ホーム>阪神タイガース選手名鑑投手版 2019年決定版(2020年1月10日更新)



阪神タイガース選手名鑑投手版 2019年決定版

誰も待っていないと思いますが、一応みなさんお待たせしました。阪神ファンの管理人でぶぶが作成する阪神タイガースの選手名鑑の2019年版です。シーズン前の名鑑ではなく、シーズンの活躍を踏まえた上でシーズン後に作成しております。実況パワフルプロ野球の決定版のようなイメージで作成しております。年々キレが落ちている気もしますが、しょぼしょぼと更新していきます。多分昔のやつの方がキレが良いと思うので、興味のある方は過去記事一覧の中から見つけてね!

 icon でぶぶの考察場・過去記事一覧(過去に更新した記事が年度ごとに読めます)

管理人は毎試合甲子園に行くような熱心な阪神ファンではなく、テレビ観戦(最近はネット観戦)が主ななんちゃって阪神ファンなので考察内容はテキトー且つ無礼かと思いますが、贔屓な選手について無礼なことが書かれていてもあまり怒らないでください。また、選手成績などのデータに関しては管理人が手打ちしていますので、間違っている可能性があります、ご了承ください。


阪神選手名鑑 投手編

岡本洋介

背番号13 34歳 右投げ 推定年棒2500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 5.1 11 8.44
2軍成績 25 24 23 4.50
<てきとう考察>
■19年限りで自由契約・引退。トレード加入2年目。1年目は投手陣の便利屋としてそこそこの活躍を見せたが(あくまでそこそこ)、19年はそのポジションを若手投手(浜地とか望月とか守屋とか)に奪われた。必要不可欠な戦力というよりは、穴埋め的な補充戦力タイプ(右のオーソドックスタイプ、特に速いわけでも、制球力がすごく良いわけでもない)なため、「34歳という年齢」「外様」という点を考えれば戦力外は妥当か。


能見篤史

背番号14 40歳 左投げ 推定年棒1億1000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 51 44 41 24 4.30
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■18年は圧倒的な投球を見せ「ノウミサン抑えでもいけるんじゃね」と思わせたが、19年は失速。この年齢で51試合登板は見事だが、投球内容はかなり不安定で完璧に抑えたかと思えば、簡単にパコーンパコーンと打たれるなどムラッ気を大いに発揮(ストレートの威力が大分落ちてしまった印象、年齢的に致し方ないが・・・)。だんだんと序列も下がり、最終的には同じ左の岩崎・島本以下の「左の便利屋」「敗戦処理」「延長戦要員」的な感じになってしまった。ただ、かつてのエースがこのような立ち位置でも文句を言わず黙々と投げている姿には頭が下がる。阪神球団としては大事にしないといけない人間である。


西勇輝

背番号16 29歳 右投げ 推定年棒2億円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 26 10 172.1 112 36 2.92
<てきとう考察>
■阪神の新エース、FA大成功。FAで金満ソフトバンクを含む争奪戦となり阪神入団はあり得ないかと思ったが何故か阪神を選択した奇特な人物。それだけでなく、エース級として期待されたメッセンジャー、ガルシアが沈んでいく中、安定した投球でローテを固守、最後まで崩れなかった。球界のエースたちのような投球の圧倒感はないものの、コントロールは抜群で直球・変化球が見事にストライクゾーンの両端にコントロールされていた(私の中の阪神制球力良い投手トップクラスだった安藤以上かも)。また、何より非常に楽しそうで、高校球児のように溌剌としたプレイスタイル、笑顔を絶やさない姿はこれはこれで良いものだなぁと思った(成績を残した上でだから許容されるのかもしれない・・・能見のような鉄仮面スタイルのほうがプロっぽくはあるが・・・)。打撃も素晴らしく阪神投手陣の中では最も打ったが(打率2割5厘)、まぐれではなく常に打ちそうな雰囲気を醸し出しており往年の巨人・桑田を思い起こさせた。ただし、タイプ的にはローテ1番手の投手というよりは2番手のほうがしっくりくるタイプ(好投手ではあるが、大エースではなかったかつての横浜の三浦などを彷彿させる)で、エースとして他球団のスーパーエースたちにぶつけまくると(西自体に圧倒的な球はないので)黒星が重なり潰れてしまう可能性がある。20年は無理かもしれないが、21年には西からローテ1番手の重しを取り払ってほしいものである。


