ホーム>阪神タイガース選手名鑑内野手編 2023年決定版(2023年12月25日更新)





阪神タイガース選手名鑑2023年決定版 内野編


阪神ファンの管理人でぶぶが作成する阪神タイガースの2023年度選手名鑑です。シーズン前の名鑑ではなく、シーズンの活躍を踏まえた上でシーズン後に作成しております。実況パワフルプロ野球の決定版のようなイメージで作成しております。なお、「今季」は2023年、「昨季」は2022年、「来季」は2024年を指します。


なお、管理人でぶぶは毎試合甲子園に行くような熱心な阪神ファンではなく、テレビ観戦が主な「なんちゃって阪神ファン」なので考察内容はテキトー且つ無礼かもしれません、贔屓選手について無礼な内容が書かれていてもあまり怒らないでください。




阪神選手名鑑 内野手編



山本康寛

背番号00 30歳 右投げ右打ち 推定年俸2800万円
<守備位置>遊撃・二塁・三塁
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 85 261 54 25 31 31 245 341
<てきとう考察>
■23年限りで戦力外。昨季は矢野監督に重宝され1軍で86試合に出場したものの、今季は一転1軍出場ゼロからまさかの戦力外に。「内野ならどこでも守れる(そこまで上手いわけではないが一応1軍レベル)」「1軍で全く打てないわでもない(2割3分から2割5分くらいなら打てそう)」「1軍経験そこそこあり(通算出場300試合超え)」「30歳(ジジイというほどではない)」「2軍でも文句を言わない(多分言わないと思う・・・)」などから1軍レギュラー陣(木浪と中野)の怪我に備えて2軍で控える選手としてちょうどよいのではと考えていたが阪神編成陣の判断は違ったようである。まあ確かに中野と木浪が同時に怪我でもしない限り1軍スタメンの機会はねぇよなと思うし、代走・守備固めタイプの選手でもないから(1軍で起用するならスタメンであろう)、2軍で山本に与える打席数を若手に与えたいという阪神編成陣の判断(←多分そんな感じじゃなかろうか)も間違いではないのだろう。年齢・能力・属性的に「どこか獲得するだろうな」と思っていたら中日が獲得した(ただ中日でも役割はそんなに変わらないと思う)。



木浪聖也

背番号0 29歳 右投げ左打ち 推定年俸2100万円
<守備位置>遊撃(堅実) 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 127 470 109 41 31 103 267 320
<てきとう考察>
■昨季の秋季キャンプあたりから、岡田監督は「遊撃レギュラーは木浪か小幡のどちらか」とある程度明示していたためいつもより更に気合十分でシーズンイン。恐らく岡田監督の第一候補は小幡だったと思うし、シーズン開幕後の小幡の出来も悪かったわけでもないがそれ以上に木浪の打撃の状態が良く、打撃力でレギュラーを奪い取った感じであった。最終的に残した打撃の数字(打率とかホームラン数とか出塁率とか)はそれほど見栄えの良いものではないが(最終盤に一気に数字を落としたのも要因の一つ)、シーズンを通しての安定した活躍、特に他の打撃陣が不調な時期に近本、中野らと打線を牽引した働きは見事だった。遊撃守備に関してはプロ2年目あたりからプロ野球のレギュラー遊撃手の平均レベルくらいは守れていたと思うが、現状もそんな感じかと。守備範囲はあまり広くないものの、範囲内にきた打球は堅実に処理、また中野に比べ随分と強肩なので併殺プレイでも力を発揮した。ただし、決して「名手」という選手ではないのでゴールデングラブ賞受賞はちょっとどうかと思う(ベストナインも他の候補者が弱く棚ぼた的な獲得だったと思う)。来季も恐らくレギュラー扱いだろうがスペシャルな選手というわけではないので、中野・近本のように他選手からレギュラーを奪われる可能性がほぼゼロというわけではない(木浪の調子と小幡の調子次第では逆転の可能性もある)。なお、今季残した打撃の数字は限界ではなく「もうちょっと打率残せそうじゃねえか」という雰囲気はあるので、3割前後の打率をキープできるようになればその牙城(小幡にとっては木浪の壁)はさらに高くなるが果たして。



