ホーム>でぶぶの考察シリーズ|阪神タイガース2018年ドラフト直前展望(2018年10月22日更新)

でぶぶ的テキトー考察|阪神タイガース2018年ドラフト直前展望


テキトー分析

2018年ドラフト会議が10月25日に迫っております。逆指名(希望枠、自由枠などなど)がなくなってからのドラフト会議はエンターテイメント性が高まり非常に面白く感じます。またドラフト関連の情報を書籍(週刊ベースボールのドラフト特集、野球太郎などの雑誌)においてもネット上でも気軽に入手できることからワクワク感が否が応でも高まります。私は大した知識のない素人ドラフト好きですが、素人でも楽しめるのが昨今のドラフト!知識不足は気にせずにゆる〜く記事を書いていきます!

では阪神タイガースの補強ポイントはどこなのでしょうか?テキトーにA〜C(Aが緊急度高し、Cが緊急度低し、という感じ)で査定してみました。

先発陣・・・B
※メッセが劣化気味、能見は中継ぎ転向。岩貞・秋山・藤浪などは安定感に欠ける。ただ「ザ・ローテ投手」という投手は少ないものの若手有望株の頭数はそれなり。

中継ぎ陣・・・B
※若手がほとんどいない。ただ、ベテラン・外国人・戦力外投手などを中継ぎ戦力化するのが伝統芸なので「中継ぎ投手」をあえてドラフトで(特に上位で)指名する必要性は低いだろう。

抑え・・・B
※ドリスが不安定で藤川の抑え再転向もささやかれる。ただし、いきなり抑えができそうなドラフト対象投手は甲斐野(東洋大)くらいだろう。

捕手・・・C
※20代の梅野が正捕手獲得。控えの原口・坂本も実力は十分なので獲得するのであれば素材型の高校生か。

内野手・・・B
※上本の動向次第ではあるが、二遊間の選手(特に高校生)の指名は必須か。

外野手・・・B
※来シーズンに限ればそこまで心配はない。ただ、福留は晩年で糸井はこれから劣化していくであろうし、期待の高山・江越・横田らが伸び悩んでいるので指名は必須であろう。



具体的な選手名をテキトーにつぶやいてみる


テキトー雑感

投手について


■先発陣は大黒柱メッセンジャーに衰えが見え始め、大ベテラン能見さんは中継ぎ転向、同じくベテラン岩田はあまりピリッとしない。ただ、20代の投手はそれなりの実績有組であれば藤浪・秋山・岩貞が、若手有望株であれば才木・小野・高橋遥・青柳、将来性に期待組であれば馬場・浜地・呂などそれなりに頭数はいます。マテオ・モレノの両外国人投手が自由契約になりそうなので、外国人補強などで補える部分もありますから、スカスカの野手に比べれば緊急性は低いと思います。

■恐らく1位は大阪桐蔭の根尾内野手か藤原外野手でいくと思うのですが、彼らのクジが外れた場合には、1位に値する野手がほぼ残っていないと思うので(外れ1位候補の野手は辰巳外野手くらいでしょうか)、1位で投手を指名するのもやむを得ないと思います。

■先発投手に関しては右投手はそれなりに充実しており、必要性は低いです。ただ、今年のドラフトでは1位に値するであろう左投手がほとんどいないため、右投手を指名せざるを得ないでしょう。候補になるのは吉田投手(金足農業)、渡辺投手(浦和学院)、引地投手(倉敷商)甲斐野投手(東洋大)、上茶谷投手(東洋大)、梅津投手(東洋大)、松本投手(日体大)あたりで最初の指名から漏れた投手になるかと思います。

■能見、岩田の衰え横山の育成落ちなどによって左投手はかなり不足していますが、今年のドラフトでは左投手が不足気味です。あえて挙げるならば鈴木投手(富士大)、高橋投手(八戸学院大)、高橋投手(日本生命)あたりが候補となりますが、1位又は(全体14番目の)2位で指名するに値するか?と言われれば微妙で、3位で残っていれば指名したいところですが阪神の3位は最後のほうなので、貴重な左投手である彼らがそこまで残っていない可能性は大でしょう。

■中継ぎ、抑えに関しては高齢化が進んでおり補強ポイントではありますが、阪神の高齢中継ぎ陣というのはある意味名物のようなものであり、外国人・戦力外からの補強、先発からの転向などで毎年それなりに運用できており、上位指名で中継ぎ・抑えを狙う必要性は低いと思います。まあ外れ1位で甲斐野投手(東洋大)などが指名できればおいしいかもしれませんが・・・。下位で大学・社会人の変則タイプを獲得できればよいかと思います。



