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ホーム>でぶぶの考察シリーズ|野球太郎と元阪神・松下圭太選手(2017・7・1更新)

でぶぶの考察|野球太郎と元阪神・松下圭太選手

■2002年ドラフト。松坂世代の大学生らが大挙してプロの世界に飛び込んだドラフトである。その年阪神のドラフト12巡目で指名された一人の高校生がいた。松下圭太選手である。「四国の大砲」という呼称もあり、四国出身の阪神ファンである私は「阪神指名しろ!」と思っていた。そして阪神指名の報を聞いた際には、12巡目という低評価に少し首をかしげながら「よっしゃぁ未来の主砲やで!」と喜んだものである。ところがプロ3年目のオフ、1軍出場がないまま、いや2軍でもレギュラーをとれないまま松下選手は阪神を解雇されてしまった。高卒3年目だし、これからという選手だったので密かに松下選手を応援していた私は悲しい気持ちになった。その後の動向も多少気にしてはいたのだが、ドラフト下位指名で一軍出場もなかった松下選手の動向はほとんど表に出てこないため、私は次第に松下選手のことを忘却していった。

■2017年6月某日、私は書店のスポーツコーナーにて雑誌を物色していた。週に2回ほど立ち寄り、ナンバー、週刊ベースボール、サッカーダイジェスト、サッカーマガジンなどを立ち読みし、好みの特集記事があれば購入するのである。その日は野球太郎(ドラフトマニア向け雑誌)の最新号が平積みされていた。この時期の野球太郎は高校野球の特集号であり、通常は買わない(私は野球太郎のドラフト前後の号を買う習慣がある)。その日も野球太郎を買うつもりはなく、何気なく立ち読みをしていた。ただ目次に目を引く見出しがあった。「松下圭太」。ある年のドラフト最下位指名選手の人生を追うルポルタージュのコーナーであの松下選手が特集されているではないか!私は躊躇なく野球太郎をレジに持って行った(予定外の1500円の出費であった。野球太郎は雑誌のくせに高いのである)。


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■8ページの短くも長くもない特集であった。松下選手の高校時代、ドラフト指名時の秘話、プロ入り後の生活、引退後の生活がインタビューを中心に構成されている。良い特集だった。かなりマニアック(熱心なではなく)な阪神ファンで且つそこそこ松下選手のファンであった私でも松下選手に関して知っている情報は少ない。よって特集の内容ははじめて知る内容ばかりであった。私は晩飯を食いながら夢中で読んだ。松下選手は現在はイオンモール〇〇店にあるスポーツ関連の店で働いているらしい。それほど遠くではないので店に行ってサインをもらいたい気もするがチキンハートの私では松下選手の姿を見ても声はかけれまい。


■そして野球太郎さん、良い記事をありがとう。「野球小僧時代より質が落ちてるやんけ」などと文句をたれたりもしておりますが、良い記事はやはり良いです(今号ですとお馴染みのカルト座談会や松原誠さんの特集記事は読み応えがありました)。願わくば野球小僧時代の「世界野球選手名鑑」を復活させてほしいですね(今の名鑑は日本の選手だけなので・・・)。


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