阪神タイガース最凶外国人列伝ではジョージ・アリアス選手について「でぶぶ」が独断と偏見で考察しております。
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阪神タイガース最凶外国人列伝>アリアス
アリアス 〜阪神タイガース最凶外国人列伝〜
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00 | オリ | 116 | 461 | 103 | 26 | 61 | 43 | 110 | 2 | 250 | 326 |
01 | オリ | 139 | 603 | 142 | 38 | 97 | 49 | 104 | 3 | 262 | 327 |
02 | 阪神 | 126 | 523 | 122 | 32 | 82 | 43 | 126 | 3 | 258 | 317 |
03 | 阪神 | 124 | 518 | 123 | 38 | 107 | 44 | 130 | 2 | 265 | 334 |
04 | 阪神 | 117 | 451 | 112 | 25 | 84 | 33 | 119 | 3 | 272 | 326 |
06 | 巨人 | 17 | 64 | 10 | 2 | 5 | 4 | 15 | 0 | 167 | 219 |
通算 | 639 | 2620 | 612 | 161 | 436 | 216 | 604 | 13 | 259 |
推定年棒・・・00年 5500万円(オリックス)
01年 5500万円(オリックス)
02年 2億円
03年 2億円
04年 3億円
06年 3000万円(巨人)
最凶外国人列伝的選手評価・・・B
阪神に足りなかった長打力という面を十分カバーした。ただ、良くも悪くも期待通りの活躍という印象。高額な年棒を考えれば「年棒分はギリギリ働いたかな」という感じ(年棒分働いていないヤツが多かったのでそれで十分なのだが 泣)。阪神最終年の成績もそこまで悪くないが、高額な年棒を考慮すれば「そこまでの働きではない」という判断か・・・。まあかわりに獲得したシーツが翌年、翌々年と攻守にわたって活躍したためアリアスの解雇は「判断ミス」とはならず。また緊急補強で巨人にも在籍したがレフトを守らさせられたりして全く活躍できなかった。
アリアス|でぶぶによる超テキトーな考察
レッツゴー!ジョージ! ちょっと頼りないけど阪神ファンに愛された助っ人!
オリックスでは2年連続で外個人に求められる最低ラインをクリアしたが、年棒でもめたのか阪神に移籍。移籍1年目には打率258・本塁打32本という何とも形容し難い微妙に合格点な成績を残し阪神ファンを微妙に喜ばせた。全くの期待外れの外国人野手が続いていたため阪神ファンからしたら十分な成績のはずなのだが、年棒の高さ(自分で払っているわけではないが・・・)と勝負弱さが微妙な喜びにつながったと思われる。
翌年(阪神優勝年)には38本塁打・107打点と日本キャリアハイの成績を残すが、アリアスの調子や能力自体は前年とそんなに変わっていなかったと思う。打線全体の調子が良かったからマークが分散したという点(前年は4番アリアスでマークが集中していた)、みんなが滅多打ちにした後のノックアウト寸前の投手や先発ノックアウト後に出てきた敗戦処理の投手の相手が多かったという点あたりが要因だったんだろう。管理人の考えでは、アリアスは基本打率250、本塁打30本の打者でチーム状況によって成績が多少プラスされるというイメージだ(この年はチーム全体が好調であったため、それにのせられて打率、本塁打がアップした)。
3年目のアリアスは最終成績では25本塁打に終わったが、実は阪神在籍の3年間で一番良かったのではないかと思っている。序盤は打率が3割を超えており、今までの引っ張り一辺倒から進化した印象を受けた。しかし腰痛の影響から離脱、不調に陥りこの年限りで退団。チームの構成上の問題ではあるといえもう少し見たかった・・・。
打席では意外と小さく見えて(身長は180センチ)、外国人打者特有の威圧感はあまり感じない。打てるゾーンはある程度限られておりど真ん中のスライダーが得意で(みんな得意か・・・泣)レフトスタンドに豪快に叩き込む、でも外角のスライダーは三振しちゃう。あまり勝負強さはなく点差が開いた試合でよく打った・・・・よく考えたら「とどめの新井さん」に近いかも(泣)また好不調の並が激しすぎてクリーンナップを打たすには適しない(特に3番、4番はダメ)、でも6番7番あたりに置くとチーム一の長打力とそこそこのミート力で恐怖の打者になる。守備は意外と堅実で一塁守備、三塁守備ともにそれなりのレベル(今岡の三塁守備よりははるかに上だと思う)で肩は強い、足は速くはないが超鈍足と言うほどではない。性格は非常に真面目、でも熱い一面もあり巨人・入来をボコボコにしたことも・・・。・・・・こんな感じでアリアスは欠点と長所が入り混じり、頼りになりそうで頼りにならない、でも頼りになる不思議な助っ人だった(よくわからん日本語だ)・・・阪神ファンからもそこまで頼りにされていなかったと思うがかなり愛されていた選手だと思う・・・やっぱり新井さんに近いな(泣)
年棒は高かった。2004年の年棒は3億円を超えていたと思われ、(活躍していなかったわけではないが)アリアスの成績から考えると「高額すぎ」と言われても仕方ない。退団は残念だったが金銭面から考えればやむを得なかったのかもしれない。・・・ただし、次のシーツもけっこう高額だったが(泣)
アリアス選手のメジャーリーグ成績!
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
96 | @ | 84 | 274 | 60 | 6 | 28 | 16 | 50 | 2 | 238 | 284 |
97 | @A | 14 | 22 | 7 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 250 | 250 |
98 | A | 20 | 41 | 7 | 1 | 4 | 3 | 16 | 0 | 194 | 293 |
99 | A | 55 | 170 | 40 | 7 | 20 | 6 | 54 | 0 | 244 | 271 |
通算 | 173 | 513 | 114 | 14 | 55 | 25 | 121 | 2 | 238 | 278 |
メジャーでレギュラーをとれなかった、と言うよりはレギュラーに挑戦している途中で日本を選んだという印象。来日前年も少ない打席で7本塁打を放つなど全く通用していないわけではなかった。ただ、生涯賃金で考えるとアリアスが日本球界に骨を埋めたのは恐らく正解だったんだろうと思う。ちなみに私の記憶では「オリックスは来日する3年前からアリアスにラブコールを送り続け契約にこぎつけた」だったのだがウィキペディアには「オリックスの高畠コーチがメキシカンリーグで発見した」と記載されていた・・果たしてどちらが正しいのか?どーでもいいことだが気になってしまった(笑)
★アリアス選手と同期!?2002年の虎ルーキーたちの情報はこちら!
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