阪神タイガースドラフト考察2004年ドラフト>能見篤史

2004年ドラフト自由枠 能見篤史 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

能見篤史選手 年度別成績
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
05 阪神 16 12 64.2 64 27 5.57
06 阪神 38 47.0 46 16 4.98
07 阪神 23 13 74.0 51 30 4.38
08 阪神 11 11.1 10 4.76
09 阪神 28 25 13 165.0 154 44 2.62
10 阪神 12 10 62.1 57 13 2.60
11 阪神 29 28 12 200.1 186 55 2.52
12 阪神 29 27 10 10 182.0 172 37 2.42
13 阪神 25 25 11 180.2 127 41 2.69
通算 211 133 64 44 987.1 867 269 3.03


ドラフト的選手評価・・・A

B評価とで迷ったが、井川移籍後空席だったエースの地位を確立した点に敬意を表してA評価とさせていただいた。


超てきとう考察

美しい投球フォームから糸を引くようなストレート。2010年の能見は美しかった

この年の阪神の自由獲得枠は地味目だと思われていた。岡崎は強肩が評判の捕手も複数球団が競合するような選手ではなかったし、能見にしてもこの年の競合選手であった野間口(巨人)、一場(楽天)、那須野、染田(横浜)らに断られたために消去法的に自由獲得枠で獲得という雰囲気があった(実際にどうかはわからないが・・・)。阪神ファンの間でも「社会人の左腕か・・・年もいっとるしなぁ」「そんなストレート速くないみたいやし自由枠使うほどなんか」「野間口と一場がとれんのやったら涌井とかダルビッシュとか高校生の有望選手とれや」という空気が流れていたのは確かだ。

能見は社会人出身らしくまとまりが良く1年目からかなり起用された。だが、速球、変化球、コントロールすべて平均点くらいで際立った特徴がなく、ルーキーとしてはそれなりの成績を残したものの翌年以降に大きな期待が持てる内容でもなかった。2年目、3年目もそこそこ起用されて、そこそこの内容でそこそこの成績を残すということが繰り返される。そのころには、このまま1軍と2軍を行ったり来たりしながらパッとしないまま引退するのかと思ったりもした。

しかしプロ入り5年目能見は覚醒する。覚醒した途端井川渡米後不在だった阪神のエースの座を確立した。150キロに迫る速球とコントロールされたスライダー、振りかぶった時の美しい投球フォーム、歌舞伎俳優のような綺麗な顔。この時期の能見は本当に絵になるピッチャーだった。その後も毎年のように安定した成績を残しているが年々球威が落ちている感がある(年齢的なものもあるだろうから仕方ないのだろうが・・・)。2014年現在はエースの貫録はなくなり、普通の好投手といった感じだ。左腕で制球が良いタイプなのでどこかで軟投派に転向して下柳のように長く活躍してほしい(通算100勝は最低ノルマだろう)。

管理人は能見の全盛期は2010年だと思っている。前半戦は怪我で離脱したが、後半に復帰してその後は鬼気迫るピッチングを見せた(成績は8勝0敗)。その時期の能見はプロ野球界でもトップクラスだっただろう。細身の左腕が美しい投球フォームから150キロの速球をどんどん投げ込む姿には「白眉」という言葉がとても似合うと思った。