ホーム>阪神タイガース選手名鑑投手版 2018年決定版(2018年12月31日更新)



阪神タイガース選手名鑑投手版 2018年決定版

誰も待っていないと思いますが、みなさんお待たせしました。阪神ファンの管理人でぶぶが作成する阪神タイガースの選手名鑑の2017年版です。シーズン前の名鑑ではなく、シーズンの活躍を踏まえた上でシーズン後に作成しております。実況パワフルプロ野球の決定版のようなイメージで作成しております。年々キレが落ちている気もしますが、しょぼしょぼと更新していきます。多分昔のやつの方がキレが良いと思うので、興味のある方は過去記事一覧の中から見つけてね!

 icon でぶぶの考察場・過去記事一覧(過去に更新した記事が年度ごとに読めます)

管理人は毎試合甲子園に行くような熱心な阪神ファンではなく、テレビ観戦が主ななんちゃって阪神ファンなので考察内容はテキトー且つ無礼かと思いますが、贔屓な選手について無礼なことが書かれていてもあまり怒らないでください。


阪神選手名鑑 投手編

岡本洋介

背番号13 33歳 右投げ 推定年棒2130万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 34 44.2 30 11 3.83
2軍成績 10 25 17 3.24
<てきとう考察>
■榎田とのトレードで西武から加入。榎田が西武でローテ入りして大活躍したため「損した」と感じた阪神ファンが多かったと思うが、榎田は阪神に残っていてもせいぜい負けパターン中継ぎくらいでしか起用されなかったと思われるので損も何もなく、榎田にとって良いトレードであった(泣)岡本に関しては、オーソドックスなタイプの右腕で直球も平均的な速さ、変化球もコントロールもそこそこという特徴のないタイプ。ただ、1軍で最低限やれる能力はあり敗戦処理、谷間の先発などで重宝された。今後もローテ入りや勝ちパターン入りは正直期待できないが、投手陣が苦しい時期にチームを支えるような活躍は期待できよう。


能見篤史

背番号14 39歳 左投げ 推定年棒1億2000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 45 44.2 48 19 2.56
2軍成績 21 19 0.00
<てきとう考察>
■シーズン序盤は先発として苦しい投球が続き2軍落ちしたが、中継ぎ転向後は全盛期を思い起こさせる球威が復活し(150キロ出てたよな・・・)、ほぼほぼ無双状態(防御率0点台!!!)でシーズンを終えた。今シーズンの中継ぎ陣では最も安定しており、「19年はストッパーを任せてもよいのでは」と思わせるほどだ。右打者アウトローへのストレートの威力と精度は絶品であり、阪神特有の「年取った先発投手を後ろに回して復活」の流れに完全に乗ったようである。てか年棒下げるなよ(泣)


横山雄哉

背番号15 24歳 左投げ 推定年棒1300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 ---
<てきとう考察>
■「中365日」と言われ年に1度好投し、後は怪我などで2軍という感じの投手であったが、18年は1、2軍通じて登板なし、手術を受け19年を育成で迎えるという事態に(泣)間違いなく大器だと思うのだが、怪我の影響でこのまま消えていってしまいそうで悲しい。


岩貞祐太

背番号17 27歳 左投げ 推定年棒3500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 23 10 132 122 32 3.48
2軍成績 23 19 0.39
<てきとう考察>
■18年は投球時の躍動感やストレートの球威がある程度16年の良い時期に近づいた感はあった。ただ、ローテーション投手としては「良くも悪くもない」「可もなく不可もなく」という中途半端な印象。そろそろ中堅とも言える年齢であり、バリバリのローテーション投手としてやってもらわなくては困る立場なのだが、このあたりが岩貞の限界であるような気もするし、まだまだ凄まじい潜在能力があるような気もするというよく分らん投手である。


馬場皐輔

背番号18 23歳 左投げ 推定年棒1500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 8.2 5.19
2軍成績 12 60 57 16 3.30
<てきとう考察>
■17年ドラフト1位。2軍ではそこそこの投球を見せたが、1軍では期待外れの内容であった。大学時代は150キロの剛球で勝負する荒々しい未完成タイプという印象だったが、1軍のマウンドには140キロ台前半の直球とそこそこの変化球でかわす投球に終始する弱弱しい投手がいた・・・(泣)まったくイメージと違ってたのだが怪我でもしていたのだろうか?(あんなの馬場じゃない!と思った)。とりあえずは剛球を取り戻すところから始めねばなるまい。