岩貞祐太

背番号17 28歳 左投げ 推定年棒3800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 40.1 33 15 4.02
2軍成績 27 21 3.00
<てきとう考察>
■開幕ローテ入りしていたが、インフルエンザか何かで戦線離脱するとなんやかんやしているうちにシーズンが終了、ほとんど1軍にいなかった。ただし、(球速表示は大したことないが)威力のある直球など持ち味は健在で、体調さえ万全なら20年はローテーション入りするだろう(と言うより立ち位置的にはローテーション入りしないと非常にまずい)。


馬場皐輔

背番号18 24歳 左投げ 推定年棒1350万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 3.1 10.80
2軍成績 19 102.1 88 30 3.17
<てきとう考察>
■阪神懐かしの総合力の高い即戦力右腕をドラ1でとったら2軍のエースになった、という感じの投手。前評判の「155キロ投げる荒々しい未完成の右腕」から「多彩な変化球となかなかのコントロール、ただし平均球速は140キロちょいでちょっと球威不足」という現実に(泣)2軍では悪くない成績を残しているので期待したいところではあるが・・・秋山みたいに覚醒するのか、それとも二神、ショウのようになるのか。大卒3年目である20年にはある程度ハッキリするであろう。


藤浪晋太郎

背番号19 25歳 右投げ 推定年棒8400万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 4.1 2.08
2軍成績 14 75 72 27 3.84
<てきとう考察>
■色々と相性が悪そうだった金本体制が終了して「もしかしたら復活するかも」と思っていたが、むしろ悪化(泣)ケガをしているわけでもないのに1軍登板はわずか1試合。また、2軍でも死球・すっぽ抜けを連発しており最早阪神コーチ陣はお手上げ状態。1つ1つの球を見ると球威やキレが落ちているわけではないので、まだ希望はあると思いたいが・・・。正直、もうパリーグ球団にトレードで進呈したほうがよいように思う。阪神の投手指導がそれほど悪いとは思わないが(むしろ12球団の中では真ん中よりは上だと思うが・・・)、低迷しだしてから3年間色々やっても改善されない現状を見るに藤浪にはとことん合わないのであろう。これほどの逸材を埋もれさせてしまうのであれば、もはや他球団でも活躍してくれたほうがよい、という心境である。


岩田稔

背番号21 36歳 左投げ 推定年棒3800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 14 77.2 43 21 4.52
2軍成績 37 21 2.19
<てきとう考察>
■「岩田はそろそろ厳しいかな」と見ていたが、開幕直後からローテ入りしシーズン半ばまでローテを守った。ある程度試合を作れる能力は健在で、絶対的なローテ投手とは言えないものの補完的ローテ投手としては十分な活躍。ゴロアウトが多い投手で最凶の阪神内野陣との相性は最悪(泣)内野が堅守の球団ならもっと勝てたであろう(泣)20年も「岩田が開幕ローテに入っているのはヤバイ状態だが、先発投手が足りなくてヤバイ状態になった時にはそれなりに頼りになる(なんか日本語がおかしい・・)」というくらいの活躍はしそうである。ちなみに髭が伸びている時の私服姿がなかなかに胡散臭い(笑)


