資格の考察場では管理業務主任者の評価、価値、難易度、年収、勉強法などについて考察しています。

• 資格の考察場

「管理業務主任者」超テキトー評価（５段階評価です）
◆難易度　　　★★☆☆☆ ２
◆収入力　　　★★☆☆☆ ２
◆就職力　　　★★☆☆☆ ２
◆資格価値　　★★☆☆☆ ２　　

管理業務主任者と難易度　（難易度２）

■ぶっちゃけ管理人はこの試験に１度落ちています。「じゃあなんで難易度２なんだよ？」と思われるでしょうが、落ちた最大の原因は勉強期間の短さです。この時管理人は「宅地建物取引主任者」「貸金業務取扱主任者」「管理業務主任者」のトリプル合格を狙っていました（必要にかられてではなく自己研さんや趣味の要素が強いです）。そして宅建と貸金は何とか受かったのですが、貸金試験が終了した後、管理業務主任者の試験までわずか２週間・・・。賢い人なら余裕で受かるのでしょうが、凡人（もしくは凡人以下）の管理人とっては非常に厳しく合格ラインまで１点足りず不合格に・・・（涙）管理人が受験した年は合格ラインがけっこう低かったのでチャンスだったのですが・・・。

■試験を受けてみての感触ですが、管理人が受けた年度の試験レベルであれば、勉強期間が２週間でなく３週間与えられればギリギリ受かったと思います。ただし、これは管理人が直前の宅建試験で民法の勉強をしていたこと（管理業務主任者には民法があります）、多少資格試験慣れしていたこと（３連続で受ければ嫌でも慣れます）などを考慮しています。全くの初心者（不動産系、法律系の資格試験を受けるのが初めての方）であれば２〜３ヶ月は勉強期間をとっておいたほうが無難でしょう。

■難易度に関しては「そこまで難しくない」という感覚です（落ちていながら言うのもなんですが・・・）。宅建より少し簡単かなというところです。２〜３ヶ月ある程度勉強時間がとれれば受かる試験です。資格予備校等の利用に関しては、資格初心者の方は有りかもしれませんが、複数の資格を保持している方は独学（市販のテキスト等を使用）で何とかなるレベルだと思います。

管理業務主任者試験の仕組み

■試験は年１回（多分１２月）です。合格率はだいたい２０％くらい、合格ラインは５０点満点で３５点くらいです（合格ラインの点数は毎年変わります）。試験問題はいわゆる四肢択一でとっつきやすいほうです（宅建と同じです）。科目ごとの足切り点などもなく受けやすい試験であるとは思います。

管理業務主任者の収入と就職　（収入力２）（就職力２）

■管理業務主任者のやることですが、管理組合と管理会社との間に締結される管理委託契約に関する重要事項の説明、管理事務の報告などの業務を行います。設置義務もあって、管理会社では事務所ごとに３０管理組合と管理委託契約を締結するごとに１名の管理業務主任者の設置が必要とされています。ただし、宅建に比べたら設置義務も甘いと思いますので、「管理業務主任者の資格を持っている」という１点のみで就職にすごく有利に働くということはないと思います。

■収入に関しては、設置義務のある資格ですし会社によっては資格手当がつくところもあるでしょう。一応国家資格ですからね！

管理業務主任者の価値　（資格価値２）

■不動産・マンション業界にいる人、そこへの就職を狙う人であればとっておいて損はないと思います。国家資格ですし、設置義務もある上、難易度もお手頃ですから。

■管理業務主任者に合格しているとマンション管理士試験で一部免除があります（簡単に言うと試験受ける前から無条件で５点くれるようなもんです。５０分の５ですからデカいです）。マンション管理士を目指している方は管理業務主任者を足掛かりにするのもよいでしょう（管理業務主任者のほうがマンション管理士より簡単です）。

■管理業務主任者、マンション管理士、宅地建物取引主任者の３資格はいずれも不動産系の国家資格です。試験範囲が重なっている部分もありますので全て取得してしまってもよいでしょう。時間のとれる方ならば１年で３資格ゲットも可能です（試験日が近いのでかなり強行スケジュールです）。が、管理人のような一般の人間は２年はかかるでしょう。

本サイト資格の考察場は管理業務主任者（カンギョウ）の評価、難易度、勉強法、就職活動における価値などについて考察したサイトです。