ホーム>阪神タイガース選手名鑑内野手編 2019年決定版(2020年1月15日更新)

阪神タイガース選手名鑑2019年決定版 内野編

阪神ファンの管理人でぶぶが作成する阪神タイガースの2018年度選手名鑑です。シーズン前の名鑑ではなく、シーズンの活躍を踏まえた上でシーズン後に作成しております。実況パワフルプロ野球の決定版のようなイメージで作成しております。なお、昔に比べて作成の気力が低下中・・・やっぱ素人が毎年作成すると書きたいネタがなくなってくよね!内容は年々薄くなっておりますがご理解の程よろしくお願い致します。

なお、管理人でぶぶは毎試合甲子園に行くような熱心な阪神ファンではなく、テレビ観戦が主な「なんちゃって阪神ファン」なので考察内容はテキトー且つ無礼かもしれません、贔屓選手について無礼な内容が書かれていてもあまり怒らないでください。


阪神選手名鑑 内野手編

上本博紀

背番号00 33歳 右投げ右打ち 推定年棒6000万円
<守備位置>二塁 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 62 119 20 11 37 192 267
2軍 15 61 15 11 254 279
<てきとう考察>
■天才内野手もはや33歳、不動のレギュラーにはなれずに数年後には引退してしまいそうである。19年は糸原の控えという立場に終始し、中途半端な成績に終わった。現状でも打力及び走力の最大値は糸原を上回ると思うが、問題は怪我・ムラっ気・体力面の問題などによってその最大値を安定して発揮できないことだ。糸原の打力及び走力の最大値は上本を下回るだろうが(守備はどっこいどっこい、と言ったところか)、シーズンを通して安定してその力を発揮する。能力的に糸原を上回ると上本が控え内野手というのも年間140試合以上を戦うプロ野球の厳しさであろうか。この2年間で糸原との立場が完全に逆転した感があり、相当に打ちまくらなければ二塁の定位置奪回は厳しいであろう。


木浪聖也

背番号0 25歳 右投げ左打ち 推定年棒1000万円
<守備位置>遊撃・二塁・三塁 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 113 390 95 32 18 77 262 302
2軍 11 43 200 238
<てきとう考察>
■18年ドラフト3位。大学時代はくすぶっていたが社会人で遊撃を守り、打撃も開花し3位指名を勝ち取った。19年の遊撃は北條がレギュラー濃厚かと思われたが、オープン戦で打ちまくり開幕スタメンを勝ち取った。前半戦は打撃でも守備でも苦しんだが、後半戦では打撃が向上し最終的にはそれなりに見れる打率に落ち着いた。社会人ルーキーとしては及第点の成績を残したのではないかと思う。ただし、課題は山積みである。守備に関しては、なかなかにひどい。15失策もひどいし、守備範囲も狭い。守備で良いところは肩がまあまあ強いところくらいか(ただ、大学時代は一塁手であったし生粋の遊撃手でないことを考えれば奮闘している、とも言えなくもないが・・・。名手になる、までは期待しないが何とか守備力を中の中又は中の下レベルくらいまで引き上げてくれれば・・・)。正直遊撃手は適性ではないようにも思うが(二塁か三塁が適性であろう)、チーム構成上は遊撃手で勝負してもらうしかない。走塁に関しても、二遊間の25歳の選手が100試合以上出て2盗塁はどうかと思う、そんなに足が遅いのだろうか?もう少し走れそうな気はするが・・・。逆に良いところだが、打撃に関しては「もっと良くなるかも」という潜在能力は感じる。「選球眼がよい」「足が使える」などではないため1、2番打者としての適性はどうかと思うが、アベレージヒッターでなく6番や7番を打つ打率270〜280、ホームラン10本程度の打者に成長する可能性はあると思う(遊撃手であればそれくらい打てれば十分であろう。もちろん3割打者になってくれても嬉しいが・・・)。また、身体が強そうなのもプラスポイントでずば抜けた選手がいない阪神の遊撃競争においては「ある程度打てて、最低限守れて、怪我で離脱しない」あたりをクリアできれば、遊撃レギュラーを確保できると思われる。それらの点を考慮すれば20年の遊撃レギュラーに最も近いのは木浪なのか、と思う(個人的には北條推しだが、北條は期待を裏切る男やからなぁ・・・)。