藤川球児

背番号22 39歳 右投げ 推定年棒1億4000円    
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 56 16 56 83 32 1.77
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■開幕直後はヨレヨレで2軍落ち。ただ、2軍から復活後は「野生のきゅう覚でヤバイと感じた奴は四球で歩かせて次の打者と勝負するぞ投法」で何とかしのいでいるうちにどんどん調子が上がり、シーズン後半にはストッパーに復帰。終盤戦やCSでは絶好調・無双状態で最終的には全盛期並の数字を残した。正直、直球の威力や制球力は全盛期に比べてかなり落ちているし、決め球変化球のフォークの威力もそこまでではない。ただ、修羅場をくぐり続けた経験値が尋常でなく、勝負度胸とあいまって多少危なそうでもなんやかんやで抑えてしまう藤川ワールドを創出した。なお、フィールディングがかなり安定しており、( それまでヤバすぎるドリスを見慣れていただけに)藤川にゴロが転がった時の阪神ファンの安心感は格別なものであった。


呂彦青

背番号26 23歳 左投げ 推定年棒800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 22 56.2 53 32 4.76
<てきとう考察>
■2年目の育成タイプの外国人投手。「左」という特徴以外に際立った特徴がなく、2軍でも「まだまだ」といったところか(恐らく20年中の1軍デビューも難しいであろう)。20年でも3年目24歳であるから、あと数年の猶予はあると思われるが、外国人枠の選手である、という点を考えれば相当厳しい立場である。


尾中祐哉

背番号27 24歳 右投げ 推定年棒1000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 5.2 6.35
2軍成績 43 42.1 53 18 4.25
<てきとう考察>
■大和の人的補償で加入してから2年目。19年はほとんど1軍で足跡を残せなかった。小柄ながら球威がある渡辺亮タイプ(体格・投げ方・長所や欠点も渡辺亮と丸被りな気が・・・)。20年に中継ぎで1軍戦力になるかどうかは分からないが、いずれは渡辺亮的ポジション(19年で言えば守屋的ポジションか)を獲得できるだけの能力はあると見る。


小野泰己

背番号28 25歳 右投げ 推定年棒2700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 14 11.2 13 2.31
2軍成績 16 12 11 4.50
<てきとう考察>
■入団から2年間はその球威ゆえに金本監督の寵愛を受けていたが、19年はケガの影響で出遅れ。1軍昇格後は主に勝ちパターン中継ぎとしてそれなりに良い場面で起用されていたが、防御率(2.31)ほどのインパクトはなく、他の救援投手の充実もあり2軍降格。相変わらず威力のあるストレートは1軍でも十分通用するのだが制球力・決め球となる変化球という課題は去年までと一緒であった。また、その適性が先発にあるのか中継ぎにあるのかがいまだハッキリせず起用法にも悩む投手である。


橋遥人

背番号29 24歳 左投げ 推定年棒1300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 19 109.2 125 38 3.78
2軍成績 32 27 2.25
<てきとう考察>
■先発型左腕ながら直球の球威で勝負できる稀有なタイプ、将来の阪神のエース候補一番手である。19年はシーズン途中からローテ入りすると最後までローテを守った。シーズン終盤こそ多少打ち込まれたものの投げている球は一級品でそれなりの制球力もあるので問題ないと思われる。決め球レベルの変化球を一つ習得できれば大エースになれる器と見る。


石崎剛

背番号30 29歳 右投げ 推定年棒1440万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 1.1 6.75
2軍成績 18 16.1 23 1.10
<てきとう考察>
■シーズン中に高野とのトレードでロッテに移籍。14年ドラフト2位で社会人屈指の球威の持ち主として入団したがほぼケガとの戦いであった。体調万全で1軍で投げている時は1軍セットアッパーレベルの投球を見せていたが、そのような姿を見れる機会はほとんどなかった(見れたのは5年の在籍期間中で半年くらいではなかろうか)。18年の肘の手術によって命綱の球威が落ちてしまったのか、19年は2軍では圧倒できるが1軍で打たれてしまうレベルのストレートになってしまったのがトレードの原因であろう。ケガさえなければ1軍でストッパー、セットアッパーを務めれたであろう逸材が残念である・・・・。


