阪神タイガースドラフト考察2002年ドラフト>林威助

2002年ドラフト7位 林威助 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

林威助選手 年度別成績
年度 球団 試合 打席 安打 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 打率 出塁率
03 阪神 1軍出場なし
04 阪神 143 143
05 阪神 14 417 500
06 阪神 67 82 23 13 24 303 354
07 阪神 115 442 122 15 58 20 89 292 321
08 阪神 66 189 44 13 10 31 249 291
09 阪神 56 102 20 11 16 208 255
10 阪神 69 144 39 22 24 289 319
11 阪神 63 92 15 14 167 174
12 阪神 143 143
13 阪神 000 000
通算   454 1083 270 31 125 51 206 264 298


ドラフト的選手評価・・・C

チーム事情からの起用の遅れ、大事な時期のケガなどがあり主力にはなれず。打撃能力は主力級だったと思う。


超てきとう考察

「松中クラスになる!」管理人イチオシの打者はレギュラーをとれず(泣)

林は入団時から怪我持ちみたいで阪神ファンからそれほど期待されていなかったと思う。管理人も実際に1軍の試合で林を見るまでそうだった。だが代打で起用される林を見て「こんな打者が阪神にいたのか」とびっくりした。それほど打席で雰囲気があったのだ。何というか打席での立ち姿に殺気が漂っているようだった。管理人は「林はそのうち松中クラスの打者になる!」と周囲に吹聴し笑われた。2006年は代打中心だったがレギュラーである濱中(ポジション的に林が先発出場するなら濱中を蹴落とさなければならなかった)よりもこの年の林の打撃力は上ではないかと感じた。レギュラー固定傾向の岡田監督だったため最後まで林はレギュラーとして起用されなかったが・・・。

2007年になって林はついにレギュラーをつかむ。貧打のチームにあって圧倒的な打撃を披露しはじめた。しかし、ケガ・・・・。覚醒したか!?となった直後のケガは本当にがっかりする(2003年の濱中もそうだった)。ケガから復帰後も随所で打撃センスの高さは披露するものの、初期に感じていたような殺気は感じなくなり、逆にもろさを感じることが多くなった(縦の変化球や左投手になると特にもろさを感じた)。また、ケガの影響かどうか不明だがもともと高くなかった守備力も低下していった感もあり、レギュラーは遠のいていった。

初期に林の打席を見て感じだあの殺気は紛れもなく一流打者のそれだったと思うのだが、まさか1度も規定打席に到達せずに終わるとは思わなかった。管理人は打撃に関してのみ言うなら林は天賦の才を持った選手だったと思う。00年代の阪神のドラフト選手中その資質から考えれば林、桜井、狩野はレギュラーにしなければならない選手だったと思う。彼らが1人もレギュラーに到達しなかったという面に阪神の負の面を感じてしまうのだが・・・(林自身にも大いに責任があるのは承知しているが・・)。