鳥谷敬

背番号1 38歳 右投げ左打ち 推定年棒4億円
<守備位置>二塁・三塁・遊撃(グラブさばき・守備範囲など全体的にヤバイ) 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 74 105 19 12 16 207 298
<てきとう考察>
■阪神のレジェンド、偉大なるバード。19年限りで退団。引退勧告されたが拒否して退団、本稿作成時(1月15日)まだ20年の所属先は決まっていない。19年は遊撃復帰を直訴、レギュラー争いに敗れた後は控え(主に代打)にまわったが、得点圏での凡退を繰り返し、それでも頑なに得点圏で鳥谷を起用する矢野監督がネットで揶揄された。「遊撃復帰を直訴」の報を聞いたときは、正直「本気か?」と思った。遊撃守備に関しては、すでに15年あたりからかなり怪しくなっており、その後もどんどん劣化していた。緊急時ならともかくプロ1軍でレギュラーとして遊撃を守れるレベルではないと思う(同様に二塁もかなり厳しく、三塁も大山にかなり劣るであろう)。もともと鳥谷の売りとは「何かずばぬけているわけではないが、打撃・走塁・守備(肩含む)が高い次元で安定しており、しかもポジションが遊撃。なおかつ怪我で離脱しない」という点であった。現状の鳥谷は「打撃は多少劣化」「走塁は少し劣化」「守備は大幅劣化(遊撃は無理)」という感じで、遊撃・二塁・三塁でスタメン起用するのは厳しい(厳しい、と言うよりは年齢的・戦力的にメリットがない、と言うべきか)。代打としてはどうだろうか?それなりの打撃力はキープしており、それなりの選球眼も健在、しかし、元来勝負強い打者・怖い打者とは言えないため得点圏で起用してもほとんど快打を放てなかった(得点圏・代打で四球を選んでも、というのはある)。代打としてイニング先頭打者で出場するのであれば、その能力を発揮できるであろうが・・・。結論を言えば、能力的に完全に一軍で通用しないわけではないが(打撃・選球眼・走力などに関しては、まだ一定の力はあると思う)、タイプ的にスタメンで使ってナンボの選手であるため起用法が非常に辛い選手になってしまった、という印象。一塁やDHが適性ポジションなのだろうが、長打力がほぼないため(打席での怖さがないため)起用しづらい(鳥谷を起用するくらいなら外国人など長打力タイプを起用する)。個人的には「2軍で待機して1軍内野陣(又はDH)に怪我人が出た場合の応急処置的なスタメンで起用する」というのが一番しっくりする起用法かと思う(阪神にとって功労者でもあるし、年棒を5000万円くらいに下げて、このような起用法になることを確認した上でコーチ的な役割も委ね残留させれば良かったようにも思うが・・・)。果たして20年の鳥谷はどこのユニフォームを着るのだろうか・・・。


北條史也

背番号2 25歳 右投げ右打ち 推定年棒2600万円
<守備位置>遊撃(上達したと思ったが、またヤバくなった)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 82 211 43 20 23 40 247 338
2軍 250 250
<てきとう考察>
■18年は打率322を記録し、守備でも成長を見せ、終盤脱臼で離脱したものの、「19年のレギュラーは北條やろ。ライバルもおらんし」と思っていたら、ルーキー木浪に遊撃レギュラーを7割方奪われてしまった(木浪もプロ1軍レベルでは大したことはないので、完全に奪われた、とまでは言えないが)。18年の好成績は脱臼によって完全にリセットされてしまったようだ(泣)阪神ファンからも阪神首脳陣からも常に期待されている男で、かなりチャンスも与えられてきたがレギュラーを取りきれない。相変わらず「(他の遊撃候補に比べれば)選球眼が良い」「(阪神の選手の中では)バントが上手いほう」「打撃に謎のスケールの大きさがある」「明るいキャラ(ベンチで大暴れ)」などの長所はあり、守備さえ多少低次元でも良いから安定すれば(19年は脱臼のせいでイップス気味になっていた感もあり、復調する可能性はある。可能性は・・・)遊撃レギュラーを確保する可能性は高そうにも見える(ライバルも木浪、植田くらいしかいないし。小深田が来てたらヤバかったかも)。ただ、悲しいかな北條推しの私でさえ「北條がレギュラーをとる」という状況をなかなか想像できないのである。「多分木浪がすごくはないけどそこそこ安定した成績を残してレギュラーとして出場するんだろうな」と思ってしまうのである。がんばれ北條。もはや期待はしていないけど君がレギュラーをとったら木浪がレギュラーをとる3倍くらい嬉しい気持ちになると思うぞ!(※管理人は別に木浪が嫌いなわけではありません)


