ホーム>でぶぶの読んだ本考察>2020年9月に読んだ本(2020年10月9日更新)


でぶぶの読んだ本考察|2020年9月に!読破!した本


「でぶぶの読んだ本考察」は本サイト管理人でぶぶの小学生の読書感想文以下のテキトーな考察です!独断と偏見で読んだ本を評価(10点満点)までしちゃうよ!ちょっと辛口かもしれません・・・

※「ネタバレ」があるかもです!「ネタバレ」が絶対に嫌な方はこれ以上読み進めないように!



書名・ 再開
作者・横関大
出版社・講談社文庫
評価・4点

江戸川乱歩賞受賞作。小学校卒業直前、哀しい記憶とともに拳銃をタムカプセルに封じ込めた幼なじみ四人組。それから23年4人はある殺人事件をきっかけに再会する。何となく叙情あふれる私好みのストーリーかなと思ったが、そこまでよくはなかった。さすがに乱歩賞受賞作だけあったさくさく読めるのだが、深い余韻などはなかった。著者の「ルパンの娘」なども気になるがどうしたものか・・・。



書名・46番目の密室
作者・有栖川有栖
出版社・講談社文庫
評価・5点

初有栖川作品。有栖川さんのシリーズもの火村シリーズの第一作目らしい。なにぶん30年近く前の本ゆえあまり新鮮味はない。それは近年の多くのミステリ作家が有栖川さん、綾辻さん、島田さんらの影響を受けてきたからであろうか。文章は読みやすく、綺麗にまとめたミステリ作品という印象(思っていたより読みやすく、思っていたよりインパクトがない、といったところか)。「月光ゲーム」などの初期作品に手を出してみるかどうか。



書名・世界史の中の昭和史  
作者・半藤一利
出版社・平凡社ライブラリー
評価・5点

半藤さんの名著昭和史の副読本という感じの本。昭和史(戦前)を世界史の中においてみるとどのように見えるのか、というような内容。なかなかに壮大な試みなのだが、その壮大さゆえにそこまで上手くまわってないような気がする。さすがに半藤さんも年をとったか。