ホーム>阪神タイガース選手名鑑投手版 2023年決定版(2023年12月13日更新)





阪神タイガース選手名鑑投手版 2023年決定版


2022年版は多忙のためすっ飛ばしてしまいました。阪神ファンの管理人でぶぶが作成する阪神タイガースの選手名鑑の2023年版です。シーズン前の名鑑ではなく、シーズンの活躍を踏まえた上でシーズン後に作成しております(データより管理人の感覚的な感想が優先します)。実況パワフルプロ野球の決定版のようなイメージで作成しております。年々キレが落ちていますが、しょぼしょぼと更新していきます。多分昔のやつの方がキレが良いと思うので、興味のある方は過去記事一覧の中から見つけてね!


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管理人は毎試合甲子園に行くような熱心な阪神ファンではなく、テレビ・ネット観戦が主ななんちゃって阪神ファンなので考察内容はテキトー且つ無礼かと思いますが、贔屓な選手について無礼なことが書かれていてもあまり怒らないでください(その辺の居酒屋にいる阪神ファンのおっちゃんの世迷言と思って、気軽に読んでね!)。また、選手成績などのデータに関しては管理人が手動で入力していますので、間違っている可能性があります。ご了承ください。





阪神選手名鑑 投手編



岩崎優

背番号13 32歳 左投げ 推定年俸2億円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 60 35 56 62 14 1.77
<てきとう考察>
■ストッパー。開幕時はセットアッパーだったが、湯浅の不調であっさりストッパーに昇格。中盤あたりまでは防御率0点台で無双状態をキープ。独走状態を築く上で岩崎の貢献度は極めて高かったと言える。終盤は打たれ出し、日本シリーズではパコーンと放り込まれたがこれは勤続疲労によるものか。17年の中継ぎ転向以来7年間にわたってフル回転しており潰れていないのが不思議なくらいである。24年はもう少し負荷を減らすべきだろう(50試合登板くらいに抑えるべきだと思う)。なお、優勝のビールかけでは本性を解放していた(笑)



岩貞祐太

背番号14 32歳 左投げ 推定年俸1億万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 50 43.1 30 12 2.70
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■FA権を行使せず年俸大幅アップで残留、(多分本人の希望で)先発再転向ということだったが岡田監督にあっさりダメ出しされシーズン先発は0試合(悲しきかな岩貞 泣)。例年通り左のセットアッパーとしてシーズンに入ったが、こちらも例年通りなのだが良い時と悪い時の差が結構激しく、調子の良い時は勝ちパターンセットアッパーとして十分な投球を見せるが、悪い時はランナーをぽんぽんと出してしまい・・・。例年より中継ぎ陣が充実していたため最終的には「セットアッパー」から「中継ぎ陣の一角」あたりに落ち着いた。まあなんやかんやで1年を通しての数字をある程度見映えのする数字にまとめる力はあるし、左でまあまあ球速も出るので来季以降も1軍中継ぎ陣の一角としてそこそこ活躍するであろう。



西純矢

背番号15 22歳 右投げ 推定年俸2800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 17 72.1 45 28 3.86
2軍成績 13 53 39 14 2.89
<てきとう考察>
■高卒4年目右腕。先発ローテーションの一角と見込まれていたものの何ともしまらない結果に。抜群の球威は健在だが、制球が不安定で力任せな投球に終始したという印象。なお、打者(打率227 5打点)として能力は阪神投手陣随一で梅野・坂本の捕手陣より打席での期待感は高い(泣)



西勇輝

背番号16 33歳 右投げ 推定年俸3億円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 18 108.1 56 24 3.57
2軍成績 20 12 1.80
<てきとう考察>
■新たに複数年契約を結んだベテラン右腕。序盤は不調で先発ローテを外れ「複数年契約1年目でこれかいっ!」と阪神ファンから批判されまくったが、終盤に復調し何とか帳尻を合わせた(年俸分稼働した、とは思わないが・・・)。両サイド低めをつく繊細なコントロールが武器のタイプだけに主審のストライク判定(ゾーン)にかなり影響を受ける。球威も落ちており(阪神に来たばかりの)18年の時のようなエース感は最早ないが、まだ裏ローテを担う力は十分あり、後2、3年はローテーション投手として奮闘できるのではないか(毎年8勝8敗くらいしてくれたら及第点であろう)。色々思うところはあるが総合的に見ればFA戦士としてはかなりの成功例である。



