ホーム>でぶぶの読んだ本考察>2018年8月に読んだ本(2018年9月7日更新)

でぶぶの読んだ本考察|2018年8月に!読破!した本


「でぶぶの読んだ本考察」は本サイト管理人でぶぶの小学生の読書感想文以下のテキトーな考察です!独断と偏見で読んだ本を評価(10点満点)までしちゃうよ!ちょっと辛口かもしれません・・・

※「ネタバレ」があるかもです!「ネタバレ」が絶対に嫌な方はこれ以上読み進めないように!



書名・あの人が同窓会に来ない理由
作者・はらだみずき
出版社・幻冬舎文庫
評価・5点

知らない作家だけどタイトルに惹かれて購入。中学の同窓会の幹事となった主人公がかつての仲間たちの消息をたずねる。女子に人気だったイケメン、美人委員長、秀才、落ちこぼれ、エキセントリック女・・・それぞれが何とも言えない過去やあまり自慢できない現状を抱えている、ってな感じのストーリー。現実味がある話というよりは大人向けの童話といった印象を受けた。悪くはないのだが、この作家の他の作品も読みたいかというと微妙である。



書名・リベラルがうさんくさいのには理由がある
作者・橘玲
出版社・集英社文庫
評価・5点

おなじみ橘さんの随筆集的な本。ちょっと難しいけど興味深い(1回読んだだけでは深く理解できてない。再読が必要)。橘さんの本を見かけると何となく買ってしまう。



書名・朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論
作者・橘玲
出版社・朝日新書
評価・4点

朝日新聞叩きの便乗本のようなタイトルだが、中身はそこまで朝日ではない(まあ朝日新書やしね)。リベラルに関する硬質な分析本といった感じで、お馴染みの橘さんなのでそこそこ分かりやすく解説しているのだが一読で深く理解するのは困難。



書名・きょうのできごと、十年後
作者・柴崎友香
出版社・河出文庫
評価・6点

映画化もされた大学生の何ともない日常を描いた「きょうのできごと」の10年後を書く続編。相変わらず特に何も起こらないし、最後も中途半端に終わるのだが、それゆえにある1日(日常)を切り取ったという印象を強く受ける。まぁ映画も含め好きな作品ではある。



書名・女が死んでいる
作者・貫井徳郎
出版社・角川文庫
評価・5点

短編集。本格ミステリテイストのどんでん返しが短編で読める。しかも、どれもそれほど肩肘張った作品ではなく軽い気持ちで読めるので、本格ミステリは好きだけど大長編を読むのはしんどい気分な時くらいに読むには丁度良いかも。ただし、貫井さんの作品としては可もなく不可もなくな普通又は普通以下の作品である。



書名・知らなきゃよかった
作者・池上彰・佐藤優
出版社・文春新書
評価・6点

副題は「予測不能時代の新・情報術」。タイトルは変われど相変わらずの世界情勢に関する対談本。このコンビの本は内容の興味深さとわかりやすさのバランスがよく大変好きである。



書名・オウム真理教事件とは何だったのか?
作者・一橋文哉
出版社・PHP新書
評価・6点

麻原彰晃死刑に便乗して出版された新書。ただ、もともと事件系のルポを連発しておりオウムに関する著書もあった一橋さんだけにそれなりに読ませる。前半のオウム内部の話はなかなか興味深く読ませてもらった。ただし、後半部分の暴力団や村井秀夫刺殺事件、國松長官狙撃事件などの部分はかなり冗長に感じた。平成を代表する大事件だけに、他のオウム関連のルポも読んでみたい気がする。



書名・るろうに剣心 北海道編(マンガ)  
作者・和月伸宏
出版社・ジャンプコミックス
評価・4点

最近はやりの「かつて売れた漫画の続編漫画」。るろ剣は学生時代好きだった漫画だったのでついつい買ってしまった。感想は「微妙・・・」。超つまらないわけではないのだが、絵に昔のようなしなやかさがなく(まあ昔のるろ剣も後半には絵が多少劣化していたのだが)、デジタルを使ってキレイになっているのだが、何となく和月さん特有の良さが消えてしまっているような気がしてならない。ストーリーに関しては「とりあえず北海道にキャラ集めたろうか」的な感じが何とも・・・(笑)