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ホーム>でぶぶの考察シリーズ|阪神タイガース2016年ドラフト雑感(2016年10月22日更新)

でぶぶ的テキトー考察|阪神タイガース2016年ドラフト雑感

まず我らが阪神タイガースの指名選手を復習しましょう。

順位 名前 ポジション 出身
1位 大山悠輔 内野手 白?大
2位 小野泰己 投手 富士大
3位 才木浩人 投手 須磨翔風高
4位 浜地真澄 投手 福岡大大濠高
5位 糸原健斗 内野手 JX−ENEOS
6位 福永春吾 投手 徳島インディゴソックス
7位 長坂拳弥 捕手 東北福祉大
8位 藤谷洸介 投手 パナソニック

事前に「ほぼ指名確定的」と言われていた桜美林大の佐々木投手ではなくまさかの大山内野手の1位指名。これはたまげました。近年の阪神のドラフトでは最も驚きました(去年の山選手の指名など比ではありません)。個人的には、もしサプライス野手指名があるなら吉川内野手(巨人が指名)だろうと思っていました。指名可能性予想としては佐々木投手70%、田中投手25%、吉川内野手5%くらいの感覚でした。・・・・金本監督やってくれましたね〜(やっちゃいましたね、とも言えるかも・・・)

確かに意図は理解できますし、指名選手全体を見れば悪くはないんでしょうが・・・。恐らく「指名さえすれば即戦力投手の中でもbQ評価だった佐々木投手を単独指名できた」という状況が阪神ファンのやるせなさをさそうのでしょうね。確かに「1位 佐々木投手」「2位 大山内野手」で80%以上の確率で大山内野手を指名できた気もしますし・・・

大山内野手自体は凄くいい選手だと思います。管理人も注目しておりましたし、阪神に欲しい選手だなぁと思っていました。が、阪神が1位と2位で補強ポイントである「即戦力投手」と「二遊間の大物内野手」を指名するとなれば、大山内野手を指名できるのは早くとも3巡目、そこまでに残っているか微妙だし、残っていても果たして指名するかな?と考えておりましたが、まさか1位とは・・・。ただ、去年のドラフトも終わった直後は非難轟々でしたが今となってみれば「なかなかの好ドラフトだったんじゃないか」という評価に落ち着いています(ただ3位で竹安投手だけはいまだに理解できませんが・・・)。金本監督は恐らく「コイツ使いたいっ!」「コイツ育てたいっ!」という選手を獲得しているでしょうから、来年も今年指名された選手の多くが一軍で起用されると思います。釈然としない気持ちはどこかに置いといて彼らの躍動に期待するのがよいでしょう。


以下各指名選手に対するでぶぶのテキトーな感想


1位 大山内野手

指名の瞬間は「うっほっほ〜〜い!?!?!?」って感じで、心がざわつきまくりました。ほんとに「まさかっ」でしたね。ただし、強打の三塁手で守備もまずくないし、デブでもない、そして大学日本代表の4番という肩書(ちなみに隼太も梅野も・・・)。阪神の補強ポイントに合致したよい選手だと思います。それにしても金本監督と顔似てませんか?「もしかして金本の隠し子かっっ!」と思ったくらいです(隠し子だったら今回の1位指名もうなづけます 笑)。恐らく金本監督にビシバシ鍛えられるでしょうし、一軍で積極的に起用されるでしょう(ポジションが気になります、みんな三塁だと思っているようですが、大学では遊撃や二塁も守っています。まさかの二遊間起用もあるかもしれません)。新井さんのような球界を代表する愛され打者になってほしいと切に願います!


2位 小野投手

富士大なので西武が外れ1位か2位で指名するかな思っていた投手です。指名の意図としては、「阪神の2位指名時点で残っていた即戦力投手の中で一番評価の高い投手を指名した」というあたりではないでしょうか。ただ即戦力と言ってもどちらかと言えば素材タイプだと思います。長身からの150キロのストレートとフォーク、ロマンがあってなかなかよいと思います。小野を指名した時点では花咲徳栄の高橋、江陵の古谷、大阪ガスの酒居、九州産業大の高良などの有力投手が残っていましたが最善の指名だったのではないでしょうか。


3位 才木投手

地元の高校生投手です。背が高い素材型の投手と聞いております。ゼロか100みたいな感じかもしれませんが、モノになった時のスケールの大きさに期待です。ミーハーな私はここで細川外野手(明秀学園日立)か鈴木外野手(静岡高)の指名を期待しましたが、才木投手の名前が読み上げられた時点で私の心を潤すようなミーハードラフトが行われる、という希望を捨て去りました。よって4位以降は穏やかな心で阪神の指名を眺めることになりました。


4位 濱地投手

才木投手に続いて高校生の大型右腕を指名。この3位、4位の指名を見て「育成を重視するんだ」という金本阪神の意向を強く感じました(2位の小野投手も即戦力投手の中では安定完成型より素材型だと思いますし)。3位、4位を使えば社会人や大学の即戦力投手や評価の高い内野手なども指名できたと思いますが、高校生投手、しかもその中でも甲子園出場しているような有名投手(例えば巨人が指名した高田投手など)ではなく魅力的な素材型を指名している点に金本阪神の信念を感じました。


5位 糸原内野手

この選手は恐らく去年の板山外野手のような「金本枠」と推測します。社会人の選手ですし、恐らく来年はけっこう起用されるでしょう。ただ、どこを守るのかな?確か社会人では三塁手だったような気がするのですが・・・二遊間を守れないとなかなか厳しいタイプだと思います。ちなみに高校時代(開星)には甲子園で暴れまわっていた選手ですが、明治大学卒業時はドラフトにかからずもうプロ入りはないのかなと思っていたので嬉しい復活です。


6位 福永投手

四国アイランドリーグの徳島の投手です。「185p90sの巨体から最速152キロ」このスペックだけ見ますと「そんなすごい投手を6位でとれてラッキー!」と思うでしょうが、現実的にはなかなか厳しいと思います。去年もドラフト対象でしたが「育成枠でもどんと来い」の独立リーグなのに育成枠ですら指名されませんでした、プロ野球スカウトの評価は低かったということなのでしょう。ただ、福永投手にはそんな評価や管理人の偏見を覆すような活躍を期待したいです。また個人的にも「阪神も四国リーグの選手もっと指名したらいいのに」と思っていただけに福永投手の指名は嬉しいです。恐らく働き所は「中継ぎ」になると思いますし、今オフには投手がかなり自由契約になっておりますので、来年1軍で登板できる可能性も大いにあるでしょう。1軍での勇姿に期待します。


7位 長坂捕手

ちょっと意外でしたね。捕手を指名するなら年齢バランス的にも高校生捕手を指名するのではと思っていましたから。ただこの捕手「機動破壊」の健大高崎高の選手だったんですね、それを聞いて何となく期待したくなりました(理由は不明)。東北福祉大ということなので金本監督や矢野コーチに可愛がられる(しごかれる)可能性大です(笑)


8位 藤谷投手

社会人の名門パナソニックの投手ですが全然知らない投手です。高卒3年目で都市対抗などでも投げていないようですが、なぜこのタイミングで指名なのでしょうか?(パナソニックには他に北出投手などの有力投手がいたはずですが・・・)指名の事情はよく分かりませんが完全に素材型ですね。身長が194センチ、これは2軍投手コーチの久保さんのいわゆる魔改造に期待するしかありません!ちなみに新聞にパナソニック監督に祝福される藤谷投手の写真が掲載されていましたが監督が元阪神の梶原さん(2000年ドラフト8位)でした!超懐かしかったですね!



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