2008年ドラフト1位で阪神に入団した簫一傑選手についての考察です。
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2008年ドラフト1位 簫一傑投手 超てきとう阪神タイガースドラフト考察
年度 | 球団 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
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09 | 阪神 | 1軍出場なし | ||||||||
10 | 阪神 | 1軍出場なし | ||||||||
11 | 阪神 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 8.1 | 7 | 4 | 2.16 |
12 | 阪神 | 1軍出場なし | ||||||||
13 | ソフト | 1軍出場なし | ||||||||
通算 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 8.1 | 7 | 4 | 2.16 |
ドラフト的選手評価・・・E
2軍では主力も1軍ではほとんどチャンスが与えられず、もっと起用されてもよい選手だったと思うが・・・。無念のE評価(涙)
簫一傑|超てきとう阪神ドラフト考察
2軍では主力もドラフト1位投手がわずか4年でクビに(涙) もっと起用してやってほしかったと思う阪神ファンは私だけではあるまい・・・(涙) 意外と老け顔(涙)
2008年ドラフト会議で松本(横浜)藤原(楽天)と1位クジを2回も外した阪神が3度目の1位指名で交渉権を獲得。ドラフト戦線では派手さこそないが実力派ということで名前は知れ渡っていたので、多くの阪神ファンは「地味やけどしゃあないな」と(無理やり)自分を納得させた。実際に入団1年目から実力は発揮しておりファームで最多勝を獲得し防御率も2.26を記録するなど主軸として活躍する。しかし、右のオーソドックスなタイプで球威があるタイプでなかったためか1軍首脳陣からあまり評価されず1軍での登板機会はなかった。ドラフト1位で入団し2軍で結果も残しているのに全く起用されないのは正直異常だったと思う。
阪神に4年間在籍したがその間の1軍登板はわずか2試合・・・。ドラフト1位で、しかも2軍でコンスタントに成績を残してきた選手でこの扱いは何だったんだろうか?(涙)簫の4年間の2軍成績だが以下の通りだ。
2009年 16試合 7勝1敗 67.2投球回 47奪三振 防御率2.26
2010年 16試合 5勝2敗 60.1投球回 37奪三振 防御率3.13
2011年 21試合 5勝6敗 93.0投球回 50奪三振 防御率2.81
2012年 17試合 1勝3敗 34.2投球回 21奪三振 防御率4.15
確かに見映えはあんまし良くなかったと思う。普通の右のオーバースローで球速帯は130キロ台後半(アマチュア時代は最速148キロと言われていたがそれは最大瞬間風速)、変化球もカーブ、スライダー、フォークなど一通り投げるがそこまで"凄い変化球"ではない。凄い球を投げて打ち取ると言うよりもストレート、変化球をバランス良く投げ分け、また高い制球力や抜群のスタミナを活かして総合力で勝負するタイプだった。よってブルペンで投げているところを見てもこの投手の良さは分からないだろう、(2軍では結果を残していただけに)1軍の試合で起用して成績で評価しなければならない投手だったと思う(当たり前だが・・・)。同種のタイプの成功例で上園という投手もいたのに簫はなぜ起用されなかったのだろうか・・・投手コーチの好みじゃなかったのかな、などのうがった見方をしてしまう。
アマチュア時代(高校・大学)に全国の舞台でも実績を残し、ドラフト1位で入団。多くの球団が評価していたしその実力はホンモノだったと思う。簫からしたら「起用しないのならなんでドラ1で指名したんだ」という思いもあっただろう。個人的な思いになるが、台湾から留学してきて、親御さんからの仕送りを受けながら血の滲むような努力をして這い上がってきた選手に対する仕打ちがこれかという思いはある。プロは実力の世界で簫にその実力がなかったと言われればそれまでかもしれないが・・・。簫さん台湾球界で凄くええピッチャーになって阪神を見返したってください(涙)