藤浪晋太郎

背番号19 24歳 右投げ 推定年棒1億2000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 13 71 70 47 5.32
2軍成績 12 63 60 23 1.14
<てきとう考察>
■「虎のすっぽ抜け王」「虎の殺人死球王」。シーズン終盤には復活の兆しを見せたものの、トータルで見れば酷い成績。相変わらず1球1球を見れば凄まじい球を投げているのだが、制球力の無さとメンタル崩壊気味で台無しであった(泣)「普通に投げれる」というところさえクリアすれば菅野と沢村賞を争えるレベルの投手だと思うので、阪神浮沈のカギを握るのは間違いない(こういうプレッシャーがあかんのだろうか? 泣)。とりあえず体制変更(金本→矢野)があったので仕切り直ししやすい状況なのは間違いない、藤浪の復活こそ最大の補強である。


岩田稔

背番号21 35歳 左投げ 推定年棒5000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 30 29 3.23
2軍成績 13 66.2 42 14 1.76
<てきとう考察>
■1軍の先発が不足気味になったら2軍から上がってきてそこそこの投球をする、という近年の岩田パターン。0勝に終わったが試合は十分作っており及第点の出来であろう。2軍では無双状態であり、まだまだやれる投手ではあると思うのだが、19年の開幕ローテに岩田が入れるかと言われれば(何となく)厳しいような気もするし、現在の起用法は岩田の能力や年棒を考えると勿体ない気もする。安藤、福原、能見のようにリリーフ転向で成功をおさめてほしいのだが、リリーフだと球速は出るが何故か打ち込まれることが多く難しそうである(それまであまりリリーフ適性がなさそうに見えたが、18年にいきなりリリーフ覚醒した能見のようになってほしいが・・・)。一定の能力・実績はあるが起用法が難しい投手である。


藤川球児

背番号22 38歳 右投げ 推定年棒2億円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 53 54.1 67 37 2.32
<てきとう考察>
■2年続けて好成績、この年齢にしてまさかの完全復活。ドリスの安定感のなさからファンから「藤川をストッパーに!」という声も上がる始末。確かに「全盛期からちょっと球速が落ちたくらい」の状態まで復活しており、圧倒感はともかく安定感や謎の存在感は藤川の方が上である。ただ、19年に39歳になる大ベテランに抑えの重任を任してしまってよいものなのか・・・まぁそりゃ私も藤川の250セーブは見たいけどさ、19年の始まりが「抑え・藤川」「遊撃・鳥谷」とかになったら、時代の流れに逆行してるのでは?と思う今日この頃である。


呂彦青

背番号26 22歳 右投げ 推定年棒800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 12 48 28 19 4.31
<てきとう考察>
■「ルイェンチン」17年オフに台湾の大学から獲得。獲得時に阪神ネット民は「ドラフト1位クラスを獲れたぜ!」と騒いでいたが呂が外国人枠だということを忘れてはならない、2軍ではかなりの好成績を残していたジェンカイウンも外国人枠の壁に阻まれ阪神時代はほとんど1軍で登板できなかった。呂にしても先発ローテ入り、勝ちパターン中継ぎ入り程度の実力を示さなければ1軍で目にする機会はほとんどないであろう。肝心の呂の実力だが「左ということ以外あまり特徴を感じない」といったところだが、2軍とはいえ1年目で50イニングを消化できているのは「最低限の実力はある」と言えるかもしれない。ただ、19年の現実的な目標は「1軍登板」ではなく「2軍での先発ローテ入りと防御率3点台前半」あたりかなと思う。


尾中祐哉

背番号27 23歳 右投げ 推定年棒920万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 12 11.2 14 3.86
2軍成績 28 28 22 3.54
<てきとう考察>
■FA大和の人的補償で横浜から加入。見た感想だが「まんま渡辺亮(笑)」。小柄な体から命一杯投げ込むストレート(球速表示はかなり速いが球速ほどの威力があるようには見えない!そこも渡辺亮!)とスライダーが武器で、体格から投球スタイルまで渡辺亮を彷彿させる。投手としての未来像も渡辺亮であろう。先発や抑え、セットアッパーとして覚醒するとは思えないが、3000万円から5000万円くらいの年棒を稼ぐ、あらゆる局面で投げる便利屋的中継ぎ投手になりそう(やはりナベ亮!)。


