2006年 希望枠 小嶋達也 阪神タイガース
でぶぶの考察場 会社情報 |
阪神タイガースドラフト考察>2006年ドラフト>小嶋達也
2006年大・社ドラフト希望枠 小嶋達也 超てきとう阪神タイガースドラフト考察
年度 | 球団 | 試合 | 先発 | 勝ち | 負け | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07 | 阪神 | 5 | 5 | 2 | 3 | 0 | 25.0 | 15 | 10 | 3.96 |
08 | 阪神 | 1軍出場なし | ||||||||
09 | 阪神 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6.0 | 2 | 2 | 0.00 |
10 | 阪神 | 4 | 3 | 0 | 3 | 0 | 8.2 | 5 | 3 | 12.46 |
11 | 阪神 | 36 | 2 | 1 | 2 | 0 | 48.1 | 64 | 28 | 3.72 |
12 | 阪神 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5.1 | 8 | 4 | 3.38 |
13 | 阪神 | 3 | 3 | 1 | 1 | 0 | 12.0 | 8 | 6 | 7.50 |
通算 | 53 | 14 | 4 | 9 | 0 | 105.1 | 102 | 53 | 4.70 |
ドラフト的選手評価・・・D
希望枠としては失格だが、2011年には戦力と言える働きをしているのD評価とさせていただいた。
でぶぶの超てきとう考察
夏の甲子園での鮮烈な姿をプロでは見せれていない
遊学館の小嶋は輝いていた。ジャイロボールと言われたストレートで三振の山を築く姿はプロでの活躍を予感させた。本来は高校卒業時にプロに進むべき選手だったのかもしれない。社会人の3年間では目立った実績がなく、その時点では希望枠でプロ入りするレベルの選手ではなかったと思う。が、将来性を買った阪神が小嶋を指名した(真偽は不明だが密約説もある)。この希望枠での獲得には阪神ファンの間でも賛否が渦巻いた(管理人は金刃(巨人)獲得派だった)。
入団1年目の開幕直後に先発機会が与えられ初勝利をあげる。管理人はその登板を見たのだが、正直なところ「よく勝てたな」というのが感想だった。ストレートに球威を感じられず(130キロ台後半が主だったと思う)、制球・変化球とも特筆すべきものがない。すぐに2軍に落とされたが、案の定2軍でもまともな成績が残せていなかった。その後も現在に至るまで度々チャンスを与えられているが生かし切れていない。
小嶋が唯一1軍に定着した年が2011年だ。きれいな上投げだったのを、スリークウォーターに変え球威が増した。中継ぎで140キロ台後半の速球を連発している小嶋を見て「先発は諦めて開き直ったのかな」などと思った。この年の小嶋は制球は悪かったが球威で抑え込む投球をしていた(管理人のイメージでは左右は違うが桟原のイメージに近い)。このまま先発をあきらめ中継ぎとしてやっていけば(勝ちパターン中継ぎではないにしろ)1軍の枠は確保できるだろうと思った(左で140キロ後半というのは希少価値がある)。
しかし現在の小嶋はまた昔に戻ってしまったようである。2013年に先発して7回を1安打無失点に抑えた試合を見たが、そこまで良い出来だとは思わなかった。1年目の登板と同じでたまたま抑えた感じがして、投球に魅力を感じなかった。その年は続けて2試合連続でノックアウトされ、その後2014年現在まで先発での登板はない。
遊学館の小嶋のファンだった管理人としては辛いところだが、小嶋はもうプロ1軍で先発する力はないと思う(上投げの時の小嶋にはストレートの勢いを全く感じないからだ)、左という特性を生かして2011年のように中継ぎをやっていくしかないではないだろうか。