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1999年ドラフト2位 吉野誠 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

吉野誠選手 年度別成績
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
00 阪神 34 38.1 29 20 3.99
01 阪神 15 19.2 13 4.12
02 阪神 35 27.0 33 10 1.33
03 阪神 56 41.1 31 14 3.27
04 阪神 23 9.2 16.76
05 阪神 12 10.0 3.60
06 阪神 4.1 0.00
07 阪神 3.2 7.36
08 オリ 43 32.0 27 3.66
09 オリ 12 12.0 7.50
10 オリ 1.2 27.00
11 オリ 50 30.1 26 1.19
12 オリ 40 20.2 12 3.05
13 オリ 0.0 ーーー
通算 340 11 250.2 197 85 3.91


ドラフト的選手評価・・・C

BかCかで迷ったが主力選手とは言えないと思ったのでCとさせていただいた。限りなくBに近いCである。


超てきとう考察

左の特徴を生かし細く長いプロ生活。02年の投球は素晴らしかった

ドラフト2位逆指名の選手だが入団直後の印象は薄かった。「オーソドックスな上手投げから130キロ台のストレート、変化球は特筆すべきものはないが一通り投げる。コントロールはそこそこ良い。左だから逆指名枠に入ったのかな」というのが管理人の印象だった。1年目から先発・中継ぎでそこそこ起用されたが可もなく、不可もなくという感じ(ボコボコに打たれるわけではないが、きちんと抑えるわけでもない)だった。

いろいろと考えるところがあったのか入団3年目には完全にサイドスローに転向し、中継ぎとして生きていくことを選ぶ。この決断は吉だったと思う。転向直後の2002年に見たサイドスロー吉野は球速は130キロちょっとだが球がキレまくっており、甘い直球や変化球でも相手主力左打者を抑えられる状態だった。個人的にはこの年が吉野のピークだったと思う(ペタジーニを手玉にとっていたピッチングはほんとに凄かった)。翌年(阪神優勝年)も56試合に登板しなかなかの投球を見せ、日本シリーズでも奮闘したが吉野の阪神での活躍はここまでだった。

どんでん(岡田監督)時代には吉野の力が落ちていたのか、どんでんの好みに合わなかったのかわからないがほとんど起用されなかった。オリックス移籍後はかなりの試合登板したが、どちかと言えば「他に投手がいない」「左投手だから」という消極的事情から起用されていたように感じた。この時期になると右打者を抑えられる気配が全くなかった。

吉野が2002年、2003年のような力を常に発揮できれば、JFKに吉野が追加され右2枚左2枚の恐ろしいリリーフ陣が整備されていたのにと夢想することがある。