阪神タイガース補強選手列伝ではヤクルトから金銭トレードでやってきたカツノリ捕手(野村克則)について管理人でぶぶがテキトーに考察します。
でぶぶの考察場 でぶぶ |
ホーム>阪神タイガース補強選手列伝>カツノリ
カツノリ 〜阪神タイガース補強選手列伝〜
カツノリのデータ
右投げ右打ち
1995年ドラフト3位
<経歴>
明治大学
ヤクルトスワローズ(1996〜1999)
阪神タイガース(2000〜2003)
巨人(2004)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2005〜2006)
年度 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通算 | 222 | 386 | 66 | 4 | 17 | 20 | 90 | 1 | 185 | 237 |
★阪神入団の経緯・・・金銭トレード
※ノムさんの要望?により金銭トレードで獲得
★カツノリ選手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「ノム〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」
阪神にやって来る前のカツノリ選手
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
97 | ヤク | 26 | 33 | 8 | 1 | 1 | 2 | 10 | 0 | 258 | 303 |
98 | ヤク | 25 | 24 | 4 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 174 | 208 |
99 | ヤク | 1軍出場なし |
プロ入り前は六大学の強打者であったがプロ注目と言われるほどではなく、ノムさんがヤクルト球団に頼んで指名してもらったらしい(その辺は長嶋一茂とは違う)。ただ全くの親の七光りと言うわけでもなく(多少は親の七光りだが)、六大学で首位打者や打点王を獲得したこともあった。
ノムさんが監督の97年、98年には一軍で時々起用されていたが、若松監督にかわった99年は起用ゼロ(涙)
カツノリを金銭トレードで獲得というニュースを見た時は「マジかよっ!!!」と思った。古田ほどの万全の正捕手がいない阪神なのでけっこう起用しちゃうんじゃないかという悪い予想が脳裏をよぎった(涙)
阪神にやって来た後のカツノリ選手
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00 | 阪神 | 43 | 55 | 13 | 2 | 3 | 5 | 11 | 0 | 265 | 327 |
01 | 阪神 | 52 | 102 | 20 | 1 | 6 | 4 | 28 | 0 | 211 | 257 |
02 | 阪神 | 11 | 16 | 3 | 0 | 0 | 4 | 5 | 0 | 188 | 188 |
03 | 阪神 | 1軍出場なし |
能力的には2軍レベル、基本的にノムさんが監督の時しか1軍では起用されない(涙) でもカツノリはいいヤツなのでカツノリは悪くない(涙)
★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・D
ノムが「カツノリには捕手としての天分を感じる」とか親馬鹿なことを言いながら、移籍初年度の開幕カードに起用。そのあまりの親馬鹿、公私混同ぶりは清々しいほどであまり憎めないカツノリの性格もあいまってネタキャラとしての地位を確立。1年目は代打で微妙に活躍、2年目は売り出し中の井川の相棒という美味しい立場をノムよりいただいたこともあり微妙に活躍(井川の球がキレキレだったので誰がリードしても抑えられたという話もある・・・)、1ヶ月に2度サヨナラ打を放つなどカツノリフィーバー!?を巻き起こした。ただし監督が星野組長にかわった3年目と4年目はほとんど出番がなかった(涙)
カツノリの印象だが、捕手として最低限必要とされる打撃力はあったと思う。ただし、あくまで最低限で、もし年間通してレギュラーとして出場しても打率200〜250、ホームラン5本〜10本程度の成績であったと思う(小宮山、清水、岡崎などの阪神2軍捕手たちよりは間違いなく高い打撃力だ 涙)。強気のリードが持ち味と言われていたが実際にはどうなんだろうか・・・「矢野が超慎重なリードだから強気に見えただけ」「あの頃の井川の球なら強気のリードで十分抑え込めるからな」という説もある、しかしリードが一定の評価を受けていたのは事実だ。カツノリ最大の問題は肩である。はっきり言って弱肩で盗塁フリーパス状態、六大学の強打者でありながらヤクルト以外の球団がドラフト指名対象としなかった最大の原因である。控え捕手、代打要員くらいならよいだろうが弱肩という捕手として致命的な弱点ゆえにスタメンやレギュラーで起用する選手ではなかったと思う。
ノムの親馬鹿起用ゆえに1軍にいることは明らかであったが、練習熱心で真面目な性格、意外性の打撃などから阪神ファンの間でもコアな人気があった。ただし人気と言ってもネタ的な人気であったと思うが・・・(カツノリという片仮名の登録名も人気に一役買っていたと思う)
一定の実力があると言っても1軍に常に定着できるほどのものではなく、ノムさんが監督でなければ2軍が定位置となる。その後は巨人、楽天でもプレーするがノムさんが監督でない時は1軍でほとんど見かけることはなかった。プロ最終年である2006年にはノムのもと1軍でかなり起用されたが、そのプレーは明らかに1軍レベルでないほど劣化しており(ケガの影響もあったのだろう)、弱肩は盗塁フリーパス状態を超越していた上に比較的得意とされた打撃でも打率1割ちょっとしか打てない惨状。かなり痛々しい状態で、この起用に関しては「ノムさんさすがにそりゃないぜ・・・」と思ったものだ。その年の引退試合では6盗塁されるなどホントに限界だった・・・(対戦相手のロッテ容赦なし 涙)
ノムさんを反面教師としたためか人格者として知られており、引退後は楽天、巨人、ヤクルトでコーチを務めている。まだ40歳ちょっとで指導者としては非常に若く、ヤクルト・阪神・巨人・楽天といった複数球団でのプレー経験、ノムさんの息子としての苦労(メリットもあったが苦労も多かったと思う)など常人とは違う人生を歩んでおり、もしかしたら指導者として大成するかもしれない。カツノリ監督・・・見たいような、見たくないような・・・