青柳晃洋

背番号17 30歳 右投げ 推定年俸2億4000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 18 100.1 64 38 4.57
2軍成績 32 21 2.25
<てきとう考察>
■2年連続最多勝で阪神のエースとなったが今季は絶不調でエースの座を失った。もともとの「コントロールは悪いけど変則投法と球威で抑える」というタイプに抜群の制球力が加わりエースとなったわけだが、今季はなぜか「抜群の制球力」が失われ、もともとのコントロールの悪い青柳が姿を現し先発ローテの座も失った。正直昨季まであれほど安定していた投手が何故に一気にここまで崩れたのか理由がよく分からない。なお、成績の悪化に加え毛髪量の問題もあってネット上でアホな阪神ファンから誹謗中傷を受けまくっていた(泣)



馬場皐輔

背番号18 28歳 右投げ 推定年俸2950万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 19 22 22 2.45
2軍成績 28 32 37 1.97
<てきとう考察>
■中継ぎ右腕。ドラフト時の「155キロのストレートと七色の変化球の持主」という評価がいまだにネット上ではネタにされている(私の今現在の馬場のイメージは「146キロのストレートと縦の変化球」という感じである)。防御率と投球内容が乖離しているタイプで、1軍でも2軍でも数字を見ると素晴らしいのだが実際の投球を見ると「うん?」となってしまう。それでも数字を残すのを実力と見るべきなのか運と見るべきなのか・・・。個人的には1軍のロングリリーフ、敗戦処理(岡田監督は敗戦処理という言葉は嫌いなようだが)枠の投手だと思う。

追記:現役ドラフトで巨人入りが決定した。馬場にとっては良かったのではないか(巨人でなくパリーグ球団の方が良かったとは思うが・・・)。



森木大智

背番号20 20歳 右投げ 推定年俸1200万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 15 52.2 34 36 6.15
<てきとう考察>
■高卒2年目ドラ1右腕。ルーキーイヤー(昨季)は1軍で2試合先発機会を与えられるなど順調だったが、今季はボロボロだった。24年は2軍で先発ローテに定着してまともな防御率を残すところからやり直しである。素材は間違いないので高卒右腕の先輩方(才木、西)に続いてほしい。



秋山拓巳

背番号21 32歳 右投げ 推定年俸8800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 9.2 7.45
2軍成績 17 109.1 62 12 3.95
<てきとう考察>
■先発右腕。怪我の影響か年齢的な影響なのか分からないが必殺の「魔球137キロのストレート」が「ただの137キロのストレート」になってしまい1軍でほとんど活躍できなかった。投球スタイル的に中継ぎやれるとも思えず1軍で先発として起用できないのであれば使いどころがほぼない。もし24年も1軍で成績を残せないようであれば「年俸がそこそこ高い」「中継ぎ起用が難しいタイプ(球速がない上にオーソドックス上投げなので安藤や福原や能見のように中継ぎ転向で延命は難しいだろう)」「3年連続不調」「33歳という年齢」などから、功労者といえどクビになる可能性が高く正念場である。



ケラー

背番号24 29歳 右投げ 推定年俸8400万円    
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 15.2 14 3.45
<てきとう考察>
■新外国人。もう1人のほうのケラー。先発要員として期待されたがシーズン途中であっさり帰国。怪我が原因らしいが心無い阪神ファンから詐欺師呼ばわりされる(泣)ちなみに私は投球を一度も目撃できなかった(泣)



