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2002年ドラフト5位 中村泰広 超てきとう阪神タイガースドラフト考察

中村泰広選手 年度別成績
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
03 阪神 6.0 10.50
04 阪神 5.0 1.80
05 阪神 3.0 9.00
06 阪神 10.0 3.60
07 阪神 15 29.1 37 12 3.07
08 ハム 1軍出場なし
09 阪神 1軍出場なし
通算 29 53.1 54 29 4.22


ドラフト的選手評価・・・E

もう少しでD評価のE。もっとやれる力はあったと思うのだが・・・


超てきとう考察

1軍で通用する実力はあったと思うのだが・・・嗚呼愛しのチキン・ヤス

社会人の実力派左腕として名が知られており、この年のドラフト選手の中では最初に1軍に定着するのではないかと思われていた。実際に開幕1軍に登録されたが、管理人はマウンドに立っている中村を見て驚愕した。顔がとても「泣きそう・気弱そう」だったのである。見た目だけでなく、なんとなくそんなオーラが出ているようにまで感じてしまった。案の定四球を連発し打者とまともに勝負できず、その姿が星野組長の逆鱗に触れ2軍に幽閉されてしまう。その時から管理人の家で中村は「チキン・ヤス」と呼ばれることになる。

しかしチキン・ヤスはプロ1軍で十分通用する実力があったと思うし、球の質などは同期の左腕江草より上に見えた。投げる球は主にストレートとスライダーだったが、ストレートは球速は130キロ台後半が主ながら数字以上の威力を感じたし、スライダーは(変化球にこのような表現を使用するのが正しいのか分からんが)非常に勢いがあり威力を感じる球だった。スライダーのほうはプロ1軍でも決め球として通用すると感じた。先発としてはどうか分からないが、左の勝ちパターン中継ぎとして十分に主力になれる選手だと思っていたのだが・・・

その後は中村は2軍では問題なく通用するものの1軍ではお試し起用程度の起用しかされず、先発投手が極度に不足した2007年に多少起用された程度で1軍での登板はわずか50イニング程度で引退してしまう。2007年に29イニング投げたが、球が大して速くもない中村が37個もの三振を奪ったあたりにこの投手の素質の一端が垣間見えると思うのだが・・・・

正直、あれだけの球を持ちながら1軍でこの成績、この登板数に終わってしまったのは「首脳陣に嫌われていた」「よほどメンタルに問題があった」くらいしか考えられないのだが・・・。管理人はプロ野球人の成績がそこまでメンタルに左右されるとは考えていないが(プロになるほどの人たちなのである程度のメンタルの強さを元々持ち合わせているという考え)、マウンドでの表情、仕種、1軍での投球内容などを見ると中村はメンタルが弱かったとしか思えない・・(泣)