大山悠輔

背番号3 29歳 右投げ右打ち 推定年俸1億3000万円
<守備位置>一塁(ゴールデングラブ) 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 143 625 148 19 78 99 120 288 403
<てきとう考察>
■聖人。四番打者。個人的には村上じゃなくて大山がMVP。「岡田さんのことやから全試合四番一塁で固定するやろな」と思っていたら予想通り固定した(笑)残した数字は超一流というわけではないけど(四球数は凄まじいが)、今季の阪神打線の核は間違いなく大山と近本の二人だった。守備面での貢献度も高く大山に関してはゴールデングラブ選出も妥当だろう。中軸を打つ一塁手にしては走れるタイプで走塁面でも後続打者の打点獲得に貢献。また、ずっと続けている凡打の時の全力疾走は最早一種の美しささえ感じる。代替がいないチームの中心・軸と言える選手で長期離脱でもしたら相当ヤバイ。なお、今季の献身的な大山も素晴らしいのだが、とりえあえず一度優勝したわけだし、来季はもうちょっと4番らしくマン振りしてもいいんじゃないかと思わないでもない。



熊谷敬宥

背番号4 28歳 右投げ右打ち 推定年俸1750万円
<守備位置>二塁・遊撃・三塁・外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 26 333 500
2軍 41 98 16 20 190 274
<てきとう考察>
■1軍では代走要員。大卒6年目となり二遊間のレギュラー獲得の目は完全になくなったと言える。守備・走塁は1軍レベルだが打撃がやはりどうにもならない。打撃に関しては大学時代からそれほど評価は高くなかったのである意味想定通りと言えるかもしれない。期待された守備力が源田の様な名手レベルであれば、打撃がアレでも「遊撃で我慢して使おうか」となったかもしれないが、そこまでではない(1軍レベルでは「まあまあ」という感じか)。ただ、走塁・盗塁能力は1軍でも高いレベルにあり代走要員としては十分すぎる能力がある。また、内外野をどこでもそれなりのレベルでこなせるので1軍のベンチ要員としてはかなり使い勝手が良いと思う。問題は矢野政権時には(だいたい)2枠あった代走要員の枠が岡田政権下では(だいたい)1枠になってしまったことか。同じく代走要員として高い能力を誇り、二遊間と外野をこなせるという似たような属性を持つ植田海と熾烈な1軍枠争いが勃発してしまっている(ぶっちゃけ似たような能力値でありどちらを起用してもそこまで大きな違いはない・・・)。



佐藤輝明

背番号8 24歳 右投げ左打ち 推定年俸8500万円
<守備位置>三塁(エラーの嵐)・右翼(多分適性はこっち)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 132 548 128 24 92 54 139 263 339
2軍 22 450 500
<てきとう考察>
■5番打者。悠久のゴリラ。岡田監督によって5番打者に固定されたが序盤から中盤までは打撃のムラが凄まじく(というより内容が悪すぎる打席が多く)、2軍に降格。1軍復帰後から終盤にかけては打ちまくりそこそ見栄えの良い数字を残した(打率がここまで上がって、打点をここまで稼ぐとは予想外だった)。このまま日本シリーズでも大活躍か!?と思っていたらドツボに嵌り打てる気配全くなし(泣)来季もどのような成績を残すのか全く予測できない困ったちゃんなバッターである。本職(と言われている)の三塁で固定され守備面ではゴールデングラブを狙えるかと思っていたら、打撃以上にムラが酷く守備では最後までドツボにはまったままシーズン終了、20個のエラーを献上するなど数字上でも記憶上でも酷い残像が残るシーズンとなってしまった。打撃の潜在能力(普通にやってたら甲子園でも30本打てそう)も守備の潜在能力(強肩やしセリーグの他の面子見たらゴールデングラブ取らないかんやろ!来季は巨人・坂本が三塁にコンバートされるから無理かもしれんが・・・)も走塁の潜在能力(見た目によらずかなり速いし盗塁できる)も持っている能力はメジャー級なだけに何とももどかしい。ホンマにFAがポスティングでメジャーから争奪戦になるような選手になってくれ。