谷川昌希

背番号34 27歳 右投げ 推定年棒900万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 7.1 3.68
2軍成績 24 41.2 34 3.24
<てきとう考察>
■社会人出身のまとまりタイプの右腕、外のスライダーと内のシュートで勝負し先発にも中継ぎにも対応可能。2軍レベルでは主力だが1軍ではあくまで穴埋め要員どまりである。よく言えば「まとまりのあるタイプ」悪く言えば「特徴のないタイプ」で、このようなタイプの投手は投手事情が厳しい年度には便利屋としてそこそこの出番を得れるが投手事情に余裕がある年(19年の阪神中継ぎ陣は超充実していた)には1年の大半を2軍で過ごすことになる。同タイプの岡本が19年限りで退団、また主力中継ぎのジョンソンとドリスも退団したため20年は便利屋としての出番が増えるかもしれない。


才木浩人

背番号35 21歳 右投げ 推定年棒1500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 15.1 14 4.70
2軍成績 23.1 21 2.31
<てきとう考察>
■阪神ファンに夢を見させる大型先発投手の素材。18年に続き、19年も一時ローテ入りしたもののケガの影響か1年間ほとんど投げなかった。正直2年目の成績は(あの段階では)出来過ぎだと思っていたので、時間をかけてじっくり育ててほしい投手である。


浜地真澄

背番号36 21歳 右投げ 推定年棒500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 21 28 27 6.11
2軍成績 12 29.1 24 10 2.45
<てきとう考察>
■才木と同期の高卒3年目右腕。才木の離脱もあってか、中継ぎ(敗戦処理・ロングリリーフ役)としてそれなりの期間1軍に帯同し経験を積んだ。高卒3年目としてはまずまず順調な成長ぶりかと思うが、それほどの球威があるわけでもなく、総合力で抑えるタイプだと思われるので中継ぎではなく先発投手として育成してほしい。


福永春吾

背番号40 25歳 右投げ 推定年棒680万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 22.50
2軍成績 44 46.2 42 13 3.86
<てきとう考察>
■四国アイランドリーグから入団して3年目。1軍勝ち試合で起用されたが滅多打ちにされ試合を破壊(泣)2軍においては先発としてもリリーフとしてもそこそこの実績を積んでおり、あとは1軍で結果を残すだけか。20年の成績次第では(独立リーグ出身ということもあり)クビが危うくなりそうだが、球威のあるタイプだけに守屋のようにあっさりブレイク(又はプチブレイク)する可能性もある。クラーク!


高橋聡文

背番号41 36歳 左投げ 推定年棒5500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 0.1 0.00
2軍成績 16 15 10 6.60
<てきとう考察>
■19年限りで引退。ケガの影響かそれとも気力が尽きたのか、「球速はないが球威はある直球」が「球速も球威もない直球」になっていた。正直ここから再復活するのは考えにくかったので引退は妥当かと思う。なお、FA入団から4年間のうち2年間はフル回転してくれ、Cランクや(FA選手にしては)低年棒な点を考えれば阪神にとって成功FAだった。


守屋攻輝

背番号43 26歳 右投げ 推定年棒700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 57 54 53 17 3.00
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■社会人から入団してから4年間、1軍ではほとんど実績を残せず「そろそろヤバいかな」という感じだったが、5年目でまさかのブレイク。正直ここまでのブレイクは予想外だった。僅差の負け試合、先発が早く降りた時の緊急登板、敗戦処理からたまには勝ち試合にも投げるなど中継ぎ陣の便利屋的役割を全うした。投球内容は150キロ級のストレート一本やり(笑)かつての桟原を彷彿させるような投球で勢いでシーズンを乗り切った感がある。150キロのストレートという明確な武器はあるものの、全盛期藤川のようにストレート一本やりで抑えられるほどの球威があるとも思えない。常時1軍に定着するには、制球力が上げる、1種類は使える変化球を作るなど更なる能力向上は必須か。それができれば1軍中継ぎ陣に定着できるであろうし、できなければ桟原のようにスポットスポットでの活躍を繰り返すものの短命で終わってしまうだろう。


