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スタンリッジ 〜阪神タイガース最凶外国人列伝〜

ジェイソン・スタンリッジ投手 年度別成績(日本プロ野球)
右投げ右打ち
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
07 ソフト 17 54.0 35 23 3.00
08 ソフト 13.0 7.62
10 阪神 23 21 11 126.1 98 37 3.49
11 阪神 25 25 151.0 116 46 2.92
12 阪神 25 25 12 150.1 102 45 2.69
13 阪神 26 26 12 160.2 124 47 2.74
合計 119 108 42 39 655.1 483 204 3.04


推定年棒・・・07年 3000万円(ソフトバンク)
       08年 3000万円(ソフトバンク)
       10年 4000万円
       11年 1億円
       12年 1億1250万円
       13年 1億4400万円
       14年 2億円(ソフトバンク)


最凶外国人列伝的選手評価・・・B

2010年の途中入団以来常に先発ローテーション投手として投げ続けた。投球イニング数、防御率などはエース級だが勝ち運に恵まれず負け星が先行、そのせいでイメージがイマイチな部分も・・・。2014年現在ソフトバンクでプレーしているが、いまだにかなり頑丈そうなので後数年はローテーション投手として活躍できると思う。ちなみに本人イケメンで息子めちゃ可愛い。



ジェイソン・スタンリッジ|でぶぶによる超てきとう考察

通称「スタン」。能力はエース級なのに暗黒臭(藪臭)を漂わす大型右腕(涙) 先発ローテ投手として3年連続150投球回数、3年連続防御率2点台を達成もまさかの放出(涙)

2010年先発陣がボロボロ状態だった阪神が緊急獲得(シーズン開始後4月に契約)、ソフトバンク時代はそこまで良い成績を残していたわけでもなかったので「急場しのぎの緊急補強やな。来年はおらんやろ」というあたりが多くの阪神ファンの声であったと思われる。しかし入団直後は不安定なピッチングが続いていたが、試合を重ねるごとに安定感が増し最終的には11勝5敗と貯金を6つもつくった。前年にロッテからやって来た久保と共にエース級の働きであった。しかし、この2ケタ勝利が阪神在籍中唯一の2ケタ勝利となるとは・・・そんなこと阪神ファンは誰も思っていなかったに違いない(涙)

翌年2011年シーズンも出だしは絶好調だったが後半勝てなくなり、12年と13年も勝ち星に恵まれない状況が続く。その姿は好投しても打線の援護を受けることができなかった暗黒時代の投手を思い起させた、それなりの投球イニングを消化し、防御率も良い、けど集中力が切れる回があり連打を食らってしまう・・・まるで90年代の藪のようじゃないか!(涙)また阪神で先発ローテーション投手として覚醒したのは久保コーチの「魔改造」のおかけという噂もある(週刊ベースボールかなんかのスタンリッジのインタビュー記事で久保さんのおかけ的な発言が載ってた気がする)。久保コーチは有能だったのか!(涙)

スタンリッジの投球だが、ストレートは最速が154キロ(滅多に出ないけど)、球速帯は145キロ〜150キロあたりで先発投手だがリリーフ投手なみの球速が出ていた印象(先発投手の平均球速ではメッセンジャーと共にセリーグトップを争っていた)。また球速だけでなく球威も伴っておりストレートは非常に重そうな球だと感じた。変化球はカットボールやカーブが中心、特にカットボールは決め球に使っていたと思う。さらにコントロールも悪くなく、球威、変化球、制球、馬力などが高いレベルで揃っていた投手なのに、なぜあんなに負け星が先行してしまったのだろうか?・・・(涙)中盤の大事なイニングでランナーを出すと集中力が切れたようなピッチングで連打を許すなどというシーンがよく見られ、そのあたりが負け星先行の原因かと思われる。・・・しかし、それにしても2年連続防御率2点台なのに合計15勝24敗って・・・(涙)

負けが先行しているものの、総合的な能力はセリーグ屈指の先発投手だったと思う。メッセンジャー、スタンリッジという外国人ローテーション投手2枚看板は阪神ファンにとって誇りであった・・・。しかし、2013年オフスタンリッジの契約は更新されなかった(涙)阪神球団が契約更新を望めば恐らく契約は更新されいただろう(スタンリッジに積極的な退団の意思はなかったと思う)、しかし韓国人ストッパー・オスンファン獲得のために外国人枠を1枠空けることを阪神は選んだ(涙)

2014年現在は再びソフトバンクに復帰し打線の援護をもらいながら伸び伸びと投げている模様(涙)13年オフにスタンリッジを放出した阪神球団の戦略はチーム事情を考えればやむを得なかったと思うし、失敗しているわけではないがかなり悲しかった。「防御率3位の投手と契約しないなんておかしいよ」という趣旨の発言を当時のスタンリッジがしたらしいが、その通りだと思います。(涙)でも結果としては年棒も上がったし、打線の援護があって優勝が十分に狙えるソフトバンクに行ったのはスタンリッジ本人とっては良かったのではないでしょうか・・・。全ては日本人の4番打者やストッパーを育成、準備できていなかった阪神タイガースが悪いのです(涙)スタンさん阪神では味わえないであろう優勝の美酒をソフトバンクで何度も味わってください!(涙)



ジェイソン・スタンリッジ選手のメジャーリーグ通算成績

ジェイソン・スタンリッジ投手 年度別成績(アメリカメジャーリーグ)
@タンパベイ・デビルレイズ
Aテキサス・レンジャーズ
Bシンシナティ・レッズ
Cカンザスシティ・ロイヤルズ
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
01 @ 19.1 14 4.66
02 @ 3.0 9.00
03 @ 35.1 20 16 6.37
04 @ 10.0 9.00
05 AB 34 33.1 19 17 4.59
06 B 21 18.2 18 14 4.82
07 C 7.2 8.22
合計 80 127.1 80 74 5.80

メジャーの在籍年数はそれなりだが、勝敗に関わるところで投げていないという印象。そこそこ期待されていたがチャンスで力を発揮できなかったというパターンだろうか。



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