大山悠輔

背番号3 25歳 右投げ右打ち 推定年棒3000万円
<守備位置>三塁(上手いけど粗い) 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 143 587 139 14 76 39 98 258 312
<てきとう考察>
■春の大山。阪神で一番毀誉褒貶が激しい人。開幕を4番打者としてスタートし、その座をシーズン終盤までキープした(ただ、実力で勝ち取った4番というよりは与えられた4番という印象である)。ただ、シーズン最終盤になってもいまいち調子が上がらずスタメンを外れる試合もあった。大山は何とも評価が難しい選手である。4番打者として評価するなら「いまいち」「ダメダメ」という感じだが、入団3年目の若手内野手として評価すれば「そこそこ頑張っとるやないか。来年は期待できるで!」という感じになる。打撃については(実際には得点圏打率は高いのに)勝負強さをあまり感じられず、怖さも減少したように感じる。1年目はもっと思い切ったスイングをしていたように思うのだが・・・直球を上手に流し打つのではなくレフトスタンドに放り込んでこその大山だと思う。ただ、一応とは言え終盤まで4番の座を守ったように「どうしようもない」というレベルではなく、多少の改善で打率280、ホームラン20本くらいは打てそうな感じはする。守備についてはリーグ最多の20失策を記録するなど一見崩壊気味だが、守備範囲は広いほうで、強肩を生かした一塁送球はなかなかのものである。失策数が半減すればゴールデングラブも十分狙えるくらいの実力はある。また、盗塁できるほどではないがそこそこの走力もあり、やはり総合的に考えればチーム構成上は必ずレギュラーとして出なければならない選手と言えよう。20年は外国人野手3人体制ということもあり、6番打者あたりで開幕を迎えることができそうで、(19年よりは)気楽な立ち位置でどのような成績を残せるのか注目である。


熊谷敬宥

背番号4 24歳 右投げ右打ち 推定年棒1000万円
<守備位置>二塁・遊撃(遊撃は小幡が優先) 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 114 421 85 43 33 67 17 234 298
<てきとう考察>
■2軍の正二塁手。大卒2年目だが、大卒2年目で1軍出場ゼロというのはなかなか厳しいものがある(しかも1軍遊撃に穴が空いている阪神なのに・・・)。もともと、アマチュア時代から打撃の評価が低かった選手で、その点を考えれば打撃に関して順調に進化しているとも言える(今年の2軍打率は大学通算打率は超えた。大学リーグ通算はなんと2割2分!)。シーズン後半に打率を上げたのも評価できる点で、20年は2軍でどの程度の打率を残せるのか注目である。ただ、評価の高かった守備面で圧倒的な力を見せつけれていないのが気になる。はっきり言って現在の阪神の。二遊間(1軍、2軍も含めて)の守備はザルであり、まともな守備力の持ち主が喉から手が出るほど欲しい。そうであるのに、24歳の熊谷が守備固めでも1度も1軍に上がれていない、というのはなかなかに厳しい。少し上の世代に糸原、北條、木浪、去年今年にドラフトで獲得した小幡、遠藤など二遊間の人材が少しずつ補強されていっている阪神、このままでは熊谷の存在感はさらに希薄になっていきそうである。ただ、守備・走塁が長所という(阪神内野陣においては)唯一無二のタイプのため1軍枠に入り込む余地があるとは思うのだが・・・。