秋山拓巳

背番号46 28歳 右投げ 推定年棒3600万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 10 50.2 35 12 4.26
2軍成績 13 10 77.2 58 10 2.67
<てきとう考察>
■17年は覚醒、18年は失速、19年は低迷という感じか。先発投手が足りない時期に1軍に上がってきてそれなりの投球でチームを助けた。が、「ザ・ローテ投手」という感じではなく「何とか5回を投げて試合を壊さない」というレベルであった(もちろんそういう投手も貴重であるが、秋山に求められているのはそこではないと思う)。ローテ投手として復活するかどうかは、もう少し球威が上がるかどうか(17年はもうちょっと球威があった)、そして直球をもっと思い切って投げ込めるかどうか、だと思う。高い制球力を持ち一通りの変化球も投げれるが、それらに頼り切ると2軍では抑えられても1軍で「ローテ投手」にはなれない。20年は先発投手がそこまで充実しているわけではないので、この秋山や岩貞あたりの中堅実績有組の奮起がチーム浮沈の鍵となろう。


川原陸

背番号47 19歳 左投げ 推定年棒500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績
<てきとう考察>
■18年ドラフト5位の高卒左腕。完全に素材型で1年目は陸上部で2軍の公式戦登板もなし。かなり下半身がいかつくなっているらしい。


斎藤友貴哉

背番号48 24歳 右投げ 推定年棒1000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 0.00
2軍成績 33 33 29 15 3.82
<てきとう考察>
■18年ドラフト4位の社会人出身右腕。ドラフト前はドラフト1位候補と言われていたが、なぜか4位まで残っていた。ただその理由が何となく分かった気がした。社会人出身(しかも大卒2年目)なのに素材型なのだ。150キロ級のストレートは一級品だが安定感がなく制球はかなりアバウト(藤浪ぽい抜け球も有。そして広島・中村を破壊 泣)、「高卒3年目の社会人ならともかく大卒2年目の社会人でこれでは1位はないわな」と思った。1年目は2軍でも微妙な成績に終わったが(四球多すぎ)、投げているストレートはかなりの威力だけに数年後に中継ぎで戦力になりそうな気はする(ただし適度に荒れている程度で制球力が踏みとどまれば、である。藤浪のように制球力が破綻してしまえばジ・エンドである)。


青柳晃洋

背番号50 26歳 右投げ 推定年棒1200万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 25 143.1 100 42 3.14
2軍成績 0.00
<てきとう考察>
■プロ入りから3年間1軍で登板すればそれなりの結果を残したものの定着には至っていなかったが、19年はブレイクし規定投球回数に到達。春先のプロ初完投、初完封あたりから一皮むけた感があり、ローテーション投手という感じになった。アンダースロー寄りのサイドスローで制球・変化球でなく球威勝負(微妙に荒れ球)という特殊な属性ゆえか、右打者に絶対的な強さを誇る(青柳登板時には相手チームが主力右打者をスタメンから外し、控え左打者をスタメン起用する光景がよく見られた)。ただ、6回あたりに降板してしまうことも多く、真のローテーション投手になるには「より長いイニングを投げる」という点が課題であろう。ちなみに若ハゲで実年齢より10歳近く老けて見えるのだが、ベテラン選手らしい貫禄はない。


ジョンソン

背番号52 28歳 右投げ 推定年棒8800万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 58 58.2 91 13 1.38
<てきとう考察>
■19年限りで退団。セットアッパー。何度か短期離脱はあったものの、球威(155キロ)、制球力、決め球(必殺パワーカーブ)を高いレベルで保有する理想的な中継ぎ投手。後半戦は疲労のせいか多少神通力が落ちた感もあったが19年阪神中継ぎ陣の中心はまぎれもなくジョンソンであった。特に独特のパワーカーブは現在のNPBではあまり投げる投手がおらず面白いように空振りがとれていた。ただ、年齢が若く、あまりにも活躍しすぎたせいかあっさりメジャーに引き抜かれてしまった(泣)