捕手について


■27歳の梅野がレギュラーを獲得し規定打席にも到達、怪我されなければこれから充実期に突入する可能性大です。他にも1軍級の捕手としては高い打撃レベルを誇る原口(26歳)、1軍で起用できるレベルの総合力を持つ坂本(24歳)なども控えており即戦力捕手の必要性は限りなく低いと言えます。また、2軍にも長坂(24歳)というそれなりの総合力を持つ捕手がいるため、今ドラフトで獲得するなら高校生捕手、しかも下位指名でしょう。大学生や社会人の捕手を獲得するようなことがあれば編成陣の正気を疑います。




内野手について


■昨年の大和のFA流出に続いて今年は上本がFA流出の可能性があります。さらに大ベテラン鳥谷は二遊間を通年で守るのは難しく、スピードスター西岡は自由契約になってしまいました。遊撃北條、二塁糸原という陣容は年齢的にも能力的にも決して悪くはないですが、北條はシーズン終盤に負った怪我の影響が心配ですし、糸原もレギュラー1年目です。来シーズンも額面通りの働きができるかは不透明です。レギュラー候補として控えるのが盗塁能力は抜群ですが打撃が全く期待できずしかもトンネル王子と化してしまった植田、2軍で走りまくるものの打率が2割ちょっとの熊谷ではかなり厳しいです(板山もいますが、彼を二遊間の選手と言ってよいものなのか)。森越や山崎はレギュラー候補と言うよりは補充要員という感じでしょう。よって二遊間はかなり不安があります。

■一塁は外国人かFA選手のポジションですから清宮レベルの選手でもなければ狙って補強する必要はないでしょう(亜大の頓宮はかなり気になりますが 笑)。それに、陽川・原口・大山も守れますしね。三塁に関しては「大山を起用する」という方針でよいでしょう。大山は、若さ・耐久性・長打力・守備力が揃った選手なので我慢する価値はあるかと思います。また、鳥谷や陽川も三塁を守れますから上位で三塁手を指名する必要はないでしょう。

■よって、ドラフトで指名二遊間が優先です。1位で根尾(大阪桐蔭)の指名が噂されていますが、大いにありです。それなりの球団数による抽選が予想されるのでクジを引き当てられる可能性は低いですが、引き当てた場合のインパクトは超特大。万一獲得できればショートで育成すべきでしょう。根尾が指名できなかった場合は、2位で太田(天理)、3位以降で増田(明秀日立)、米満(奈良学園大)などを狙えばよいかと思います(報徳の小園も有望ですが、最初の入札で消えるでしょう)。

■個人的には野村(早実・三塁手)や頓宮(亜大・一塁手)などの個性派も好きなのですが、優先補強ポイントではないですし多分指名しないでしょうね・・・。



外野手について


■福留は大ベテラン、糸井はベテランで、本来チームを引っ張らなければならない中堅の俊介(31歳)と隼太(29歳)は一応戦力であるものの控えレベル、高山、江越、横田、中谷という魅力的な素材はあるもののなかなか開花しない。よって外野も重要補強ポイントと言えます。

■今年のドラフト戦線での有力外野手は藤原(大阪桐蔭)、野村(花咲徳栄)、辰巳(立命館大)、近本(大阪ガス)、笹川(東京ガス)と言ったところでしょう。この中から1人は獲得してほしいですね。ただ、野村と笹川はそこまで走力がないタイプですから広い甲子園の外野にフィットするかどうか・・・(どちらも好きな選手ですが)。阪神は広い甲子園を本拠地にしている割に守備に問題のある外野手が多く、外野守備を軽視しすぎです。高い順位を犠牲にしてでも三拍子そろった外野手を獲得していくべきでしょう。確かに、藤原は1位、辰巳は1又は2位、近本は2位又は3位あたりでないと獲得できないでしょうが、甲子園の特性を生かすためにも3人のうち誰か1人は獲得してほしいですね。



超適当シミュレーション


1位 藤原恭大(大阪桐蔭)
2位 太田椋(天理高)
3位 鈴木翔天(富士大)
4位 以下続く・・・・

■最初の入札は藤原(大阪桐蔭)意外では根尾(大阪桐蔭)か吉田(金足農業)でもよいと思います。根尾は言わずもがなですが、吉田はやっぱり甲子園のヒーローでロマンがありますしね。外れ1位には辰巳を押します、やはり超絶身体能力型の外野手が欲しいところです。外れ1位で辰巳も獲得できなければ、高校、大学、社会人の評価の高い右投手にいくしかないでしょうね。渡辺(浦和学院)、引地(岡山商)、柿木(大阪桐蔭)、甲斐野(東洋大)、梅津(東洋大)、東妻(日体大)、斎藤(ホンダ)・・・誰が残ってるかな・・・外れ1位や外れ外れ1位は考えても読めないのでかなり流動的になるでしょうね。

■また、今年のドラフトでは最下位の唯一の恩恵で2位の指名が全体の2番目とかなり早くなっており有力な選手を獲得できる可能性が高いです。1位クラスの即戦力投手が残っている可能性もありますが、矢野政権は1年目ですし、ここではスケールのでかい選手を獲得してほしいですね!