伊藤将司

背番号27 27歳 左投げ 推定年俸8000万円    
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 21 10 146.2 91 21 2.39
2軍成績 3.38
<てきとう考察>
■大卒社会人3年目左腕。ルーキーイヤーの活躍を見た後でも「あまり球速が出ないタイプだしだんだん成績落ちていくんちゃうかな」と思っていたが、落ちるどころか凄みが増して左のエース格に(実力は大竹より数段上だろうと思う)。球速は相変わらず140キロ台前半だが、制球、キレ、緩急、度胸、フィールディングととにかく引き出しが多くて総合力が高い。ジジイになっても活躍できそうである。24年はそろそろ投手タイトルを何か獲得しほしい(最多勝あたりが狙い目かと思う)。



鈴木勇斗

背番号28 23歳 左投げ 推定年俸1100万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 21 75.2 48 51 3.69
<てきとう考察>
■大卒2年目左腕。「ドラ1レベルの即戦力左腕」という感じの触れ込みで入団した昨季は2軍でもイニング以上の四死球数と防御率8点台と壊滅的。それに比べ今季は何とか見れる数字となった。ただ、(多少改善されたとはいえ)制球力は相変わらず1軍で起用できるレベルではないので、大卒選手ながら長い目で見なければならないタイプだと思う。150キロ級の左腕なのでモノになれば大きいのだが・・・。



橋遥人

背番号29 28歳 左投げ 推定年俸2450万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
成績
<てきとう考察>
■手術などの影響で今季も登板なし。登板時の鮮烈な印象が強く万全の状態で復帰できればセリーグ屈指の左腕だが、万全の状態どころか1軍で投げれる状態まで戻るのかさえ不透明である。最早祈ることしかできない。



門別啓人

背番号30 19歳 左投げ 推定年俸720万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 3.38
2軍成績 12 55 43 15 2.78
<てきとう考察>
■高卒1年目左腕。高卒1年目ながらスケールが大きい投手でストレートの威力はすでに1軍でも十分通用する。24年は2軍で変化球などの総合力をアップさせ、24年後半か25年から1軍先発ローテ入りしてほしい。井川以来の高卒左腕先発ローテーション投手となる可能性は極めて高い(及川は中継ぎでやっていきそうやしね)。



仁保旭

背番号34 33歳 右投げ 推定年俸2025万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 43 38.2 27 15 6.05
<てきとう考察>
■23年限りで戦力外。ソフトバンクから移籍3年目だったが1軍で起用されたのは移籍直後の1年目だけだった。先発タイプの右のあまり特徴のないタイプで、投手不足の球団であれば1軍の便利屋枠で起用されそうだが、投手陣が充実していた阪神においてはその枠に入るのすら困難だった。今季も岡田監督からは1軍戦力と見なされていないようだったし、(起用法の問題もあるだろうけど)2軍の防御率もかなりひどかったので戦力外はやむを得ないと思う。何というかトレードで獲得した際も「阪神が必要としているタイプじゃなくね?」という感じだったので阪神とミスマッチだったのだと思う。



才木浩人

背番号35 25歳 右投げ 推定年俸1900万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 19 118.2 107 36 1.82
2軍成績 15 21 0.00
<てきとう考察>
■規定投球回数には全く届いていないといえど2年連続防御率1点台は見事の一言。ただ、投球を見ると防御率ほどの凄みは感じない(2点台後半くらいのイメージである)。今季も怪我上がり(20年にトミー・ジョン)ということでそこそこ丁寧に扱われ、多少不調であれば1軍ローテを外してもらっていたので規定投球回数に達するであろう(達してくれると願っている)来季の成績が才木の真価というところか。150キロ級のストレートと落ちる球という阪神先発陣では数少ない古典的な本格派タイプで才木が先発ローテの中核にどっしり座ってくれれば先発ローテの構成バランスが極めて良くなる。