小野泰己

背番号28 24歳 右投げ 推定年棒1800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 23 126.1 96 81 4.77
2軍成績 12 10 1.50
<てきとう考察>
■金本監督(球威あるストレート大好き!)の寵愛を受けほぼほぼ1軍ローテを全う。ただ、ローテ投手としての能力には疑問が・・・先発投手としては稀有な球威と馬力は大したものだが、コントロールの悪さ(四球数がヤバい、秘かに藤浪よりヤバいかも)と防御率4点台後半はいかんぜよ・・・(泣)大量点でノックアウトされることは少なく、しょぼしょぼとちょっとずつ点を取られて降板というパターンが多かったので先発が不足気味だった阪神にあってはローテーションを外されなかったが、19年もこれでは厳しい(守備の時間が異常に長くなる。若い時の先発・福原を見ているようだ)。19年前半の出来やチーム構成次第では、後ろでの起用を試みてみるのもありかもしれない。


橋遥人

背番号29 23歳 左投げ 推定年棒1200万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 34.2 27 14 3.63
2軍成績 19.2 14 2.75
<てきとう考察>
■17年ドラフト2位。変化球は大したことないが140キロ台後半の球威あるストレートをバンバン投げ込む力投型。先発の左腕でここまで球威で押せるタイプは珍しい。金本監督が「たまんねぇ!」と惚れこんだストレートは球威以上の威力があり、この球威がある限りは先発でも後ろでもそこそこやれるであろう(先発としてやっていくなら変化球の精度向上は必須だとは思うが)。問題はあまり良くなさそうな体調(肩の筋力?よう分からん)である。


石崎剛

背番号30 28歳 右投げ 推定年棒1800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 12 15 23 10 4.20
2軍成績 9.00
<てきとう考察>
■圧巻の直球の持ち主だが18年は怪我に泣いた、と言うより入団以来4年間ほぼほぼ毎年怪我に泣いている。17年に示したように怪我さえなければその球威は圧倒的であり、ほぼ直球1本でも勝ちパターン中継ぎ入りできる能力はある。球威は年齢と共に落ちてくると思うので、若く球威があるうちに中継ぎで投げまくって稼いでほしいと思う次第である(石崎は制球や良い変化球があるわけでないので、球威がなくなれば1軍では通用しなくなると思われるだけに、年棒を稼ぐのであれば今後2〜3年が勝負であろう)。


谷川昌希

背番号34 26歳 右投げ 推定年棒840万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 12.2 11 7.82
2軍成績 22 79 53 14 2.62
<てきとう考察>
■社会人出身の17年ドラフト5位。そこまでの球威はないが左右のゆさぶりで勝負する谷中タイプ。社会人の旬の投手だけあって2軍では安定した成績を残したが、1軍では全く通用しないわけではないもののちと特徴不足か・・・。1軍で先発もしていたが、1軍で生き残るとすれば中継ぎであろう。今年の岡本ような役割を果たせるようになれば1軍定着も可能かと思う。


才木浩人

背番号35 20歳 右投げ 推定年棒600万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 22 10 82 85 38 4.61
2軍成績 43 39 16 2.93
<てきとう考察>
■将来のエース候補。18年は「2軍でしっかりとローテーションを担ってほしい」と思っていたが予想以上の成長を見せ、1軍で14試合に先発しそれなりに試合を作った。190センチ近い長身から投げおらすストレートは威力抜群で順調に成長すれば数年後には先発ローテの中心になりそう。岩隈とか岸みたいなカッコいい先発投手になってほしい、そのためには変化球の精度を磨かねば・・・。


浜地真澄

背番号36 20歳 右投げ 推定年棒500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 27 18 1.00
<てきとう考察>
■先発型右腕。同期の才木に先を越されたが、2軍では潜在能力の高さを見せつけた。才木が福原のような豪快タイプとすれば(ちょっと違う気もするが)、浜地は安藤のような安定感タイプかと思う。怪我さえなければ19年に1軍で活躍する可能性が高い。


マテオ

背番号38 34歳 右投げ 推定年棒1億9000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 17 14.2 13 11 6.75
2軍成績 6.1 1.42
<てきとう考察>
■18年限りで自由契約。16年と17年のブルペンを支えたデブいドミニカンも勤続疲労のせいか、怪我のせいかさえない成績でクビになってしまった。元々球速(155キロ!)は出るけど球威のないストレートと異常な切れ味の高速スライダーの2球種で抑え込む特殊なタイプ(引き出しは少ない)だっただけに調子の悪さが成績にもろに出てしまった感じ。勤続疲労や怪我さえ回復すれば、19年も中継ぎでそれなりにやれるような気はするが「高年棒」「他球団が慣れてきた」「対左打者の被打率悪すぎ」「いきなりコントロール乱しすぎ」など短所がはっきりしている投手なのでクビはやむを得ないか。短所も多かったが、調子が良い時は長所である「異常な切れ味の高速スライダー」が短所を全て覆い隠すという極端な投手で結構好きだった。お腹ですぎ。