メッセンジャー

背番号54 38歳 右投げ 推定年棒3億5000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 14 79 55 38 4.67
2軍成績 7.00
<てきとう考察>
■19年限りで引退。阪神の大エース。常時140キロ台後半はあった球速が140キロちょいに落ちるなど球威の低下がはなはだしく打ち込まれる姿が目立つようになった。ただ、「全く通用しない」という状態ではなかったので、本人が望めば20年も現役続行し目標としていたNPB通算100勝(あと2勝)を達成することも可能だったろうが漢らしく引退を決めた。「球界を代表するエース」レベルではなかったが、抜群の馬力で毎年200イニング近くを消化できるチームにとって有り難い投手であった。私の観戦歴の中ではウィリアムスと並ぶ阪神2大外国人投手の1人である。


飯田優也

背番号56 29歳 左投げ 推定年棒1900万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 3.1 10.80
1軍成績 42 38.2 35 17 2.79
<てきとう考察>
■トレード加入2年目。左投手だがあまり特徴がない感じ。1軍通算防御率は3点台半ばとそれなりに1軍で投げれる力はあるのだろうが、1軍の左の中継ぎ枠に岩崎と島本が定着した上特別枠の能見さんまでいるので、あえて「飯田を1軍の中継ぎで起用しよう」とはならなかったということか。年齢、立ち位置(生え抜きではない)、成績を考えると20年オフはピンチである。


望月惇志

背番号61 22歳 右投げ 推定年棒1100万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 31.1 26 16 4.02
2軍成績 16 84.2 67 27 2.55
<てきとう考察>
■19年は先発投手として経験を積んだ。190センチの長身から投げ下ろす角度のついた150キロ超の直球は先発投手としてはかなり速い部類に入り、大変見ばえが良い。ただ、カウント球・決め球に使える変化球のレベルがあまり高くなく、戦力というよりは(先発投手としては)まだ素材の段階。矢野監督が巨人とのCS第一戦に先発起用したが、全国の阪神ファンは「さすがに荷が重くないか」と涙したとか(泣)また、(見た目)圧倒的な球威の割に(1軍でも2軍でも)奪三振率があまり高くないのもちょっと気になるところである。


桑原謙太郎

背番号64 34歳 右投げ 推定年棒6000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 9.00
<てきとう考察>
■超絶カットボールが武器の右の中継ぎ投手。解雇寸前から17年、18年と2年続けて主力中継ぎ投手として活躍したが、19年は開幕直後に2軍に降格するとそのまま行方不明に(恐らく過去2年間の酷使の影響か・・・)。この行方不明により新しいモノ好きの阪神ファンからはほぼほぼ忘れ去られているが、ジョンソン・ドリスが抜け藤川がさらに高齢化する20年阪神中継ぎ陣においては「桑原が復活するか行方不明のままか」は地味に重要な気がする・・・。


湯浅京己

背番号65 20歳 右投げ 推定年棒500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 19 4.26
<てきとう考察>
■18年ドラフト6位。独立リーグからの入団だが高校から直接独立リーグに飛び込んでいたので、今年は実質高卒2年目。独立リーグ時代も際立った成績を残していたわけでなく、高卒1年目で一気に伸びた球速など素材を買われてのドラフト指名であった。よって、19年は2軍でもあまり投げなかったが、特に問題ない。20年は2軍での投球回数を伸ばし、勝負は3年目となる21年であろう。


牧丈一郎

背番号66 20歳 右投げ 推定年棒480万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 15 24.2 18 13 6.57
<てきとう考察>
■高卒2年目だが、2軍でも戦力となれておらず順調とは言い難い。そして、高卒2年目なのに19年オフに編成の煽りをくらってまさかの育成落ち、悲しい(泣)