浜地真澄

背番号36 25歳 右投げ 推定年俸3200万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 30 27.2 23 5.86
2軍成績 13 13 16 1.38
<てきとう考察>
■22年はセットアッパーの一人として神がかり的な活躍だったが、今季は失速。岡田監督の中継ぎ構想に入っていたためか、かなり1軍でも起用されたが最後までダメだった。浜地が22年の活躍とまでは言わずとも防御率2.50くらいの成績(22年の防御率1.14はさすがに出来過ぎで、本来は好調でも防御率2点台くらいが妥当かと思う)を安定して残せるようであればさらに中継ぎ陣が強化されるだろうが、中継ぎ陣はすでにかなり充実しており、先発再転向というのも「あり」かもしれない(元来私は浜地を先発タイプと見ていた)。来季の浜地の起用法に注目している。



及川雅貴

背番号37 22歳 左投げ 推定年俸1500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 33 36.1 40 14 2.23
2軍成績 10 16.2 22 1.62
<てきとう考察>
■高卒4年目左腕。一時期の先発転向の話も結局は中継ぎに落ち着いたが、球種や投球内容的にとても先発向きとは思えなかったので中継ぎ専念は正解だと思う。今季は33試合登板で防御率2点台前半とそれなりに1軍で活躍したものの、中継ぎ陣の中での序列はあまり高くなく左腕であれば岩貞、島本、桐敷らの一つ下というあたりで度々1軍から外されたりもした。左で150キロ級のストレートに必殺スライダーもあるので持ち球的には中継ぎ勝ちパターン入りしなければならない存在である。



村上頌樹

背番号41 25歳 右投げ 推定年俸750万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 22 10 144.1 137 15 1.71
<てきとう考察>
■大卒3年目右腕。入団2年間は2軍の帝王的な成績で総合力は高いけど1軍では球威不足か?という感じだったが、球威が増したことによって(140キロ台後半が出るようになった)、もともとの総合力の高さが1軍でも生きようになり一躍右のエース的存在となった。ただ、オリックス山本のような圧倒的な難攻不落感はないので「球威の高さ(140キロ台前半に戻ったらしんどいと思う)」「制球力」「必殺カットボール」のどれか一つでも狂ってしまえば一気に並み投手になってしまうという心配はある。24年は「防御率2点台前半」「投球イニング160回から180回くらい」「2ケタ勝利」あたりを達成してエースになってほしい。投球は賢そうだがノリは完全に関西の兄ちゃんでアホそう。なお、正直MVPは大山か近本のほうが相応しいかと思った。



ケラー

背番号42 30歳 右投げ 推定年俸1億8200万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 27 26.1 28 16 1.71
<てきとう考察>
■2年目助っ人右腕。1年目はキレ味鋭いカーブが決め球のストッパー候補として入団しものの決め球カーブがしょんべんカーブだったため滅多打ちに、その後2軍での調整を経てストレートゴリ押し投手としてシーズン後半は1軍でまあまあ活躍してクビが繋がった。2年目の今季は大いに期待されたもののカーブが相変わらず通用せず昨季と同じく150キロ台半ばのストレートで押しまくる投球で何とかしのいで1軍にしがみつていた感じ。岡田監督の信頼も得られず、大事な場面では起用されず大差がついた試合や負け試合での登板が中心だった。ちょっと調子が上向いてきた時期に家族の事情で帰国してそのまま戻らず退団となった(起用法に不満があったのかもしれない)。今季の見た目の防御率はかなり良く、150キロ台半ばのストレートは威力抜群だが「ストレート含め制球はイマイチ」「決め球変化球がない(アメリカ時代の決め球カーブが日本人打者に全く通用しない)」などから僅差の勝ちパターンでは使いづらく、外国人枠や高額な年俸を考慮すれば退団もやむを得ないかと考える。



島本浩也

背番号46 30歳 左投げ 推定年俸2300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 35 26.2 20 1.69
2軍成績 14 12.1 5.11
<てきとう考察>
■トミージョンから完全復活。特にピンチの場面での登板における粘り強さは特筆もので強力中継ぎ陣においてもかなりの存在感があった。「19年の成績がマックスで終わるんやろうな。それでも育成選手としては十分頑張ったほうやわ」と思っていたが、終わりどころかこれからどんどん成績を積み重ねていきそうである。それにしても島本まで復活となると左の中継ぎ枚数揃いすぎである。