福永春吾

背番号40 24歳 右投げ 推定年棒680万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 22.50
2軍成績 20 92.1 57 26 3.80
<てきとう考察>
■四国アイランドリーグから入団して2年目。2軍では先発としてそこそこだが、1軍で先発するには総合力が足りない気がしてならない。球威(先発の時はあまり速くない)を生かすためにも中継ぎ専念したほうがよいのではなかろうか。


高橋聡文

背番号41 35歳 左投げ 推定年棒7000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 15 13.2 3.95
2軍成績 2.25
<てきとう考察>
■16年、17年と2年連続してフル回転してたことによる勤続疲労が原因と思われるが、調子が最後まで上がらなかった。17年の60試合で防御率1点台は明らかにでき過ぎだが、19年は怪我さえなければ40試合から45試合で防御率2.5〜3.5程度の成績は期待できそうである。高橋が復調すれば「能見・岩崎・高橋」と中継ぎ陣に左が3枚揃い、阪神強力リリーフ陣復活の狼煙となろう。


竹安大知

背番号42 24歳 右投げ 推定年棒840万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 2.25
2軍成績 14 34.2 25 10 1.30
<てきとう考察>
■飛躍を期待されたが3年目の18年も1軍ではほとんど登板がなかった。昔は大量にいたが、近年の阪神では珍しくなった総合力タイプの右腕でキレのいいストレート(球速表示はせいぜい140キロ台半ばだが)を投げる。ただ、1軍で通用するほどのストロングポイントがあるかと問われれば疑問で、かつての2軍では活躍したが1軍ではいまいちだったドラフト上位投手たちを思い起こさせる(特に二神に似ていると思うのだが・・・)。
<追記>西の人的補償でオリックス行きが決定。西・金子が抜けたオリックス投手陣であれば、若手右腕が揃う阪神より出番がありそうである。上手く成長すれば阪神・秋山のような先発投手になれる可能性がある。


守屋攻輝

背番号43 25歳 右投げ 推定年棒700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 4.2 11.57
2軍成績 39 40.1 41 3.35
<てきとう考察>
■社会人出身の4年目。1軍では昨年に続きほぼ戦力にならず、クビの危機であった。ただ、まだ若く、2軍での成績は17年に比べれば良化、変則気味でそれなりに馬力もあるので中継ぎで期待したいところだ。


藤谷洸介

背番号45 22歳 右投げ 推定年棒700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 6.1 5.68
<てきとう考察>
■社会人から入団2年目。社会人時代には大規模な大会で好投したこともあるのに、2軍でこの成績というのは解せないところである。首脳陣から投手としては見切られてしまいまさかの野手転向。成功してほしいが、投手の野手転向の成功例はドラフト上位指名選手が多く8位の藤谷の成功への道はかなり険しい。とりあえずはシャンソン黒田を超えるため2軍でのレギュラー奪取が目標である(19年いきなりというのは難しいと思うので、20年の2軍レギュラーが現実的な目標であろう)。


秋山拓巳

背番号46 27歳 右投げ 推定年棒4100万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 17 10 105 89 18 3.86
2軍成績 1.00
<てきとう考察>
■ローテの柱として期待されたが、「すごく悪いわけでもないのだが、そんなに良くない」という登板が続き、最終的には17年に築いた不動のローテ投手としての地位は失った感がある。直球・変化球ともに圧倒的な威力があるわけではないので、わずかな制球が乱れが命取りになるタイプで、藤浪のようにど真ん中の球で打ち取れるわけではないから、今後も制球と緩急で何とかしのいでいくしかない。同タイプで同年代さらに実績でははるかに上の西が加入したため19年は正念場である。ローテの4番手5番手で期待したい。


