阪神タイガース補強選手列伝ではオリックスからフリーエージェントで加入した星野伸之投手について管理人でぶぶがテキトーに考察しております。
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星野伸之 〜阪神タイガース補強選手列伝〜
星野伸之投手のデータ
左投げ左打ち 1983年ドラフト5位
<経歴>
旭川工業高校
オリックス・阪急(1984〜1999)
阪神タイガース(2000〜2002)
年度 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通算 | 427 | 384 | 176 | 140 | 2 | 2669.1 | 2041 | 927 | 3.64 |
★阪神入団の経緯・・・FA
※イチローに引きとめられたらしい
★星野選手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「来てくれるのは嬉しいけど、こんな泥船(阪神)にあえて乗り込んで大丈夫か?オリックスに残留したら楽に200勝達成できるやろうに・・・」
阪神にやって来る前の星野投手
年度 | 球団 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
97 | オリ | 29 | 29 | 14 | 10 | 0 | 202.2 | 121 | 54 | 3.24 |
98 | オリ | 22 | 22 | 6 | 10 | 0 | 128.1 | 76 | 47 | 5.12 |
99 | オリ | 26 | 26 | 11 | 7 | 0 | 156.2 | 96 | 62 | 3.85 |
10年以上オリックスで先発ローテを守り続けたパ・リーグの名物投手。120キロ台のストレート、90キロ台のスローカーブ、110台のフォークボールというプロにあるまじき持ち球でプロ通算176勝。「遅球王」「星の王子さま」などの異名もあり。
パ・リーグの超有名投手であった星野がFA宣言して阪神に移籍すると聞いたときは「マジかいな」と思った。当然嬉しいことは嬉しかったのだが、チーム状況や内野の守備もガタガタの阪神に移籍してきて星野は大丈夫なんだろうかと心配になってしまった。残り32勝に迫っていた200勝もオリックスにいれば3〜4年で達成できるのに、阪神に来てしまえば負の連鎖に巻き込まれるぞ!と。
阪神にやって来た後の星野投手
年度 | 球団 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00 | 阪神 | 21 | 21 | 5 | 10 | 0 | 122.2 | 85 | 30 | 4.40 |
01 | 阪神 | 10 | 5 | 1 | 2 | 0 | 29.1 | 28 | 5 | 4.60 |
02 | 阪神 | 8 | 7 | 2 | 1 | 0 | 37.2 | 25 | 7 | 2.39 |
超独特な投手。あの投球は中毒性高し。36歳の若さでの現役引退が残念すぎる(涙)
★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・D
球速に頼るタイプではなかっただけに40歳を超えても活躍できると思ったが阪神在籍3年、36歳の若さで引退するとは予想外であった。病が原因とはいえ阪神移籍が星野の選手寿命を縮めた気がして申し訳ない気分になった。
移籍1年目か開幕ローテーション入りしたがわずか5勝、ただし打線の援護がなかった日も多く阪神以外の球団であればもう少し勝ち星がついたと思う。2年目、3年目は体調が優れない時も多く登板は限定的だったが、先発した日にはある程度ゲームを作り能力の衰えはそこまで感じなかった。打線が強化されていっていた阪神のチーム状況を考えると2003年以降もプレイできていれば二ケタ勝利をあげることも可能だったと思う。
日付は忘れたが阪神入団1年目の春先のヤクルト戦の完封勝利の試合(1−0の完封)の星野の投球は本当に美しかった、管理人は「これは投球の芸術だ」なんてわけのわからんことをつぶやいていたくらいだ。また、来日したばかりの外国人に強く中日の新外国人(名前は忘れた)に対し、スローカーブ3球で3球三振にしていた姿も記憶に残っている。投球フォーム、投げている球全てが独特で野球人間国宝みたいな投手だったし、凄く好きな投手だっただけに200勝を達成できず、しかも能力的には余力を残しての引退は残念でならない。
阪神時代の星野投手の印象
スローカーブが有名な投手だがスローカーブはあくまで見せ球で決め球に使うのは大振りしがちな外国人打者に対して程度。決め球はストレートとフォーク、三振のパターンもストレートでの見逃し三振かフォークの空振り三振が多かった。ただし、スピードがないだけに巧打者には上手くフォークをひろわれヒットにされていた(その辺がセ・リーグでけっこう打たれた要因かもしれない)。万全の状態であってもエースとして起用するのではなく先発ローテの3〜4番手あたりの起用がベストな投手だったと思う。