渡辺諒

背番号26 28歳 右投げ右打ち 推定年俸4000万円
<守備位置>三塁(下手)・二塁(下手)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 59 85 14 10 18 177 224
2軍 23 84 19 10 10 10 271 357
<てきとう考察>
■22年オフに日本ハムからトレード移籍。19年、20年には打撃型のレギュラー二塁手として活躍し「直球破壊王子」として名を売ったが、二塁守備のまずさなどからレギュラー落ち。守備力を重視する新庄政権では(守備力を補うほどの打撃力があるわでもないため)あまり起用されず、高浜とセットで放出された。阪神としては補強ポイントの「右の内野手」ということで補強したのだろうが糸原と同じくらいの(二塁)守備力のため使いどころが難しく、「三塁の控え・代打要員・交流戦のDH要員」という感じの扱いであった。一応一軍レベルの打者だとは思うのだが、あくまで二遊間の選手としては打撃力があったというだけで三塁や代打の切り札の打撃力ではないと思う(もはや直球は破壊できないし現役ドラフトで放出された陽川のほうが打撃力は高いような気がする)。また、三塁の守備力が高ければ守備が拙い佐藤と良い補完関係を築けたかもしれないが佐藤以上に三塁守備力が崩壊しており、渡辺を三塁で起用するくらいなら糸原を起用したほうが随分マシなのではないか(糸原の三塁守備は無難)。2軍の選手ではなく1軍格の選手だとは思うが、(守備力を考えれば)二遊間での起用は最早考えづらく、打撃力も中途半端、守備と走塁はあまり期待できないという何とも起用法が難しい選手である。来季セリーグ2年目で打撃が覚醒してくれないかと微かに期待はするが果たしてどうだろうか・・・。



北條史也

背番号26 29歳 右投げ右打ち 推定年俸1800万円
<守備位置>二塁・三塁
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 78 242 50 19 24 37 234 307
<てきとう考察>
■23年限りで戦力外。シーズン当初から岡田監督の構想外という雰囲気で、かつ2軍での成績も芳しくなくついに戦力外となってしまった。一種のスター性のある選手で身体能力こそそこまで高くないものの独特の打撃センスで18年までは順調に成長していた。しかし18年の守備中の怪我で全てが暗転、その後は輝きを一度も取り戻せなかった。かなり好きな選手だったので「渡辺のその起用法とか成績なら北條代わりに出してもよくね?」などと思ったりもしたが、贔屓目を抜きにすれば守備・走塁が1軍レベルでは厳しく打撃が劣化気味の北條の戦力外は妥当かと思う(山本の戦力外より妥当性は高いであろう)。怪我さえなければ関本のような息の長い選手になれたはずなのだが・・・。



糸原健斗

背番号33 31歳 右投げ左打ち 推定年俸8000万円
<守備位置>三塁(無難)・二塁(ヤバイ)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 32 69 17 16 236 337
2軍 29 292 414
<てきとう考察>
■元レギュラー二塁手。矢野政権下では常にレギュラーとして遇された(守備はともかく打撃に関しては二遊間のレギュラー選手として十分な力はあった)。しかし岡田監督就任直後の「中野二塁コンバート決定」で糸原のレギュラー陥落がほぼ確定したのは衆目の一致するところであろう。糸原がスタメン出場できる現実的なポジションといえば二塁か三塁だろうが、二塁はベストナイン級の能力の持主の中野、三塁は若くて貴重な長距離砲の佐藤とライバルが強力すぎて勝負にならない。よって今季の待遇(出場機会大幅減など)は予想通りであった(DHや佐藤を外す時にもっと糸原使えよ!とは思ったが・・・)。ただ、力が落ちたかと言えばそんなことはなく打撃力だけで言えばいまだに木浪に匹敵するかそれ以上に打てる力はあると思う。ただ、守備位置と守備力の関係から今後レギュラーで起用される可能性は阪神に在籍する限りほぼゼロで、もしレギュラー復帰を望むのであれば他球団に移籍するしかないだろう(球団によってはレギュラーを務めることは可能と見ている)。現状でも「二塁・三塁の控え」「左の代打」「DH」としては貴重な選手なのだが、速球に強く粘り強い打撃は控えにしてしまうには惜しく、欲する球団があればトレードしてあげるのがよいのではないかと感じている(糸原が35歳なら阪神で控えとして生きていくのも良いと思うが、来季32歳でまだまだスタメンで年100試合以上出場して通算安打1000本くらいは目指せる選手だと思うのだ)。