桐敷拓馬

背番号47 24歳 左投げ 推定年俸1100万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 27 40.1 40 12 1.79
2軍成績 12 72.1 50 11 3.98
<てきとう考察>
■当初は先発候補であったが、シーズン半ばに中継ぎとしてお試し起用してみると意外と良かったのでそのまま起用され続け、いつのまにか「一番信頼のおける中継ぎ投手」的存在になってしまった(岡田監督に「スペードのエース」と評されるほどだった)。左スリークォーター気味からの150キロのストレートとスライダーは強烈で来季以降もリリーフでいくのであれば「ストッパー」か「8回の男」あたりを狙えそうなほどだ。ただ、入団3年間は主に先発候補として鍛えられており今後先発・リリーフどちらでいく方針なのかは不明。個人的にはリリーフで岩崎や岩瀬を目指すのがよいように思うのだが、中継ぎ陣はかなり充実しているし首脳陣はどのような判断を下すのだろうか。



茨木秀俊

背番号48 19歳 右投げ 推定年俸500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 12 38.1 30 19 6.57
<てきとう考察>
■高卒1年目右腕。1年目は2軍でそれなりに登板機会を得た。同期のドラフト2位門別には少し差をあけられたが、なかなかの球威の持ち主で今後に期待大である。24年は2軍で今季の倍以上の投球イニングを消化できるようになってほしい。


大竹耕太郎

背番号49 28歳 左投げ 推定年俸2000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 21 12 131.2 82 12 2.26
2軍成績 10 1.80
<てきとう考察>
■陽川を生贄に(現役ドラフトで)福岡から召喚された阪神優勝のためのアイテム。もともと強豪ソフトバンクでも一時期先発ローテ入りしていたなど実力はある選手だったが投球の見栄えがよくないため(単純に球が遅い)か近年は2軍が定位置だった。能力的には「抜群の制球力」以外特に特筆すべきものはないように思うが、「ここ数年より少し球速が上がった(140キロを超えるようになった)」「球威重視のソフトバンクと制球力重視の阪神の環境の違い」「大竹担当捕手坂本との相性の良さ」など色々とプラスの要因が重なりシーズン序盤の無双状態を生んだと言えよう。ただし、さすがに今季の成績は出来杉君で来季以降は成績は多少落ち込むと思うが、落ち込みを最低限に抑え細く長く阪神先発陣の一角として頑張ってほしい。



富田蓮

背番号50 23歳 左投げ 推定年俸750万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 16 10 4.50
2軍成績 14 71.1 60 17 1.77
<てきとう考察>
■高卒社会人から入団1年目左腕。ストレートも変化球もコントロールもそれなりのレベルにあるけれんみのない投手。ドラフト下位指名にも関わらず岡田監督にかなり期待されて起用されていた。本来は先発タイプと見るが、先発枠に入り込むには決め手不足、中継ぎ陣に入り込むには特徴不足という感じで、現状1軍で起用するならロングリリーフ役がベストかと思う。ただし、何か一つスケールアップすれば、(球威が増した村上が別人のようになったり、入団5年目の能見さんが急覚醒したように)1軍主力投手陣入りできそうは感じもする。個人的には先発タイプかと思う。



加治屋蓮

背番号54 32歳 右投げ 推定年俸3000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 51 38.2 32 13 2.56
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■2年連続で成績を残し、阪神ファンに加治屋の暑苦しそうな馬顔は完全に認知された。球速以上の抜群の球威の持ち主でストライクが入ればピンチの場面でも何のその。なお、好不調の波も激しく不調時はあっさりランナーを出すなど絶対的な信頼感はない(まあそこそこ安定していたらソフトバンクをクビになることもなかっただろし)。右の中継ぎが不足している時期が多かった今季の阪神中継ぎ陣において、加治屋のシーズンを通じての貢献度は極めて高かったと言えるが、来季も同様の成績を残せるかと問われれば少し疑問符が付く(桑原謙太朗とか加藤康介のような短期間の輝きのような気がしてならないのだ)。