山本翔也

背番号47 30歳 左投げ 推定年棒900万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 15.00
2軍成績 28 20.2 20 4.35
<てきとう考察>
■18年限りで自由契約。貴重な左の中継ぎタイプだが18年は不調で、他にクビにする人もいなかったのかついに自由契約に(泣)制球力があり、入団1年目から2軍では好成績を残し続けた。今年の自由契約自体は妥当だと考えるが(他にクビにすべき候補が少ないので)、去年までにでもう少し登板機会を与えてやるべき投手であったと思う。


モレノ

背番号48 31歳 右投げ 推定年棒5700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 6.2 2.70
2軍成績 22 21 18 7.29
<てきとう考察>
■18年限りで自由契約。中継ぎタイプの右腕で、マテオ・ドリスの保険として獲得。球は速いが力任せな開きの早い投球フォームで1軍の僅差の試合で使える雰囲気ではなかった。去年のメンデスの方がまだ可能性を感じたかな。


青柳晃洋

背番号50 25歳 右投げ 推定年棒1300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 21.2 22 3.32
2軍成績 16 69.1 70 30 2.73
<てきとう考察>
■25歳なのにハゲ気味で高山らチームメイトにネタにされている可哀そうなお人。制球力なしで球威で勝負するアンダースローの先発タイプという謎の属性の投手。1軍でも完全に抑え込むことはないが(1試合に1度は制球を乱しまくる)、それなりに試合を作れる不思議な投手である。1軍でも2軍でもそんなに成績が変わらないタイプなので1軍に置いておきたいが、青柳のために先発枠を1つ空けておくことができるかどうか(西・ガルシアらローテ級先発投手が加入する19年はなかなかに難しい立場になるかもしれない)。


メッセンジャー

背番号54 37歳 右投げ 推定年棒3億5000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 28 11 173.2 149 58 3.63
<てきとう考察>
■阪神のエース、ではあるが加齢のためか遂に劣化が始まったように見える。全盛期に比べると球威・スタミナともに衰え気味で「19年もエースとしてフル回転」というのはなかなか厳しいであろう。ただ、貴重なローテ投手であるのは間違いなく(防御率3.30で150イニング消化くらいが現実的な目標か)、まだ19年からは外国人枠から外れるので使い勝手もさらに良くなる。西・ガルシア・藤浪が能力を発揮し、ローテ3番手くらいに収まるが一番理想的であろう。


松田遼馬

背番号56 24歳 右投げ 推定年棒1500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 15 21.1 14 14 5.91
<てきとう考察>
■期待の若手であったがシーズン中に飯田とのトレードでソフトバンクへ移籍。今までかなりチャンスをもらったが殻を破りきれなかった印象である。最大の武器であるストレートは球威がありプロ1軍で通用するレベルであるが、(絶好調時以外は)それ1本で抑え込めるほどの威力はなく、変化球や制球が微妙なので1軍に定着できなかった。また、救援がよいのか先発がよいのか適性が難しい投手である(出てきた時は救援として阪神中継ぎ陣を支える投手になると思ったが・・・)。


望月惇志

背番号61 21歳 右投げ 推定年棒500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 37 44 40 17 4.30
2軍成績 11 46.2 35 17 3.28
<てきとう考察>
■190センチの長身から150キロ台半ばの直球を投げ込む将来性抜群右腕。18年は中継ぎとして点差がついた試合、先発が早く崩れた試合などを中心にかなり起用された(18年に関しては1軍経験を積ませるために、このような起用法でも良かったとは思うが、19年も中継ぎで起用するならもっと起用法を限定すべし。便利屋的に起用してこの逸材を潰してしまっては悔やんでも悔やみきれないぞよ)。まだ、若いので先発として大きく育てたい気もするが、適性がもろに中継ぎのような気もするので判断が難しいところだろう(個人的には、1軍勝ちパターンに入り込めるのであれば1軍中継ぎとして、難しそうなら2軍でローテーション投手として起用すべきだと思う)。


桑原謙太郎

背番号64 33歳 右投げ 推定年棒4500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 62 57 65 12 2.68
1軍成績 0.00
<てきとう考察>
■17年に大ブレイクした投手だが、実は18年についてはかなり心配だった。「ほぼ直球とスライダーだけという投球スタイル」「コントロールがかなりアバウト」という点から結構打ち込まれてしまうのではないかと懸念していたが、結果としては杞憂であった。17年ほどのインパクトはなかったが、18年も勝ちパターン中継ぎとして奮闘し、まずまず及第点と言える成績を残した。決め球スライダーが抜け球となって結構真ん中にいくのだが意外と打たれない(笑)