小幡竜平

背番号38 23歳 右投げ左打ち 推定年俸1400万円
<守備位置>遊撃(上手そうだけど粗い)・二塁
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 47 91 22 23 282 349
2軍 24 150 250
<てきとう考察>
■高卒5年目遊撃手。岡田構想では遊撃レギュラー一番手だったと思われ初の開幕スタメンを果たす。その後も及第点の働きを見せていたがスタメンの機会を得た木浪が打ちまくり「木浪打ちまくってるし、打ってる間は外せねーよな」と思っていたら木浪がずっと打ち続けてレギュラー格に繰り上がってしまった感じである。小幡の打撃も進歩しており、打数が増えれば打率は落ちそうなものの2割5分くらいは打てそうな雰囲気である。守備に関しては現在の阪神の遊撃手の中では一番スケール感(守備範囲は広く強肩でもある)はあるものの粗さもなかなか(スケール感に堅実さが加われば名手の仲間入りができると思うが)。守備範囲や走力はライバル木浪を大きく凌駕しており、1軍レギュラーを争える実力は十分ついていると思う(守備の粗さが解消され、打数が増えても今季の2割8分くらいの打率を残せるのであれば木浪より上であろう)。ただ、笑顔の素敵なイケメン木浪に比べ小幡の顔は田舎のチンピラちっくな独特の風情がある(泣)



高浜祐仁

背番号43 27歳 右投げ右打ち 推定年俸2000万円
<守備位置>一塁・外野(一応)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 69 170 30 12 10 53 192 253
<てきとう考察>
■渡辺と一緒に日本ハムからトレードでやってきた一塁手。高浜弟。21年にはレギュラーとして96安打8本塁打を放った選手で「一塁手だからレギュラーは無理やろうけど大山の控えとして1軍枠には入れるかな」と思っていたが、1軍枠どころか2軍でもまさかの打率1割台に終わった(長打も少なく、怪我でも隠しているのか?というレベルでひどい)。打撃で勝負するしかない一塁手がこれでは起用しようがなく「今季でクビやろうな」と思っていたが契約が更改された(移籍1年目なのでもう1年チャンスを与えようということかもしれない)。来季のシーズンオフ生き残るためにはとりあえず打つしかない。



戸井零士

背番号44 18歳 右投げ右打ち 推定年俸500万円
<守備位置>遊撃
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 69 145 20 13 48 144 161
<てきとう考察>
■高卒1年目遊撃手(22年ドラフト5位)。甲子園で活躍した天理高校の主軸打者。1年目から2軍でそれなりに出場機会も得たが打席では三振を、守備ではエラーを量産。ただし、高卒1年目の内野手が2軍でそれなりに出場した場合見るも無残な数字を残すのはよくあることなので2年目が勝負である(2年目も似たような数字を残せば将来性が低いと言わざるを得ない)。「遊撃もこなせる右の強打者タイプ」という阪神においてはかなり貴重な属性の選手であるだけにモノになってほしい。



遠藤成

背番号45 22歳 右投げ左打ち 推定年俸500万円
<守備位置>二塁・一塁・三塁・遊撃(出場機会順)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 112 331 80 37 21 68 10 270 326
<てきとう考察>
■高卒4年目。2軍の正二塁手。練習の鬼(←テキトーなイメージ)。「めっちゃパワーがあるとか、超守備が上手いとか、足が速いとか何か特徴あるの?」と問われたら「う〜ん」と悩む選手だが、真面目に練習して毎年少しづつ総合力がアップしてきている感じの選手。打撃は過去最高の数字だし、守備力もかなり向上している。ただ、1軍の二遊間で中野・木浪と競えるか?と言われれば現状では全く競えない。(1軍において)代走や守備固めで起用するタイプの選手でもないから、2軍でコツコツと更に総合力を上げていくしかない(タイプ的にはスタメンで起用するしかないタイプだと思う)。こういう選手には1軍で成功してほしいが果たして・・・。



