラー的な立ち位置を確保したかに見えたが、今季はいろいろと酷かった。岡田監督は完全に1軍選手・準レギュラー的な選手として扱いかなり起用したが「打率が1割台前半」「本職外野手なのに外野守備では結構ポカ多し」などかなりの惨状で去年並だったのは盗塁力くらいか。岡田監督はかなりこだわって島田を起用していたが「今季みたいな成績なら別に島田じゃなくてもいいよね」ということになるだろう(実際島田のような左打ちの小兵タイプの俊足外野手はプロでもアマチュアでも供給が最も多い属性だし)。島田の強味はプロ1軍レベルで守れる(とりあえずセンターをこなせる)・走れる(2桁盗塁できる)だけでなく、それにプラスしてある程度打てるという点にあったはずで(実際21年22年の1軍2軍の成績を見ればそこそこ打てる選手に進化していた)、今季のような打撃成績が来季も続くようであればそのうち1軍枠を剥奪されてもおかしくない。






ミエセス

背番号55 28歳 右投げ右打ち 推定年俸7000万円
<守備位置>外野(かなり危険な香りが・・・)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 60 143 28 16 14 45 222 301
2軍 16 51 14 318 412
<てきとう考察>
■ノイジーの保険的な立ち位置で獲得された新外国人。だいたい想定されたような起用法と成績に終始したが、その風貌と陽キャラでマスコット的な立ち位置を確保、試合では目立たないが試合外では一番目立っていた(笑)なぜか、岡田監督が「来季ミエちゃんは化けるかも」と評するなど評価も高く(というより単に「お気に入り」という感じ)、ノイジーより早くあっさり契約更新も決定した。正直かなり物足りない成績だが、パワフルな打撃はノイジーより余程助っ人外国人ぽく育成枠的な感じで将来性に期待して残したのかと思う(の割には年俸が高いが・・・)。化けてほしいし、陽キャラの割には真面目なので期待はしているが、正直化ける可能性は極めて低く純粋に能力だけを考慮すると契約更新は疑問だ(能力以外の性格面・チームに及ぼす陽の面なども考慮されたのだと思う)。大化けして「打率2割8分、ホームラン30本」とか打ったら正直私はビビる。



前川右京

背番号 20歳 右投げ左打ち 推定年棒500万円
<守備位置>外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 33 107 24 25 255 346
2軍 39 138 40 17 11 20 320 384
<てきとう考察>
■高卒2年目外野手。高卒2年目ながら打撃力に関しては十分1軍レベル(と言うよりレフトのレギュラー候補の中では随一の打撃技術の持ち主かもしれない)。しかし、打撃以外は課題が山積みで守備・走塁は1軍レベルとは言えず、最大の課題は1年間通じて試合に出れる体力の不足。1年目に続き、コンディション不良で離脱して試合に出れない期間があった。この体力面の問題さえクリアできれば1軍枠には問題なく入れる選手である。ただ、打線における立ち位置はなかなかに難しく「俊足巧打の1、2番タイプ」でもないし「左の長距離砲」でもない。強打者だとは思うのだが、打球があまり上がらないのでホームランがそこまで期待できなさそうな雰囲気である(甲子園+左打者でさらにマイナス補正もかかるし・・・)。将来像としては「打率3割で二塁打を量産する中距離砲タイプ。ホームランは10本いくかいかないかくらい。打順は3番か6番あたり」だろうか(具体的な選手名をあげるとすればロッテの福浦や角中のようなタイプか)。1年間1軍で戦える体力さえつけば近未来にレギュラーを獲得してもおかしくない選手である。