岩崎優

背番号67 28歳 左投げ 推定年棒5000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 48 53.2 58 17 1.01
1軍成績 14 12 3.21
<てきとう考察>
■左の中継ぎ投手。入団から5年間常に1軍で先発としても中継ぎとしてもそれなりに戦力であったが阪神ファン以外の認知度はあまり高くなかった。しかし、19年はシーズン終盤からCSにかけて無双状態をキープしついに全国区デビュー(驚異の防御率。もうちょっとで0点台やんけ!)。ストレートはだいたいが140キロ台前半(今年は後半もちらほら見かけたが)、際立った変化球もなくコントロールもそこそこと一見普通の投手だが、異様に球持ちがよい140キロ台前半のストレートの伸びが素晴らしくストレート中心の投球で右打者だろうが左打者だろうが牛耳っちゃう(噂ではNPB随一の伸びらしい・・・)。回跨ぎした時に打ち込まれた印象があるので1イニング限定で大事に起用してあげてください。20年はジョンソンの抜けたセットアッパーの地位を継承するかも。


島本浩也

背番号69 26歳 左投げ 推定年棒850万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 63 59.1 60 14 1.67
<てきとう考察>
■まさかの大確変。敗戦処理から出発したが好投を繰り返し、シーズン終盤には僅差の勝ち試合も任されるようになった。もともと小気味いい投球が持ち味であったが、今年はさらに自信を持って投げ込んでいるような感じだった(一種の開き直りを感じた)。多少平均球速が上がった以外は、今まで(1,2軍を行ったり来たりしていた時代)に比べどこかが明確に変化したようには思わなかったので、今年の成績はびっくりである。ただ、今年は勢いで乗り切った感があり、複数年に渡って今年のような成績(防御率1点台)をキープしたり、セットアッパーに定着できるかと言えばそこまでの力は感じない。私のイメージではかつての江草のような役割を担っていくのではないかと見る(成績的には防御率2点台後半から3点台前半あたりに収束していくでのはなかろうか)。


ガルシア

背番号77 30歳 左投げ 推定年棒1億6500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 21 103.2 79 40 4.69
2軍成績 33 22 0.82
<てきとう考察>
■18年は中日のエース格であったが、契約交渉で揉めて森組長にクビを切られたところを阪神が獲得。左のエース候補として期待されたが、中日時代に比べ何故か平均球速が大幅に低下しており大炎上を繰り返し2軍落ち。1軍復帰後はそこそこの投球をしたり、打ち込まれたり、味方内野陣に足を引っ張りまくられたりで常にモヤモヤした感じであった。「今年限りでクビだな」と誰もが思った最終盤、中継ぎにまわると大車輪の活躍で奇跡のCS進出の立役者となり20年もクビが繋がった。20年は最初は先発投手としてスタートするだろうが、ダメでも中継ぎとして起用できる目途は立っているので戦力となるのは間違いない(年棒分の働きをするかどうかは微妙だが・・・)。また、異常に明るい性格で歌ったり、踊ったり、変なかぶりものをつけたりしている。


伊藤和雄

背番号92 30歳 右投げ 推定年棒850万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 3.00
<てきとう考察>
■見た感じ大したことない、何の変哲もない右腕だが、何故か異様に奪三振率が高く2軍では無敵。矢野2軍監督時代(18年)には2軍リリーフエースとして神の如き成績を残しており、本来であれば島本・守屋らと共に矢野チルドレンとして1軍で大売り出しされるはずであった。しかし、手術のため19年シーズンのほとんどを棒に振ってしまった(まあ元来伊藤という投手は常に「ケガさえなければ」と言われてきた投手ではあったが・・・泣)。伊藤は千載一遇のチャンスを逃してしまったと言ってよい。「実績なし」「30歳という年齢」「ケガがち」「ドラフト下位指名」などの点を考えれば19年オフに自由契約になってもおかしくなかったと思うが、まさかの契約更新。首の皮一枚つながった(それだけ伊藤の資質に期待している首脳陣が多いと言うことだろう)。20年はまさしくラストチャンス、ケガなく1軍で投げる伊藤が見てみたい。


