でぶぶの読んだ本考察|2017年9月
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ホーム>でぶぶの読んだ本考察>2017年9月に読んだ本(2017年10月1日更新)
でぶぶの読んだ本考察|2017年9月に!読破!した本
「でぶぶの読んだ本考察」は本サイト管理人でぶぶの小学生の読書感想文以下のテキトーな考察です!独断と偏見で読んだ本を評価(10点満点)までしちゃうよ!ちょっと辛口かもしれません・・・
※「ネタバレ」があるかもです!「ネタバレ」が絶対に嫌な方はこれ以上読み進めないように!
書名・愛なんて嘘
作者・白石一文
出版社・新潮文庫
評価・7点
恋愛とか愛を小難しい白石理論で描く作家というイメージであったが、この恋愛モノ短編集は好きかな。恐らく今の私自身の年代や境遇がこの短編集と合っているのだろう。平凡な幸せではなく自分自身の幸せを追う登場人物たちは一見愚かにも見えるが、心地よい孤独さも感じる。
書名・ググってはいけない 禁断の言葉
作者・?
出版社・鉄人文庫
評価・2点
インターネット上の検索要注意という言葉(ワード)を羅列した本。まぁレベル的にはコンビニの週刊誌のような本で暇つぶしには良いかも。あとネット上というのは人間の汚い部分がまき散らされてるなと改めて思う。
書名・アル中ワンダーランド
作者・まんしゅうきつこ
出版社・扶桑社
評価・5点
終わっている名前で有名になったまんしゅうさんの終わっているエッセイ漫画です。まんしゅうさんのような異形の人材が活躍できる東京は懐の深い街だと思いました。
書名・今すぐ中国人と友達になり、恋人になり、中国で人生を変える本
作者・井上純一
出版社・星海社新書
評価・4点
「中国嫁日記」で有名な井上さんが中国体験を通して感じた(ちょっと緩い)中国人論という感じの本です(中国嫁日記のような漫画ではなく文章です)。月さん(井上さんの中国嫁さん)との対談形式になっており、非常に読みやすいです。また、ほとんど井上さんの実体験をもとにした考察なので説得力はあります。ただし、凄く薄い本です。すぐ読み終わります(笑)
書名・戦争と平和
作者・百田尚樹
出版社・新潮新書
評価・6点
もっと右寄りの内容かなと思ったが、意外に冷静な筆致。確かにゼロ戦は素晴らしい戦闘機だったし、日本軍は強い軍隊だったけど欠点も山ほどあるし、あの戦争はダメダメな戦争だったのです。勝った戦争ではなく、負けた戦争からこそ得れる教訓は多いのです。世界最大最強の戦艦大和とかゼロ戦の伝説とかではなく、愚劣な指揮官や補給の軽視などから学ぶべきなのです。
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書名・タックスヘイヴン
作者・橘玲
出版社・幻冬舎文庫
評価・6点
再読。国際金融情報小説(とかいう代物らしい)。広範な知識(胡散臭い知識かもしれないが私には判別できない)とそこそこの文章力で結構売れっ子の橘さん。「素晴らしい小説」とまでは思わないが、小難しい内容をスラスラ読めるエンタテイメントに仕上げる腕はなかなかかと。
書名・池上彰のこれが「世界のルール」だ!
作者・池上彰
出版社・文春文庫
評価・5点
いつもの池上さん。わかりやすいし復習にはなる!
書名・さよならの代わりに
作者・貫井徳郎
出版社・幻冬舎文庫
評価・5点
再読。貫井さんの小説の中ではさわやか系か・・・。ジャンルとしては青春ミステリになるのかな・・・未来から来た少女と駆け出しの劇団員(男)が主役という結構ベタな青春モノっぽい感じだが、貫井さんの筆力で一気に読ませる。でもどっちかと言うと「愚行録」「夜想」「灰色の虹」「乱反射」みたいなダーク系のほうが貫井さんの本質かな、とも思う。
書名・検索禁止
作者・長江俊和
出版社・新潮新書
評価・5点
「放送禁止」の映像作家さん。タイトルからして「ネットの禁忌に触れたような内容なのか」と思ったが、それはごく一部で世間でタブー視されている事柄とかエグい物語とかを羅列してる感じの内容。あとヒットした「放送禁止」から長江さんが作家デビューするまでの経緯も書かれている。タイトル通りの内容を期待して読むとがっかりするが、長江さんの趣味的エッセイと考えると、まあ悪くはないかな。
書名・まほろ駅前狂騒曲
作者・三浦しおん
出版社・文春文庫
評価・7点
まほろ市(モデルは東京都町田市)の駅前で便利屋を営むおっさん二人(多田と行天)の物語でシリーズ3作目にして完結編。いわゆる日常ほのぼの系に近いが(いつも行天のせいでちょっと不穏になるけど)何か好きなんよねこのシリーズ。映画で私の好きな松田龍平が行天役をやってたせいかな・・・。
書名・ヤクザライフ
作者・上野友行
出版社・双葉社
評価・9点
これ面白れーわ!単なるヤクザの日常ルポなんだけど、作者の上野氏が「悪そうな奴はだいたい取材対象」っていう結構ぶっとんだライターさんなので、ヤクザの日常への入り込み度が半端ない(て言うかほぼ身内)。表紙も「ヤミ金ウシジマくん」の作者真鍋昌平氏の描くヤクザでインパクト十分である。最凶に面白いのでお友達にすすめたいが、すすめたら何かまずそうな気がする困ったちゃんな本だ。
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