マルテ

背番号31 28歳 右投げ右打ち 推定年棒1億1000万円
<守備位置>一塁・三塁(三塁も守れるらしい)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 105 211 99 12 49 51 73 284 381
2軍 14 16 357 375
<てきとう考察>
■19年の正一塁手。大枚をはたいたロサリオが外の変化球を振りまくったのがトラウマになったのか、外の変化球を見極めできるマルテを獲得。マルテは期待に応えて外の変化球をきちんと見極め四球を選んでくれたが、打席での迫力は大山と大差がないレベルであり(ホームランがあまり期待できない。パワーがあるが弾道が低すぎ)、得点圏打率も低いなど助っ人外国人っぽくないあまり夢がない打者であった。最初は「大山が2人になっただけやないか」という感じだったが、当の大山が調子を下降させていったため最終的には4番打者に(泣)4番となってもあまり迫力はなく「4番打者」ではなく「単に4番目の打者」といった雰囲気であった。しかし、それでも貧打の阪神においては今年のマルテ程度の成績(秘かにチーム一のOPS 泣)でも貴重な戦力で、かつ、さらなる外れくじを引き当てるのが怖い、年齢もそこそこ若いから2年目は成績上げてくれるんやないかなどの理由(※推測です)から、あっさりと20年の契約が更新された。多くは期待できないが打率280ホームラン18本くらいの成績なら残してくれそうな気もするので、20年に新加入予定の2人の新外国人(ボーアとサンズ)がこけた場合には貴重な戦力となりそうである。ただ、マルテが4番では優勝できないと思うぞ!


山崎憲晴

背番号32 33歳 右投げ右打ち 推定年棒1200万円
<守備位置>一塁・二塁・三塁 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 000 000
2軍 40 108 23 12 11 253 358
<てきとう考察>
■19年限りで自由契約、球団スタッフ(スコアラー?)として阪神に残るらしい。二遊間の控え選手のはずだがなぜか2軍では二遊間をほとんど守っておらず、一塁と三塁を守っていた。1軍で800打席の実績があるので2軍では最低限打てる能力はあるが、二遊間を守れないようでは1軍で起用する余地はないので自由契約もやむを得まい。それなりの守備力で二遊間を守れるのが売りだったがはずだが、阪神加入2年間で1軍では全く、2軍でもほとんど二遊間を守っておらずなぜ山崎を獲得したのか謎であった。戦力面以外の理由で山崎が欲しかったのだろうか?(生え抜きでもないのに球団に残しているのでその可能性もゼロではないかと)


糸原健斗

背番号33 27歳 右投げ左打ち 推定年棒4000万円
<守備位置>二塁(上手くはない・・・)・遊撃(う〜ん・・・)・三塁
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 143 572 131 45 60 70 267 353
<てきとう考察>
■正二塁手。19年は全試合に出場。特に強力なライバルもおらず(上本は自爆気味)、糸原自身も最低限(ホンマに最低限だが・・・)の成績を残し19年もシーズンを通してレギュラーの地位を守った。打撃・守備・走塁全てにおいてプロ1軍のレギュラー二塁手としては平均点か平均よりちょっと下くらいの選手だと思うが、自身の最大能力値をシーズンを通してある程度安定的に発揮できるイメージで、自身より身体能力や技術が上の選手を押しのけて試合に出続けている。打撃は長打力はないが(ただ非力な割には力強い打撃をする)粘り気があり与えられた打順(役割)はどこでもこなせる順応性もある(さすがにシーズン終盤の5番固定は「矢野マジかよ」と思ったが)。守備は良く言えば「堅実」、はっきり言えば「守備範囲が狭いなので、きわどい打球に対するチャレンジが少なくエラーが少ない」というところ(藤本タイプではなく関本タイプ)。走塁も「遅いとまでは言えないが絶対に速くはない」という感じか。なお、シーズンを通して考えれば糸原を超える成績を残せる二塁手がいるとは思えず、20年も9割以上の確率で二塁レギュラーを務めるであろう。


森越祐人

背番号37 31歳 右投げ右打ち 推定年棒950万円
<守備位置>遊撃・二塁
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 57 110 22 11 10 25 232 308
<てきとう考察>
■19年限りで自由契約。1軍レベルでも二遊間を無難に守れる緊急事態要員。ただし、北條と木浪が同時期に離脱でもしない限り1軍に呼ばれることはないような立場であり、北條も木浪も特に怪我での離脱などなかったので森越は1軍に呼ばれなかった。19年オフは同系統選手である山崎がクビになり、ただでさえ数少ない二遊間要員(しかも無難に守れる)である森越はとりあえず1年延命したかと思われたが、ドラフト会議後にまさかの時間差クビに(泣)さすがに森越の運命もここまで、と思われたが捨てる神あれば拾う神あり。源田、外崎という超優良二遊間を抱える西武がまさかの森越獲得(もちろん緊急事態要員としてだが)。ほとんど1軍経験がない無名選手(しかも30歳オーバー)でありながら自由契約→トライアウト→復活!を2度繰り返すというゾンビ並の復活力を満天下に知らしめた。2度あることは3度ある!


