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アッチソン 〜阪神タイガース最凶外国人列伝〜

スコット・アッチソン投手 年度別成績(日本プロ野球)
右投げ右打ち
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
08 阪神 42 12 104.2 85 26 3.70
09 阪神 75 90.0 81 20 1.70
合計 117 12 12 194.2 166 46 2.77


推定年棒・・・08年 8000万円
       09年 8000万円


最凶外国人列伝的選手評価・・・A

活躍期間は1年ちょっとと非常に短かったが管理人の中ではA評価。09年のセットアッパーをつとめていた時の安定感はレッドソックスでストッパーをつとめている上原クラスだったと思う(日本とメジャーという差はあるが・・・)。阪神に残留して鉄壁のリリーフ陣を結成してほしかったのだがメジャー志向が強かったため09年限りでアメリカに帰ってしまわれた(涙)



アッチソン|でぶぶによる超てきとう考察

セットアッパーとしての安定感は久保田、ウィリアムス以上だった! アッチソン無双!!

最初は先発投手として起用されていたがスタミナ不足が発覚して2軍行き。確かに序盤はいいピッチングをしていても5回、6回に急に打たれ出すことが多かった。シーズン終盤にお試しで先発起用されて、そこで結果を出せなかったら1シーズン限りで解雇コースかなぁと思っていたら、夏場に1軍に戻ってきたアッチソンはリリーフ投手に転身していた。メジャーでも中継ぎ専門の投手だっただけあってなかなかのピッチングを見せ契約が更新される。

2年目のアッチソンは「素晴らしい」の一言だった。キレのあるストレートと落ちる変化球(縦のスライダーだと思うんだがフォークかも)の制球が素晴らしく外角に完璧にコントロールされていた。この年のアッチソンの安定感は正直JFK以上だったと思うし、個人的には巨人でストッパーとして活躍していたころの上原と被る。圧倒的な球威こそないが、抜群のコントロールと落ちる球で打ち取る姿は上原そっくりだった。不調の久保田、ウィリアムス、その他中継ぎ陣の穴を一人で埋めたと言ってよいほどで「鬼神の如き活躍」と評しても大げさではないだろう。またイタリアン・マフィアのようないかつい風貌はセットアッパー・ストッパーにぴったり合っていた!

できれば残留してもらって8回アッチソン、9回藤川という最強投手リレーを何年も見たかったがメジャー志向が強く(プラス家族の意向もあったらしい)帰国してしまった・・・とても残念な気持ちになったのを覚えている。



スコット・アッチソンのメジャーリーグ通算成績!

スコット・アッチソン投手 年度別成績(アメリカメジャーリーグ)
@シアトル・マリナーズ
Aサンフランシスコ・ジャイアンツ
Bボストン・レッドソックス
Cニューヨーク・メッツ
年度 球団 試合 先発 勝ち 負け セーブ 投球回 奪三振 与四球 防御率
04 @ 25 30.2 36 14 3.52
05 @ 6.2 6.75
07 A 22 30.2 25 10 4.11
10 B 43 60.0 41 19 4.50
11 B 17 30.1 17 3.26
12 B 42 51.1 36 1.58
13 C 50 45.1 28 12 4.37
合計 205 10 10 255.0 192 71 3.64

来日前もぼちぼちとメジャーで登板していたが、アッチソンのメジャーリーグでの全盛期は日本から帰ってきてからだろう。絶対的なローテーション投手やストッパーやセットアッパーではないが、中継ぎ投手としてフル回転している(本稿作成時の2014年も中継ぎ絶賛フル回転中!)。もうけっこうな年齢だが40歳超えてもバリバリ投げて欲しいぞ!



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