小林慶祐

背番号56 31歳 右投げ 推定年俸1700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 0.00
2軍成績 39 16 39.1 41 11 3.20
<てきとう考察>
■23年限りで戦力外。右の中継ぎで、オリックスからトレードされてから4年間、1軍で出番があればそれなりの数字を残してきた。それでも1軍中継ぎ陣に定着できなかったのは、怪我もあったとは思うがストレートとフォークというストッパータイプの割に球威がちょっと足りない(決して遅いわけではないのだが、1軍でこの投球スタイルでやっていくならもう少し球威が必要だと思った)という点が原因かと思う(プラス阪神中継ぎ陣が強力だったという点もあるだろう)。中継ぎが弱い球団であれば年間15試合〜30試合程度の出番を得れそうだが獲得する球団があるかどうか。



岡留英貴

背番号64 24歳 右投げ 推定年俸720万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 1.29
2軍成績 31 34.1 41 1.31
<てきとう考察>
■大卒2年目右腕。オープン戦あたりで見切りの早い岡田監督に見切られてしまったような雰囲気であったが(見切るのが早いのと、その自身の結論に頑固な点は岡田監督の悪いところやと思う・・・)、2軍で成績を残し続けシーズン終盤にやっと起用してもらえるようになった。右サイド気味の変則投法から150キロ級の球威あるストレートを投げ込むことができ来季1軍中継ぎ陣に定着できる能力はあると見る。阪神の先輩で言えば桟原、理想を言えば横浜・伊勢のような活躍に期待。



湯浅京己

背番号65 24歳 右投げ 推定年俸4700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 15 14.1 15 4.40
2軍成績 2.57
<てきとう考察>
■22年に大ブレイクし(全くの予想外のブレイクだった)、23年はストッパーに抜擢されたものの救援失敗を繰り返し2軍落ち、そのままシーズンを終えた(日本シリーズでプチ復活)。22年の活躍は見事だったがいきなりストッパーはさすがに荷が重かったようである(WBCによる調整失敗、去年投げすぎの疲労蓄積、2年目のジンクスなど色々あるかもしれない)。勢いで投げるタイプでごまかせるような変化球があるわけでもないので、ストレートの球威・制球が復活するかどうか次第かと思う。湯浅が勝ちパターンの7回、8回あたりに再定着できれば中継ぎを随分楽にまわせるようになるのだが・・・。



小川一平

背番号66 26歳 右投げ 推定年俸1300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 4.50
<てきとう考察>
■これから1軍定着か、というタイミングで肘の痛みで離脱。昨季は手術、今季もトミー・ジョン。果たして1軍で投げれる状態まで復活できるのだろうか。離脱前は先発も中継ぎもそれなりのレベルでこなせる便利な投手であった。



石井大智

背番号69 26歳 右投げ 推定年俸1250万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 44 40 29 1.35
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■四国独立リーグ出身の救援右腕。今季も好成績を残し、昨季残した数字(18試合、防御率0.75)がマグレでないことを証明した。上背もなくそこまで見栄えの良い投げ方でもないのだが安定感は抜群で時期によっては8回の男(セットアッパー)まで務めた。抽象的な言い方だが、現状では「7,8,9回のどこか1イニングを1人で任せる」までの信頼感はないが、その一歩手前まできているように思う。7回椎葉(23年ドラフト2位、徳島)、8回石井(高知)、9回湯浅(富山)の独立リーグ勝ちパターンもいつか見てみたい。



