「日商簿記3級」超独断評価(5段階評価です)
◆難易度 ★★☆☆☆ 2
◆収入力 ★☆☆☆☆ 1
◆就職力 ★☆☆☆☆ 1
◆資格価値 ★★☆☆☆ 2
日商簿記3級と難易度 (難易度2)
■難易度は2としましたが、世間一般では難易度1くらいの評価だと思います。「1週間で合格できる」「商業高校の1年生でも資格を持っているじゃないか」という声もあります。確かにその通りですが、簿記の原理を全く理解していない初心者や数学(算数)の苦手だった人間にとっては意外と苦戦する試験だと思います(管理人が当てはまります)。
■下記の参考資料からも分かるように合格率は試験回によって大きく変動します。これはこの簿記試験の特性で、「上位何%程度を合格させる」という試験方式ではなく、「7割とったら合格」という確固たる合格ラインがあるためです。すなわち試験問題の難易度によって合格率が大きく変動するということです。ただし、試験は年3回ありますので、たまたますごく難しい回に当たってしまったとしても別の回で受験し直すことが容易です。
※参考資料 日商簿記3級の合格率の推移回数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
136回 | 75,049人 | 30,690人 | 40.9% |
135回 | 93,871人 | 45,045人 | 48.0% |
134回 | 85,585人 | 29,025人 | 33.9% |
133回 | 84,846人 | 33,513人 | 39.5% |
132回 | 95,847人 | 30,622人 | 31.9% |
131回 | 83,409人 | 34,294人 | 41.1% |
130回 | 80,887人 | 39,693人 | 49.1% |
129回 | 105,106人 | 52,326人 | 49.8% |
128回 | 93,091人 | 34,075人 | 36.6% |
127回 | 91,077人 | 27,970人 | 30.7% |
当サイト管理人の日商簿記3級勉強法
■管理人にとって簿記は苦手なタイプの試験です。管理人は小学校3年生あたりから算数の授業についていけなくなり、中学、高校時代は数学が全くわかりませんでした。ですから、数字が出てくる問題には嫌悪感がありました。ですから、簿記3級もなめてかかったりはしませんでした。
■管理人はTAC出版のテキスト「簿記の教科書」と「簿記の問題集」で勉強しました。他の教材は使用しておりません。この2冊は初心者にとって非常にわかりやすいものだと思います(慣れている人にとっては易しすぎるかもしれませんが・・・)。どの出版社のものにしろ基本テキスト1冊、問題集1冊をやり込めば合格できる試験だと思います。
■勉強期間についてですが、管理人は1ヶ月半くらい前からちょびちょびと勉強をはじめ、2週間前からギアを入れ替えて一生懸命勉強しました。本番の試験はそこまで苦労しませんでした。簿記3級はセンスのある人なら1週間か〜2週間、管理人のようにセンスなし、数字嫌いな人間でも1ヶ月〜2ヶ月の勉強で合格ラインに到達するでしょう。
日商簿記3級の収入と就職 (収入力1)(就職力1)
■簿記は超有名な資格ですが、就職などで評価してもらうとなればやはり最低でも2級は必要かなと思います。3級は2級への足掛かりというところでしょう。
■管理人も、就職活動で簿記3級を履歴書に書くかと言われれば、書かないと思います。もちろん就職や収入に直接役立たないかといってこの資格が無意味なわけではありません。
日商簿記3級の価値 (資格価値2)
■簿記3級は就職や収入の上昇に直接的に寄与する資格とは言えません。ですが、簿記の知識はいろいろな基礎になっていますので、自営業者であれサラリーマンであれ商売に関連する人間は学んでおくべき知識と言えるでしょう。
■とりあえず何かの資格をとりたいという方にもおすすめの資格です。
■管理人は数字は嫌いですが、簿記の知識は必要な知識だと感じておりますので、今後も勉強を継続していく予定です。とりあえずは2級のテキストはやろうと思います。
本サイト資格の考察場は日商簿記3級の評価、難易度、勉強法、就職活動における価値などについて考察したサイトです。