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ムーア 〜阪神タイガース最凶外国人列伝〜

トレイ・ムーア投手 年度別成績(日本プロ野球)
左投げ・左打ち
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
02 阪神 27 27 10 11 181.1 116 60 3.33
03 阪神 21 20 10 111.2 94 39 4.35
04 オリ 16 16 83.2 63 57 6.24
合計 64 63 26 23 376.2 273 156 4.28


推定年棒・・・02年 4000万円
         03年 1億2500万円
         04年 7150万円(オリックス)


最凶外国人列伝的選手評価・・・B

投手としてだけならC評価くらいな気もするが、その打棒、キャラクターも含めてB評価。先発投手としては際立った特徴はない平均的な投手だったと思う。左腕とちょっと変則モーションなのもあって1年目は大活躍だったが・・・。打撃力は6番くらいを打たせても違和感がないレベル。また、おひげ・スキンヘッド、素敵な笑顔などで阪神ファンを虜にした罪な男でもあった。



トレイ・ムーア|でぶぶによる超てきとう考察

夢亜。ピッチング○打撃◎。独特のキャラクターで記録より阪神ファンの記憶に残る男

メジャーではくすぶっていたものの3Aでそこそこの成績を残していたムーアは先発ローテを期待されて阪神に入団。正直そこまで際立った球を投げていたとは思わないのだが、左腕で球速、コントロールともそこそこあったり、また多少変則気味なフォーム(基本スリークウォーターたまにサイドスロー)と謎の変化球SSS(スーパー・シークレット・スライダー ※サイド気味から投げるただのスライダー 泣)などを駆使して井川に次ぐ先発ローテーション投手として奮闘した。夏場の失速(2年目も・・・)はあったが180イニング投げて防御率3点台前半は助っ人として合格点であろう。2年目も2ケタ勝利をあげたものの内容は1年目より悪くなっており(優秀した年で打線の援護が手厚かったため2ケタ勝てたとも言える)、1年目同様の夏場の失速も繰り返したため、伸びシロなしと判断されたのか自由契約となった。そして翌年オリックスで阪神フロントの判断が(珍しく)正しかったことを証明された(泣)

投手としてもそこそこ合格点の成績(2年連続2ケタ勝利だしね・・・)を残したムーアであったが、それ以上に印象深いのその打撃力。(当然)9番を打っていたが、8番打者にバントさせてムーアに打たせるなんてシーンもあった。打撃フォームやスイングの速さも明らかに投手のそれではなく、後々阪神で活躍するフォード、メンチ、コンラッドあたりより打席での威圧感は上であった。クリーンナップを打てるとまでは言わないが、6番あたりを打っていても違和感がないほどの長打力、ミート力があったと思われる。と言うより秀太、藤本らへんはもちろん、一塁の控えであった広沢あたりより打撃力は上だったような気がしたが言い過ぎだろうか(泣)
ちなみにジャパン通算打率は105打数31安打11打点の打率295、また2003年は脅威の打率326・・・。他球団の打者ではなく、他球団の投手を震え上がらせた珍しい助っ投だった。

そのファイティングスピリットに溢れたプレイスタイルや圧倒的な打撃力、お立ち台などはもの凄〜〜〜く魅力的だっただけに、本業(ピッチング)があまりパッとせず解雇されたのは非常〜〜に残念だった。・・・ただし、あの投球スタイルは在籍2年で限界も見えてきていたので仕方ないか・・・ただ移籍先がパリーグとは・・・打席に立てないムーアは魅力が半減するのだが・・・



トレイ・ムーア投手のメジャーリーグ通算成績!

トレイ・ムーア選手 年度別成績(アメリカメジャーリーグ)
@モントリオール・エクスポズ
Aアトランタ・ブレーブス
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
98 @ 13 11 61.0 35 17 5.02
00 @ 35.1 24 21 6.62
01 A 4.0 11.25
合計 23 19 10 100.1 60 40 5.83

メジャーでは先発としてそこそこチャンスを与えられているがモノにできなかった模様。メジャーレベルで見ると球威、制球とも中途半端であると思われ、いずれかのレベルがもう少し高くないと通用しないと言うことだろう。



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