小野寺暖

背番号60 25歳 右投げ右打ち 推定年棒820万円
<守備位置>外野・三塁・一塁
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 43 107 26 11 12 347 402
2軍 38 166 43 22 22 17 305 394
<てきとう考察>
■大卒4年目外野手。2軍では3年続けて格が違う感じで完全に2軍卒業レベル。今季1軍で起用された時には結果を残しかなりの打率をキープしていたため「ノイジーの代わりに小野寺使えコール」が阪神ファンの中で湧き上がっていた。確かに私も「とりあえず小野寺を数字が落ちるまではスタメン起用し続けろよ」とは思っていたが「使い続けたら数字は必ずかなり落ちるやろうな(具体的に言えば2割5分くらいまでは落ちるんじゃない)」と見ていた。今季残した打率は見事だが、打席ではかなり右を意識しており正直長打の怖さはなかった。本来は右の中距離砲タイプでもっと引っ張れる打者だと思うのだが、今季は1軍にしがみつくために必死に右に打っていたのだと思う。来季以降1軍枠にしがみつくだけであれば今の打法でも良いのだろうが(代打兼外野・三塁・一塁の控えという感じか)、今後1軍レギュラーを狙うのであれば、守備走塁でアピールできる選手でないだけにもっと打席での怖さ(長打の怖さというか雰囲気というかそんな感じ)がないとしんどいだろう。



豊田寛

背番号61 26歳 右投げ右打ち 推定年俸800万円
<守備位置>外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 93 266 64 17 25 58 271 341
<てきとう考察>
■2軍の主戦外野手。社会人から入団して2年目なのに今季1軍出場なしはかなり厳しい。2軍では特段悪い点はないのだがずば抜けている点もなかった印象で岡田監督からしたら1軍で起用するほどの魅力を感じなかったのかもしれない。ただし、社会人の実戦派外野手は「1軍で起用してナンボ・1軍で起用してみないと真価が見えない」というところもあるので、1軍外野陣が固定できていなかった今季のようなシーズンであれば幾らか1軍でお試し起用してもよかったように思う(1年間ずっと2軍漬けにするような成績でもなかったと思うのだが・・・)。



板山祐太郎

背番号63 29歳 右投げ左打ち 推定年俸1000万円
<守備位置>一塁・外野・三塁(2軍での出場試合順に並べてみた)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 12 17 059 059
2軍 72 216 44 15 20 40 228 298
<てきとう考察>
■23年限りで自由契約。岡田監督からかなり期待され開幕を1軍で迎えた。「名伯楽岡田の目に留まったということは板山が覚醒したのか?」一瞬一部阪神ファンを惑わしたが、シーズンが開幕するといつもの板山がいた(泣)岡田監督もちょっと起用してダメだと理解するとその後二度と1軍で起用しなかった(泣)捕手と遊撃以外どこでも守れるがあくまで2軍の便利屋という感じ(1軍で守備固め・代走で使える選手ではないと思う)の選手で、打撃力も矢野2軍監督だった2018年あたりがピーク(その時でもせいぜい1軍控えレベルくらいだったと思う)でその後は下落傾向だった。逆に言えば大卒下位指名の外野手でほとんど1軍の戦力になれていなかったのによくここまえで生き残れたなとも思う(「練習熱心」「真面目」「(2軍レベルといえ)多くのポジションが守れる」などが要因であろうか)。奇しくも同期入団の高山と同じ入団8年目でのクビだった。なお、育成契約とはいえ中日が板山を獲得したことには驚いた。昨季まで阪神にいた井上2軍監督の推薦だろうか?そうなら井上監督に獲得の理由を聞いてみたい。



野口恭佑

背番号121 34歳 右投げ右打ち 推定年俸300万円
<守備位置>外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 67 214 60 18 11 32 303 350
<てきとう考察>
■大卒1年目外野手(22年育成1位)。正直全く注目していなかったのだが、育成入団1年目にも関わらず2軍野手陣の中でも屈指の打撃成績を残し(同じく育成入団の小野寺の1年目の成績をはるかに上回る)、シーズン後の秋季キャンプでは岡田監督の注目を浴び異例の秋における支配下登録を勝ち取った(通常は春から夏が多い)。来季は小野寺・井上・前川らの若手外野手による1軍枠争いに参戦することになった。後は守備がどれほどのものか、私は守っているところを全く見たことがなく無難に守れるようなら良いのだが・・・。