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2004年ドラフト6位 赤松真人 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

赤松真人 選手 年度別成績
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
05 阪神
06 阪神 15 143 143
07 阪神 28 43 154 190
08 広島 125 390 88 24 23 67 12 257 317
09 広島 137 489 98 43 33 79 14 232 289
10 広島 113 320 83 33 48 20 285 307
11 広島 80 217 50 18 29 19 260 287
12 広島 76 246 50 15 18 33 18 242 313
13 広島 85 60 11 12 204 232
通算   652 1780 388 21 137 89 273 106 248 296


ドラフト的選手評価・・・C

B評価かC評価かで非常に迷った。本来であればB評価でもよいと思うが、恵まれすぎている身体能力を活かし切れていない点(もったいなさすぎる)、レギュラー選手とは言い難かった点(一番試合に出ていた時期でも不動のレギュラーとは言えまい)からCとした。後一押しでBのC評価である。


超てきとう考察

超人的な身体能力からすれば物足りない成績。それにしても「アホ松」って(泣)

大学生の右の有力外野手で「よく6位まで残っていたな」というのが管理人の感想。4位か5位でどこかに指名されると思っていた。1年目から2軍では打率363 本塁打7本 盗塁29個という圧倒的な成績を残し力を見せつけた。外野守備力が極めて高いタイプだっただけに本来であれば1年目から1軍で積極的に起用すべき選手だったと思う(というよりこれだけの成績を残している選手を2軍に置いておいても仕方ないだろう)。あまりにも1軍で起用されないために調子を崩したのか2年目、3年目は2軍でも成績を落としていく。どちらかと言えば本能でプレイするタイプだけにモチベーションが低下したのではないだろうか。

細かいプレイが出来なかったり、走塁でミスがあったりで「アホ松」と呼ばれたりもしていたが、この選手は2番を打たせて小技をするような選手ではなくもっとスケールの大きな選手として育てるべきではなかったか。広い甲子園を守るのにぴったりで、赤星以外で唯一「高い守備力」と言えるこの選手を人的補償(アライさんの)で放出することになったのは非常に残念だ。阪神首脳が「阪神では使わないから親心でリストから外した」なら理解できなくもないが、「あまり評価が高くないからリストから外した」と言うならアホ松ではなくアホフロントだと思う。

広島移籍後はのびのびとプレイしており、フェンス際のキャッチなどでその守備能力は全国区となった。ただし、完全にレギュラー獲得までとはいかず、「守備と走力は球界トップクラスだが打撃がちょっとあれな人」という感じになっている。プロでの通算打率が2013年までで248となっており、本来3割近くは打てる選手だと思うのだがこの惨状はどういうことなのだろうか・・・。阪神は窮屈すぎたが、広島では放牧されたため、自由に振り回しすぎたのだろうか・・・。

管理人のイメージとしては「守備能力は球界トップクラス」「身体能力が高くアクロバチックな守備をする」「盗塁能力は極めて高い」「アホ松はまるっきり根拠がないわではなく塁上でボーンヘッド的なことが時々ある」「顔がお笑い芸人みたいなので必要以上にアホ松がクローズアップされる」「打撃が粗くなりすぎじゃねーか」という感じの選手である。オリックスに在籍していた田口クラスの成績を残すんじゃないかと思っていたが、今まで残している打撃成績は阪神・藤本並だ(泣)

かなり試合にも出ているし、ゴールデンクラブも取っているのでプロとして失敗したわけではないだろうが、本来持っている能力を考えれば残念すぎる成績だ。せめて2割8分くらい打てれば不動のレギュラーだったんだろうが・・・。