小幡竜平

背番号38 19歳 右投げ左打ち 推定年棒720万円
<守備位置>遊撃 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 99 340 71 14 15 79 225 260
<てきとう考察>
■18年ドラフト2位の高卒遊撃手。(もともとそんなにいないが)若手の大部分が1軍で起用され、中途半端な中堅選手の墓場と化した2軍に降臨。他に有望な若手がいないため試合に起用しまくられた(1年目で99試合、340打席はなかなか)。守備が高評価されているらしいが22失策を献上しているし、打撃もまだまだこれからという素材。ただし、1年目からこれほどの試合に出場できる身体の頑丈さ、そしてその中で一応は2割を超える打率を残せた点は評価されてもよいと思う。まだまだ1軍で出場する段階ではないが20年は2軍で打率2割台後半、21年に1軍デビュー、22年に1軍戦力のような感じで階段を上っていってほしい。


陽川尚将

背番号55 28歳 右投げ右打ち 推定年棒2000万円
<守備位置>一塁・三塁・左翼(見た目より守れる)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 28 60 19 109 169
2軍 76 301 71 35 29 53 266 342
<てきとう考察>
■18年に1軍での自己最多出場を果たし、19年は更なる飛躍を期待されたがやはりダメだった。いわゆる「2軍の帝王」タイプの選手なのだが、1軍の打席ではやけに小さく見えあまり覇気が感じられない。少ない打席で3本塁打を放ったが打率1割9厘はいくらなんでも酷すぎる。正直今後もレギュラーは期待できないと思うが、「一塁・三塁・左翼を最低限のレベルで守れる守備力」「宝くじ的一発長打力(延長戦などでやぶれかぶれで起用しよう。もしかしたらホームランが出るかもしれないぞ!)」「このタイプなのに意外と足が速い」「左投手用の代打」など控えにおいておけば意外に使い道があるタイプなので1軍枠を確保するのはそれほど難しい話ではないだろう(ただし、さすがに打率1割9厘ではダメだと思うぞ)。


荒木郁也

背番号58 31歳 右投げ左打ち 推定年棒900万円
<守備位置>一塁・二塁・外野 
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 111 111
2軍 76 251 55 20 15 44 19 241 294
<てきとう考察>
■便利屋タイプの選手。もはや1軍戦力とも言えないが19年オフもクビを回避した(20年は現役10年目に突入だ!)。そのクビ回避能力は心無い阪神ファンから「2軍の試合を成立させるため要員」「学閥(明治大)の恩恵」などと言われてしまう始末である。1軍で起用されていた時代(いつだったかは忘れた)の荒木の役割と言えば「代走」と「一塁の守備固め」だったと思う。果たして現在、「代走」としては植田の方がはるかに上だし、荒木の走力が1軍で全く通用しないとは言わないが、1軍で警戒されている中代走で出て盗塁を高確率で成功させれるほどの走力があるかと問われれば、ないと思う。また、「一塁の守備固め」に関しては、当時から「一塁の守備固め必要か?同点に追いつかれたら荒木に打席まわんねんぞ!」とあまり意味を感じていなかった(荒木は1軍では全く打てない。2軍でもあんまり打てない)。荒木は本来二遊間の選手だったし、二遊間を森越レベルで守れる上に荒木の走力があれば1軍枠を割く価値もあるかもしれないが、荒木は2軍でももはや二遊間を(ほとんど)守っていないのである(泣)今の荒木は「2軍で一塁と外野を守って、まあまあ足は速いけど、打率は2割5分打つのは難しい31歳のおっさん」なのである。心無い阪神ファンの「2軍の試合を成立させるため要員」という批評が正しいような気がしてきた(泣)ただし、一言いうならそういうタイプの選手も必要なのである。いくら2軍が育成の舞台とは言え年間100試合以上を成立させないといけないのだから。