中野拓夢

背番号51 27歳 右投げ左打ち 推定年俸7000万円
<守備位置>二塁(高水準)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 143 660 164 40 57 107 20 285 349
2軍 250 250
<てきとう考察>
■レギュラー二塁手。攻走守のバランスの良さはセリーグの二塁手の中で一番だと思う(打撃の破壊力は牧、守備の成熟度は菊池、守備のアクロバティックさは吉川に劣るだろうけど、今季に限れば総合力は中野が1番たっだと思う)。もともと天才的な打撃センスの持主だったが岡田監督の四球宣言によって打席での粘り気が深化、理想的な2番打者になりつつある(左右の違いはあるし、まだその域には及ばないが中日・井端を彷彿させる)。遊撃守備も無難にこなしていたが、二塁コンバートは結果として英断だった。もともと適性は二塁だと思っていたが「遊撃守れてまともに打てるヤツがいない」「二塁で糸原を起用したい」などの理由から遊撃を守っていた。二塁転向によって遊撃手としては弱点だった肩の弱さ(めちゃくちゃ弱いわけでなく、プロの遊撃手としてはちょっと弱い)が目立たなくなり、特徴だった守備範囲の広さがより目立つようになった。走塁能力も極めて高く(ちょっと盗塁死が多すぎるのは気になるが)ほとんど弱点のない選手になった。ただし、いくら頑丈で怪我の少ない選手とは言えばフルイニング出場はやめたほうが良いだろう(WBCやオールスターにも出場してシーズンフルイニング、CS・日本シリーズもフルイニングの今季は異常だと思う)。長く怪我なく活躍してもらうために時々休養日を設けましょう。



植田海

背番号62 27歳 右投げ両打ち 推定年俸1800万円
<守備位置>遊撃・二塁・外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 28 000 500
2軍 18 200 333
<てきとう考察>
■代走の切り札。今季も例年と変わらない役割を果たした。身体能力が高い選手なのに「なんでこんなに打てないのか?」という感じなのだが、プロ入り9年間を経ても打撃の進歩は少なくこれはもう「(プロレベルでは)打撃センスがない」ということなのだろう。走塁能力は相変わらず高く、他球団の代走要員と比べても遜色ない。今後も代走+守備固め(今の二遊間に守備固めは必要ないが・・・)の役割を果たしていくしかないだろう。なお、同じような能力の熊谷が台頭してきており1軍の代走要員枠1つを植田と熊谷の2人でまわしていくことになる。



高寺望夢

背番号67 21歳 右投げ左打ち 推定年俸600万円
<守備位置>遊撃・二塁・三塁   
 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 106 259 60 25 21 53 260 319
<てきとう考察>
■高卒3年目内野手。22年には1軍で出場機会を得るなど首脳陣の(主に打撃の)評価は高い。2軍では正遊撃手的な扱いとなり多くの打席を与えられその中で無難な打撃成績を残すなど順調に成長している。その打撃センスは将来的に1軍でも通用しそうだが、守備はどうだろう。今季は主に遊撃で起用されていたが将来1軍でレギュラー遊撃手を担えるかと問われればちょっと厳しいような気もする。二塁手かあるいは外野手で起用したほうが未来は広がるのではなかろうか。まあどちらにせよ打撃から入る選手だと思うので、まずは2軍で常に3割前後を打てるようになってほしい。



原口文仁

背番号94 31歳 右投げ右打ち 推定年俸3100万円
<守備位置>一塁   
 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 54 56 10 18 192 250
2軍 13 49 16 364 429
<てきとう考察>
■右の代打の切り札。一度は規定打席に到達する姿が見たかった選手だがもうその可能性はゼロだろう。一応捕手、一塁、レフトを守れるが1軍レベルで守れるのは一塁だけで、レギュラー一塁を任せるほどの打力はない(と思う)。結局は今の「右の代打一番手」というポジションが落ち着くところなのだろう。代打としては十分な能力があるが、今季の成績はちょっと悪かった。打席数が少ないのでなかなか難しいと思うが「代々の切り札」を襲名するのであれば2割5分前後の打率を残してほしい。