阪神タイガース補強選手列伝では近鉄からトレードでやってきた前川勝彦投手について阪神好き管理人でぶぶがゆるーく考察しております。
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前川勝彦 〜阪神タイガース補強選手列伝〜
前川勝彦投手のデータ
左投げ左打ち 1996年ドラフト1位
<経歴>
PL学園
大阪近鉄バファローズ(1997〜2003)
阪神タイガース(2004〜2005)
オリックスバファローズ(2006)
年度 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通算 | 149 | 95 | 31 | 45 | 0 | 609.0 | 417 | 345 | 5.26 |
★阪神入団の経緯・・・トレード
※川尻とのトレード
★前川選手加入の報を聞いたときの管理人の感想
「前川・・・前川・・・若くて実績のある左投手、しかも元近鉄のエース。トレードされた川尻もすでに力は落ちてる。喜ぶべきケースなのに、この微妙な気分は何なんだっっ!!!!」
阪神にやって来る前の前川選手
年度 | 球団 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01 | 近鉄 | 28 | 24 | 12 | 9 | 0 | 140.2 | 84 | 85 | 5.89 |
02 | 近鉄 | 22 | 22 | 4 | 11 | 0 | 136.2 | 94 | 53 | 4.87 |
03 | 近鉄 | 16 | 4 | 4 | 2 | 0 | 42.2 | 39 | 30 | 7.38 |
PL学園ではエースで4番で甲子園出場。近鉄入団後は「契約更改すっぽかし事件」「梨田監督にしばかれる事件」など野球以外の話題にも事欠かない日々を送る。2000年からは先発ローテーションに定着して、2001年にはエースとして12勝をあげ優勝に貢献。
ただし、ローテーション投手と言っても辛うじて見れる成績だったのは1年目(防御率4.16)だけで、2001年は優勝したと言っても防御率5.89・・・ひどすぎる(涙)「他に投手がいないから先発ローテに入っている」と言われても仕方ない状態だったが、案の定2002年あたりには首脳陣に見切られてしまったようである。
とにかく問題山積みな投手で、若くて、馬力があって、大型左腕というプラス面もあったが、「コントロール最悪」「調子の並激しすぎ」「態度悪い」「球速くない(球速をあげると制球が・・・)」などマイナス面が大きすぎた(涙)管理人の近鉄時代の前川のイメージは「ふてぶてしくてコントロール最悪な技巧派左腕」という訳の分からないものである(涙)
阪神へトレードの報を聞いた時も、その強烈なキャラクターは魅力的!?だと思ったが能力的にはあまり期待していなかった。同じようなタイプ(と思われる)の下柳のように活躍してくれれば・・・と思ったが「多分無理だろうな」と冷静に考えている自分もいた(涙)
阪神にやって来た後の前川選手
年度 | 球団 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04 | 阪神 | 3 | 3 | 0 | 2 | 0 | 14.1 | 14 | 10 | 10.05 |
05 | 阪神 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3.2 | 2 | 5 | 2.45 |
阪神では「戦力」にならなかった(涙)
★阪神補強選手列伝的テキトー選手評価・・・E
移籍当初は退団したムーアのかわりの左の先発投手として期待されており、開幕ローテーション入りしたがわずか3試合で2軍行き・・・(涙)投手陣に弱点のある近鉄でも見切られた投手だけに(恐らく)近鉄より先発投手のレベルが高い阪神においてお払い箱になるのは必然だったか・・・(涙)
その後はほとんど1軍で見かけなくなり、時たま「2軍で前川が150キロ投げとるらしいぞっ!!」などという噂も流れたりしたが、コントロールが悪いために制球重視の投球スタイルの変更して(それでもコントロールは悪い・・・)近鉄1軍に定着した前川が、150キロの球を投げているということは制球力がヤバいことになっているんだろうなぁと容易に想像できた(涙)身近に下柳という素晴らしいお手本がいたので(速球派のノーコンから制球、緩急重視スタイルへ転向して成功)、「下柳のようになってくれたら」と願っていたが、やはり願いは届かなかったようだ。
在籍2年でオリックスへトレード(トレード相手は相木投手)。移籍した年(2006年)は先発でけっこう使われたが近鉄時代の悪い時と似たような成績に終わる。ただし、まだ28歳と若かったので今後もチャンスは与えられるだろうと思っていたらシーズンオフにやってしまった(号泣)・・・・その後はアメリカや日本の独立リーグを転々としているがプロ野球への復帰はもう難しいそうである。
投手として非常に恵まれた素質を持ちながらプロのマウンドでは持っている力は十全には発揮できなかった印象。