植田海

背番号62 23歳 右投げ両打ち 推定年棒1400万円
<守備位置>遊撃・二塁・外野
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 81 37 12 242 286
2軍 25 250 375
<てきとう考察>
■代走の切り札。その盗塁能力はチーム屈指で盗塁王・近本と同等かそれ以上と見る。ただ、打撃が残念すぎてレギュラー争いへの挑戦権すら獲得できていない状況である(打数が少ないので今年の打率はあまり参考にならない。現状の植田の打力では打数が増えれば今年の打率2割4分を維持するのは難しいと思う)。二遊間のライバルにスーパーな選手はいないので打率で2割5分、又は出塁率で3割5分程度残せれば「レギュラー候補」という立ち位置に躍り出れると思われる。現状でも「9回に代走の切り札で登場して盗塁できる走力」「二遊間を普通に守れる守備力」「とりあえず外野も守れる」「スイッチヒッター!」など1軍控え選手としては十分な能力を持ち、今後10年間にわたって年棒2000万円から3000万円程度を稼ぐ選手として生きていくなら現状維持でも問題ない。ただ、レギュラーとなりそれ以上を稼ぐためには死ぬ気で打撃を向上させるしかない。近本と1、2番を組んでスーパーカーコンビ(ちょい古い)とかになってくれたら面白いのだが・・・。


ナバーロ

背番号99 33歳 右投げ左打ち 推定年棒5500万円
<守備位置>一塁・左翼(ヤバい)
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 15 45 209 244
2軍 51 194 31 19 26 47 187 294
<てきとう考察>
■19年限りで自由契約。18年途中に緊急補強され、緊急補強の割には見れる成績を残したので19年も控え外国人として契約が更新された。マルテが怪我のため開幕スタメンを飾ったが、打撃が何となく冴えず、すぐに2軍落ち、その後は2軍でも全く打てず、(2軍で)まさかの打率1割台1ホームランに終わった。元来助っ人外国人選手としては物足りない存在であくまでスペア的な選手だとは認識していたが、この2軍成績はひどすぎる(本来2軍では3割前後打てる選手だと思う)。恐らく2軍落ちでやる気を失ったのだろうと見る。


ソラーテ

背番号42 32歳 右投げ両打ち 推定年棒5000万円
<守備位置>一塁・二塁・三塁・遊撃・左翼
  試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
1軍 20 80 13 13 188 275
2軍 26 360 385
<てきとう考察>
■モチベーションが上がらない男。メジャーで5度の2桁ホームランを記録したユーティリティープレーヤー。貧打解消のための起爆剤としてシーズン中に獲得されたが、守備位置がコロコロ変わるなど起用法が安定せず、逆にチームに混乱をもたらした(このあたりは首脳陣の責任で、個人的には一時的にでも大山を外して三塁に固定すればよかったと思う)。特に二遊間を守らしていたのは狂気の沙汰でその狭い守備範囲はかなりのものであった(泣)打撃に関しては(時々)圧倒的なパワーを見せつけるなどメジャーリーガーの片りんが見受けられたが、ポジションをたらい回しされる間に打撃の調子も落としてしまった感がある。そして、2軍降格後の1軍再昇格の際に、自身がスタメンでなく「代打として待機」であることを知り造反、1軍昇格を拒否、クビとなった(泣)打撃に関してはかなりの能力があった選手だと思うので、上手く操縦できていればどのくらいの成績を残したのだろう、という残念さが残った。外国人のメンタルマネジメントはきちんとやらなければならない、という痛い教訓である(金本監督、矢野監督はこのあたりがイマイチな気が・・・星野さんとか岡田さんはそこはしっかりしていた気がするけど、記憶が美化されているだけなのだろうか)。


藤谷洸介

背番号125 23歳 右投げ右打ち 推定年棒630万円
<守備位置>三塁・一塁   
 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
2軍 65 181 29 20 20 68 186 287
<てきとう考察>
■実質野手転向1年目。長身から投げ下ろすあまり速くないストレートで社会人の大会で好投していた投手だったが入団2年で見切りをつけられ野手転向、支配下から育成となり19年を迎えた。中堅、ベテランだらけの阪神2軍野手陣の中ではかなり若い方だったので、かなりの実戦機会を与えられたが、野手転向はそこまで甘くなく打率は2割を切った(ただし、野手転向1年目なのでこれは致し方ない)。でかくて(194センチ)、右の長打力タイプということで期待したくなる属性だが、ポジションが三塁と一塁、守備もそこまで上手いわけでなく、足もそこまで速いわけでないという点を考えれば、かなりの打撃成績(例えば、陽川以上の打撃成績とか)を残さなければ支配下復帰(1軍昇格)は困難である。