渡辺雄大

背番号92 32歳 左投げ 推定年俸1600万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 30 24.2 34 10 4.01
<てきとう考察>
■22年には初勝利をあげるなどプチブレイクしたが、23年は登板なしで戦力外となった。2000年前後くらいの弱い時代の阪神にいそうな中継ぎ左腕で「左のサイドスロー・球速出ない(130キロ台)・左打者殺し専門」というかなり使途が限定されるタイプ。今季も「左打者一殺」など役割を限定して起用すれば1軍でも通用したと思うが、岡田監督が就任した時点で「あっ、渡辺ほとんど使われへんやろうな」という予測はついた(岡田監督は1イニング投げきれない一殺タイプの中継ぎはあまりお好きではないイメージ)。



岩田将貴

背番号93 25歳 左投げ 推定年俸440万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 44 42.2 39 11 4.85
<てきとう考察>
■昨季支払下登録されたもののいまだ1軍登板なし、2軍での成績も低下してしまった。上記渡辺と同じく中継ぎタイプの左のサイドスロー。現状の能力では上と思われる同タイプの渡辺がクビになり来季は非常に厳しい立場となった(岩田が生え抜きで若く、渡辺が戦力外から獲得の外様で30歳オーバーゆえ岩田が残されたのではないかと思う)。2軍での防御率を良化させ何とか1軍初登板を果たしたい。



ブルワー

背番号98 30歳 右投げ 推定年俸4900万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 13 11.1 14 2.38
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■Bケラーの離脱によって7月に緊急補強された中継ぎタイプの右腕。その後1軍にいたKケラーまで帰国してしまっためドンピシャの緊急補強となった。19年にはメジャーで58試合に登板した実績の持主だけあって能力は高かった。150キロ超えのストレートは球威十分、決め球のカットボールも十分通用しており中継ぎ勝ちパターンでの起用に耐えうる能力はあったと思う。ただ、すでにかなり中継ぎ陣が整備されていたためかあまりチームに溶け込んでいないようには感じた(性格的にではなく戦力的にという意味。変な言いまわしだが・・・)。なお、来季残留でも良いのではと思っていたが、契約は更新されなかった(怪我などの体調面が原因なのか、戦力的に不要という判断なのか、年俸なのか、ブルワーが嫌がったのかは不明)。



ビーズリー

背番号99 28歳 右投げ 推定年俸1億1200万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 18 41 43 13 2.20
2軍成績 44 43 2.25
<てきとう考察>
■中継ぎとして獲得されたが途中で先発に転向(中継ぎとしてそんなに悪いとも思わなかったが・・・)。その後は先発ローテの谷間で先発したり、ロングリリーフをこなしたりと主力ではないが足りないところを補完するような働きで優勝に貢献。来季の残留も決定しているようだが首脳陣はどのように起用するのだろうか?今季のように便利屋的な起用になるのか、メッセンジャーのような先発一本立ちを予期しているのか。



望月惇志

背番号124 26歳 右投げ 推定年俸600万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 13 11.1 17 8.74
<てきとう考察>
■23年限りで戦力外。若くして長身から150キロ台半ばの豪球を投げ下ろす投手だっただけにずっと「モノになったらデカい」と期待されてきたが、ここ数年の「こりゃどうにもならんわい」という感じは悲しかった。



伊藤稜

背番号125 24歳 左投げ 推定年俸300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績
<てきとう考察>
■大卒2年目左腕。変則150キロ左腕という触れ込みだったが2年間2軍登板すらなし、左肩のコンディションが相当悪いのか(そもそもコンディションが良ければ育成指名じゃないよね、ということかもしれないが)。



川原陸

背番号127 23歳 左投げ 推定年俸420万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 26 65 40 21 4.29
<てきとう考察>
■ほんとに徐々に徐々に能力を伸ばしてきている大型左腕。ついに2軍でそれなりの投球回数(65イニング)を消化できるところまできた。



佐藤蓮

背番号130 25歳 右投げ 推定年俸600万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 19 22.1 27 27 6.04
<てきとう考察>
■大卒3年目右腕。黄金の2020年ドラフトの入団選手(しかも3位)だが一人だけ蚊帳の外に(泣)ムキムキな巨体から投げ下ろす150キロ超えの直球は捨てがたいがコントロールが相変わらず崩壊気味である。