歳内宏明

背番号97 26歳 右投げ 推定年棒1000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 34 36 25 11 4.00
<てきとう考察>
■19年限りで自由契約。育成枠から支配下に復帰して2年目、球速も140キロ台後半まで戻ってきていたが、150キロオーバーの投手を揃え層の厚くなっていた1軍中継ぎ陣には食い込む余地がなかった(2軍でも際立った成績を残していたわけではなかったのでやむを得ないだろう)。高校時代に発しまくっていたオーラをプロのマウンドで一度も発揮できなかったのは残念でならない。なお、20年は四国リーグの香川でプレイするらしいので、BCリーグからNPB(オリックス)に復帰した岩本のような復活劇を期待する。


ドリス

背番号98 31歳 右投げ 推定年棒1億6500万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 56 19 55.1 50 11 2.11
2軍成績 13.50
<てきとう考察>
■19年限りで退団。19年はストッパーとしてスタートしたが、自身の不調(やらかし、とも言う)と外国人枠の絡みなどもあり2軍に降格、藤川にストッパーの座を奪われた。1軍復帰後は中継ぎとしてそこそこの活躍を見せたが「2.11」という防御率ほどのインパクトはない(防御率3点くらいのイメージである)。相変わらず直球と落ちる球の威力はチーム屈指(藤浪と並ぶ)で投げている球自体はえげつないのだが、「フィールディングの乱れ」「送球難」「いきなり制球乱し」などのウィークポイントは例年通りであった(泣)球団は20年も契約を更新する予定だったが、恐らくドリス代理人の銭闘に巻き込まれ撤退、ドリス退団の運びとなった(阪神以上の条件を出す球団がMLB、NPBにあるだろうか?代理人はアホなのか?)。4年も在籍した選手でかなり愛着もあったし、20年も阪神でプレイしてほしかったが、今年の成績で条件をふっかけられていたのであれば撤退もやむを得ないかとも思う(残念ではあるが)。果たして20年ドリスはどこでプレイするのであろうか?ド、ド、ドリスのハイボール!!!(泣)


高野圭佑

背番号30 28歳 右投げ 推定年棒1000万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
1軍成績 5.2 4.76
2軍成績 13 12 11 3.75
<てきとう考察>
■石崎とのトレードでシーズン途中にロッテから加入。中継ぎ陣が充実していたこともあって、あまり1軍での出番はなかったが「150キロ前後の速球とフォークボールが武器」という中継ぎ向きのスペックの持ち主であるので桑原のようなブレイクを期待したい。共に右の中継ぎであったジョンソン・ドリスが抜けた20年は大チャンスである。


横山雄哉

背番号115 25歳 左投げ 推定年棒700万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 28.1. 17 2.86
<てきとう考察>
■元ドラ1投手も18年に受けた手術の影響で育成選手として1年を過ごした。19年1年間を2軍で過ごす、というのは想定通りだったと思うが、20年は支配下復帰、21年は1軍戦力くらいのペースでいかなければそろそろ首筋が寒くなるだろう。左の大型先発タイプということで期待値はかなり高いのだが・・・同期の石崎といい(現在までは)ケガが全てのプロ生活である。


石井将希

背番号56 24歳 左投げ 推定年棒300万円 
  試合 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
2軍成績 48 41.2 21 18 3.46
<てきとう考察>
■大卒2年目の育成左腕。正直あまり期待していなかったのだが2軍でチーム最多の48試合に登板するなど順調に成長中。球速も増してきており、20年中に支配下登録されるかもしれない。