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杉山賢人 〜阪神タイガース補強選手列伝〜

杉山賢人投手のデータ
左投げ左打ち 1992年ドラフト1位
<経歴>
東芝
西武ライオンズ(1993〜1999)
阪神タイガース(1999〜2000)
近鉄バファローズ(2000〜2001)
横浜ベイスターズ(2001)

杉山賢人投手のプロ野球通算成績
年度 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
通算 333 15 17 13 17 317.1 295 126 3.91


★阪神入団の経緯・・・トレード
           ※平塚との1対1のトレード


★杉山投手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「名物男の平塚さんがいなくなるのは悲しいけど、杉山ってバリバリの主力中継ぎじゃね〜の?もしかしてラッキーなトレード?」




阪神にやって来る前の杉山選手

阪神に来る直前3年間の杉山投手の成績
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
97 西武 34 14.2 14 12 5.52
98 西武 44 18.0 11 2.50
99 西武 5.1 5.06

バルセロナオリンピックの野球日本代表銅メダル獲得に貢献して、社会人bP左腕と称せられ、西武からドラフト1位指名を受ける。ルーキーイヤーからフル回転してストッパーの一人に定着、潮崎・鹿取・杉山の3人が「サンフレッチェ(3本の矢)」と言われた時代が杉山の最盛期だったかもしれない。その後も1軍中継ぎ陣の一角を占めていたが、球の勢いは衰えていき、登板試合数に比べて投球イニングが極端に少ない左打者専用の投手になっていった。

1999年シーズン中に阪神にトレードされるが、阪神のトレード相手は平塚克洋。平塚はこの年開幕直後には4番を打っていたほどのバッターだったので、阪神球団の杉山に対する期待の大きさが窺い知れる。




阪神にやって来た後の杉山選手

杉山賢人投手 年度別成績(阪神時代)
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
99 阪神 16 49.2 39 21 5.07
00 阪神 1軍出場なし


印象は「太った技巧派左腕」(涙) 先発としての起用は厳しいと思ったが・・・


★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・E


中継ぎとして起用するのかと思ったらまさかの先発起用。「6年ほどの間中継ぎ専門で、しかも近年は左打者殺し専門だった投手を先発で起用するのは厳しいのでは」と見ていたが、案の定打ちこまれた。何というかストレートのスピードもないし、変化球もドロンとした感じ。コントロールはまあまあ良いのだが相手が嫌がる球がなく長いイニングを投げたらごまかしがきかなくなるという印象。先発どころか、左の中継ぎでもけっこう厳しいと感じた(遠山、田村のほうが左の中継ぎとして上だと思った)。

移籍1年目は先発でも中継ぎでもそれほどの成績を残せず、2年目途中に近鉄のトレードされてしまう。ただし、2対1のトレードというあたりに「杉山ってパ・リーグでは評価されてんねんなぁ」と感じた(けど、その後在籍した近鉄、横浜では成績を残せなかった)。

阪神にやってきた時期は、選手としてかなり下り坂に入り込んでからだったんだなぁというところか。