阪神タイガースドラフト考察2008年ドラフト>西村憲

2008年ドラフト4位 西村憲投手 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

西村憲投手 年度別成績
右投げ右打ち
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
09 阪神 8.0 5.63
10 阪神 65 71.2 71 13 3.89
11 阪神 21 26.1 21 1.71
12 阪神 1軍出場なし
13 阪神 1.0 27.00
14 阪神 1軍出場なし
通算 95 107.0 100 22 3.70


ドラフト的選手評価・・・D

入団2年目に1軍投手陣に定着するなど順風満帆なプロ野球人生を送ると思われたが(多分)酷使が原因で故障、球威低下(涙)この投手がD評価に終わるとは思わなかった。

西村憲|超てきとう考察

見た感じ何の変哲もない右投手だがキレのあるストレートで(1年だけ)中継ぎエースに!

ドラフト時は「大学生の最速145キロの右腕って・・阪神お得意の当たり障りのない右投手確保かっ!」とけっこう文句言ってたがドラフト2008年組で一番最初に1軍定着したのは西村だった。1年目は2軍で好成績(36試合投げて9セーブに防御率2.20)を残し、2年目は開幕から1軍中継ぎに定着した。

見た感じ(プロレベルでは)何の変哲もない右投手に見えた、ストレートは142キロ〜146キロくらい(最速149キロを記録したけどあれは瞬間風速だろう)で変化球はスライダー、フォーク、カーブなど一通り投げる、コントロールはそこそこ・・・悪くはないけど、そこまで良くもない。2軍のローテーション投手に多そうなタイプだなと思ってた。しかし1軍中継ぎ陣に定着した西村を見てびっくりしたのはストレートのキレの良さ、球速表示はそこまで出てないけどキレ味抜群のストレート中心の投球で打者を打ち取っていた。とは言っても幾らストレートのキレが良いとはいえ藤川ほどの球威はないし、コントロールや変化球はまだまだこれからで抑えたり、打たれたりを繰り返していた。「総合力がアップすれば先発ローテやセットアッパーも狙えるだろうから大事に育ててほしい」と思ったものだ。

しかし、首脳陣は西村を酷使する。勝ち試合、負け試合関係なく見境なく起用し(見境なく起用しているように管理人には見えた)、プロ2年目で初めて1軍に定着した選手なのに最終的には65試合、71イニング・・・それほど頑丈そうには見えなかった西村にはかなり後遺症があったと思う。翌年以降も時折投げている姿を見たがプロ2年目前半の球威はついに戻らなかった(個人的には2010年シーズンの酷使が原因だと思っている)。ストレートにキレのない西村は並の投手だ(球速も落ちてたし・・泣)、2軍では通用していたが「いい時のストレートが戻ってこない」などの理由で2014年に戦力外通告、現在の西村投手の実力だけを見れば戦力外通告は致し方ないだろうが、何だかモヤモヤ感が残ってしまった。

西村憲投手の2軍成績(阪神)
2009年 36試合 4勝3敗9セーブ 投球回41   奪三振42 防御率2.20
2010年 2軍出場なし(ほぼ1軍にいた)
2011年 18試合 0勝2敗4セーブ 投球回16   奪三振12 防御率1.13
2012年 20試合 0勝0敗2セーブ 投球回17.2 奪三振13 防御率3.57
2013年 24試合 1勝1敗3セーブ 投球回24   奪三振17 防御率2.25
2014年 34試合 0勝2敗0セーブ 投球回27.2 奪三振20 防御率4.88

2014年11月作成