牧丈一郎

背番号66 19歳 右投げ 推定年棒480万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 12.00
<てきとう考察>
■ドラフト6位の高卒ルーキー。「まだ体作り中!!」という成績である。


岩崎優

背番号67 27歳 左投げ 推定年棒4500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 61 62 70 25 4.94
1軍成績 0.00
<てきとう考察>
■左の中継ぎ投手。防御率が5点間近とかなり見映えが悪いが、いなくなったらかなり困りまくること間違いなしの投手。「左」「三振がとれる」「制球もまあまあ」「ランナーがいても投入できる」「意外と頑丈」など使い勝手が抜群なためか、勝ち試合負け試合関係なくどんどん使われまくったのが防御率悪化の主要因なのは間違いない。将来的には左のセットアッパーとして固定したい投手なのでもっと大事に起用しましょう!じゃないと嫌気がさしてFAで出ていかれちゃいますよ!


島本浩也

背番号69 25歳 左投げ 推定年棒950万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 9.00
2軍成績 34 31.1 30 3.45
<てきとう考察>
■小気味良い投球が持ち味の育成出身左腕。中継ぎとして期待されているが1軍ではなかなか活躍できない(というかあんまりチャンスがもらえない)。山本が18年限りで自由契約になった今、次にクビが危うい左腕投手は間違いなくこの島本である。19年は年齢的にも20台後半の突入するので、1軍にしがみつかなければならない。19年の現実的な目標としては「1軍で中継ぎとして20試合に登板」あたりだろうか。


伊藤和雄

背番号92 29歳 右投げ 推定年棒750万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 14 21.1 25 10 5.48
2軍成績 36 20 35.2 42 1.26
<てきとう考察>
■2軍では無敵のリリーフエース、1軍では敗戦処理。見た感じ大したことない球なのだが、実は三振をばっさばっさと奪う奪三振マシーンである(球速も大したことないのだが・・・)。2軍ではもうやることがなく、年齢的にも1軍に定着しなければならない投手だ。幸い1軍でも三振は奪えており、1軍で通用する下地はあると思う。回の頭から1イニング、というような感じで丁寧な起用を心がければそれなりの成績を残しそうな気もするが、阪神の右の中継ぎはドリス・藤川・桑原・岡本・ジョンソンなどライバルが多く、やはりまずは便利屋から成績を残して這い上がっていくしかないか。


歳内宏明

背番号97 25歳 右投げ 推定年棒1150万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 25 24.1 16 5.92
<てきとう考察>
■永遠のロマン枠。育成から支配下へと復活したが1軍には上がれずじまい。また、2軍でも酷い成績で「自由契約か?」と思っていたが、首の皮一枚つながった。「球速が上がってきている」という噂もあり、もし常時147、148キロ出るなら、決め球フォークもあるし中継ぎとして使えるかもしれない。期待せずに、期待しておこう。


ドリス

背番号98 29歳 右投げ 推定年棒1億2500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 55 37 53.2 56 17 2.85
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■劇場型の困ったちゃんストッパー。相変わらず投げている球はえげつなく、直球も変化球(落ちる球)もどちらでも必殺決め球として使えるレベルである。ただ、(ストッパーとしては)防御率があまり良くなく、1勝7敗という星もヒドイ・・・。パワプロで言えば基礎能力はえげつなく高いけど、悪い特殊能力(ピンチ×とかランナー×とか)をいっぱい保有しているイメージである。適性ポジションは今まで通りストッパーなのだろうが、ストッパーとしてはちょっと物足りない成績だ。かと言って中継ぎでの起用もイメージしにくい(悪い特殊能力がなくなってストッパーをやってくれるのが一番良いが果たしてどうなるか)。


飯田優也

背番号56 28歳 左投げ 推定年棒2000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 12.00
1軍成績 12 3.75
<てきとう考察>
■シーズン中に松田とのトレードで加入。ソフトバンク時代は「左の便利屋的中継ぎ」というイメージだったが、阪神移籍直後には何故か先発として巨人にぶつけれた(しかも1軍登板はその1試合だけ 泣)。タイプ的にも先発ローテーションに入れるとはとても思えないので、ソフトバンク時代と同じく便利屋的な中継ぎとして期待したい。


石井将希

背番号56 23歳 左投げ 推定年棒300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 12 14 10 9.00
<てきとう考察>
■17年ドラフトで阪神が久しぶりに獲得した育成枠の選手。上園と同じ上武大の出身である。ちなみに私はまだ登板を見たことがない。