阪神タイガース補強選手列伝ではオリックスからトレードでやってきた斉藤秀光内野手について管理人でぶぶがテキトーに考察します。
でぶぶの考察場 でぶぶ |
ホーム>阪神タイガース補強選手列伝>斉藤秀光
斉藤秀光 〜阪神タイガース補強選手列伝〜
斉藤秀光選手のデータ
遊撃手(三塁手・二塁手・一塁手)
右投げ右打ち(たまに両打ち) 1993年ドラフト3位
<経歴>
横浜商科大学高等学校
オリックス(1994〜2001)
阪神タイガース(2002〜2003)
オリックス(2004)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2005〜2006)
福岡ソフトバンクホークス(2006〜2007)
横浜ベイスターズ(2009〜2009)
年度 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通算 | 342 | 507 | 94 | 6 | 41 | 46 | 124 | 10 | 214 | 293 |
★阪神入団の経緯・・・トレード
※塩谷和彦選手とのトレード
★斉藤選手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「塩谷出すんかあ・・・ちょっと勿体ない気もするけど阪神じゃ出番ないかなぁ・・」
阪神にやって来る前の斉藤選手
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
99 | オリ | 41 | 16 | 1 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 083 | 267 |
00 | オリ | 58 | 25 | 2 | 0 | 2 | 3 | 9 | 2 | 091 | 200 |
01 | オリ | 1軍出場なし |
高い内野守備力を誇る守備のスペシャリスト。しかしあまりにお粗末な打撃がネックとなり守備固めから抜け出せないでいたところを阪神にトレードされた。
斉藤のトレード相手・塩谷だが微妙な長打力とワイルドな性格で一部阪神ファンから熱烈な支持を受けており、トレードでショックを受けた人もけっこういたと思う。管理人は99年にノムさんに起用されだした時はそこそこのミート力もあってそこそこのパンチ力もある塩谷に大いに期待したが、その後2年間打撃が伸び悩んでおり、打撃以外に売りがない選手だっただけに三塁、一塁でレギュラーをとるのは難しいと感じていた(二塁や外野でも起用されていたがそれらではプロレベルの守備力はなかったと思う)。「もっとええ選手とトレードできたのでは」と当時は考えたが、塩谷自身の(よく言えば)ワイルドな性格もあってなかなか難しかったのだろう。ただし、結果的には斉藤のほうが息の長い選手となり、塩谷は引退後に問題を起こしてしまった(涙)
阪神にやって来た後の斉藤選手
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02 | 阪神 | 14 | 44 | 8 | 1 | 4 | 2 | 15 | 0 | 195 | 233 |
03 | 阪神 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 000 | 000 |
見た目超地味(涙) 守備は職人級、打撃はカスという極端な選手だったが03年には打撃が覚醒し再度トレードの弾(たま)になる(涙)
★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・D
移籍1年目の2002年は遊撃が固定されていなかったこともあり1軍で出番をもらい出場した試合では最低限の仕事をする。しかし2年目には藤本が遊撃で固定され、他の二遊間の選手(今岡、沖原ら)も好調で1軍出場はわずか4試合に終わってしまう。これは斉藤自身に力がなかったというより、一時的に最高潮に達した1軍二遊間の選手層によって出番がなかったと考えるべきだろう。先発枠では藤本、今岡、沖原ら、遊撃の守備固めとしては久慈、内野の便利屋としては秀太が起用されたため斉藤が入り込む枠がなかった。純粋な能力だけを考えれば、晩年期にさしかかっていた久慈、多少過大評価気味だった秀太よりは上だったかもしれないが、控えレベルでは生え抜き選手や名前のあるベテランが重用されるのはやむを得ない。正遊撃手がいないノムさん時代の阪神であれば打撃が覚醒した2003年版斉藤ならレギュラーをとれたと思う。
斉藤の印象だが、前評判通り守備力は素晴らしかった。守備については名手、天才などという言葉ではなく「職人」という言葉が非常に似合うように感じた。しかも、内野全ポジションを高い水準でこなせるということもあり、内野陣に不安を抱えるチームであればベンチに置いておきたい選手であろう。打撃については2002年に1軍で見た時は「プロで2割5分打つのは無理やろうな」と思うほどのレベルだったが、2003年に何故か2軍で覚醒!(理由は不明・・・何があったんだろうか)2軍とはいえ打率341 ホームラン8本は見事だった(しかも4番に君臨!?)。「打てる斉藤ってめっちゃいいじゃん!」と古巣オリックスが思ったのかどうかは知らないが、トレード(斉藤・谷中と牧野・葛城の2対2)で再びオリックスへ。
オリックス帰還後の2004年は斉藤が最もレギュラーに近づいた年だった。104試合に出場して打率253ホームラン4本、まさか斉藤が1軍で2割5分打つ日が来ようとは!(涙)しかし、球界再編のあおりを食らい斉藤は分配ドラフトで楽天へ。楽天ではレギュラーをとりきれず、その後は守備職人として流浪の旅に出奔することとなる・・・。
もしあの球界再編がなければ斉藤はオリックスでレギュラーとったかもしれんなぁ・・・と思ったりする。